患者さんが接骨院に対して求めるニーズとは何でしょう?
また、それに対する施術者側の思い(考え方)とは何でしょうか?
さらに、患者さんの求めるニーズと施術者が考える思いとの間では、どのようなギャップが生じるでしょうか? そして、そのギャップを埋めるにはどうすれば良いでしょうか?

今日のテーマはホネホネさんからの提案です。m(__)m

さて、医療機関ではモンスターペイシェントが増えてきていると先日、TVで放送されていました。
学校給食費の支払いを行なわなかったり、子どもの処遇についてクレームを言いにくるなどするモンスターペアレントが学校にやって来る!と放送されていたのがつい先ごろのお話です。
少し前まではクレーマーとも言われていた人たちですが、さらに輪をかけたようなクレーマーで出没する場所ごとに分けるかたちでモンスターなんとかという名前が作られたのでしょうね。

モンスターペイシェントは医療従事者に対して暴言を吐いたり暴力を振るう、医療費の支払いを行なわない、いろんなことにクレームをつけるなど、その言動や行動形態は多種多様のようです。

モンスターペイシェントは近年になってできた言葉ではないでしょうか?
もし昔からあったとしても、少なくとも取り沙汰されるようになってきたのは最近のことですね。

太郎の接骨院ではこれまでモンスターペイシェントとまで認められる人たちを経験していませんが、プチモンスターペイシェント(注:太郎造語)くらいはいましたね。(^^;
太郎の接骨院を訪れたプチモンスターペイシェントの人となりをお話し始めると話がそれてしまいそうですから、これについてはまた次の機会にお話しするとしましょう。

接骨院を訪れる患者さんが私たち柔道整復師に求めること・・・人それぞれによって異なるでしょうが、さしあたり「痛みを和らげて欲しい」と言ったところでしょうか?
患者さんが求めることの第一は、主訴というかたちで患者さんが訴えているでしょう。
それに対して私たちは、少しでも痛みを和らげようと努めます。

でも、近年の患者さんが求めることには幾分変化が伴ってきているようです。
患者さんの中には、「痛みを取り除いて欲しい(痛みをゼロにして欲しい)」という人もいます。
痛みをゼロにして欲しいと言ってもその核心は、少しでも痛みを取り除いて最終的には痛みをゼロにする(治癒)ことではありません。
痛みを、今この場ですぐ、ゼロにして欲しいと望むようになってきているのです。

もちろん、全ての患者さんがそこまで望むのではなく、ごく一部の患者さんに見られる望みですよ。
痛みを和らげることについて望むのであればまだしも、今ここですぐ痛みをゼロにするというのは一部の外傷(肘内障など)を除いてほとんどが無理ですね。(^^;

以前、Colles骨折の患者Aさんが来院されて応急手当(整復および固定)を行ないました。
そして、後療施術について同意を得るために整形外科に対診を行ないました。
整形外科での受診を終えたAさんはその日、もう一度太郎の接骨院にやって来て、「まだ痛いんですけど〜」と言います。
聞いてみると、受傷後の疼痛は整復固定後、大幅に軽減されたと言います。
しかし、それでも痛みはゼロになったわけではなく、やはりまだそれなりの痛みが残っていると言います。

整復固定を行ったとは言え、仮にも骨折してあるのですから痛みがあって当然です。(ー_ー)!!
それを説明するのですが、なかなか納得してもらえなかった記憶があります。

時代の遷り変わりとともに患者さんが私たちに求めることは次第に高くなってきているのかも知れません。
前述したように、求めるものが高くなってきているのは全ての患者さんではないものの、太郎が接骨院を開業した20年余り前を思えば少なくとも増えてきているような気がします。

さて、患者さんの求めに対して柔道整復師が思うところ。
今ある症状(疼痛などの主訴)を少しでも軽減したいと思っているでしょうね。
しかし、それには限界があることはお話しました。

ところで、患者さんが柔道整復師に求めるものはいつも疼痛の軽減とは限りません。
「痛みはあったとしても歩けるようにして欲しい」とか、「おばあちゃんの介護で抱き起こす時の痛みだけでもマシになってくれれば」などと、人それぞれに思うところは異なることでしょう。
ですから、「何が一番困っていることなのか?(主訴)」を聞き出すことが大切なのですね。

余談ですが、高齢の患者さんの中には疼痛の軽減などに求めの重きを置くのではなく、家族の悪口を聞いてもらうことに重きを置いている人もいるようです。(^^;


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