昨日のBlogでは接骨院を受療した患者さんの思いについて考えてみましたが、実際のところはもっと多岐にわたるでしょうね。
太郎が接骨院の患者さんになったのは学生の頃ですから、今になって患者さんの気持ちを推し量ることはちょっと難しいです。(^^;

それに対して柔道整復師の立場としてであれば、現役柔道整復師としてその思いを語ることが可能です。
ただし、ちょっとばかり(?)変わり者の柔道整復師としての考え方です。

これまで施術に当たった患者さんで印象的だった人は数多く存在しますが、今日のBlogでは太郎がある日を境にしてその後の施術を拒否した患者さんについてお話しましょう。

30歳を少し過ぎた主婦Aさんのお話です。
Aさんは確か、足首を捻挫して来院していたように記憶しています。
Aさんは社交的なのか、とにもかくにも口数が多かったのです。

初検時、負傷原因を聞いたり問診するなどした時は、Aさんの話がやや脱線しがちなのか、それとも尾ひれ背びれが付いた話になるのか、一般的な患者さんに比較して少しばかり時間を要する程度でした。

処置の段になってテーピングを施行していると・・・

Aさん:「どうしてテーピングを巻くのですか?」

太郎:「靭帯を痛めているから、しばらくテーピングで固定した方が痛めた靭帯に余計な負担がかからなくて早く治るんですよね」(^^;

上記のような質問に対しては答えるべきだ!と思われるでしょうが、太郎がテーピングを施行する場合はそれに先立って、テーピング固定の必要性を説明し、これを施行することについて同意を得ています。
ですからAさんの質問は、すでに太郎が説明をしてAさんの同意を得てあることについて繰り返しての質問です。(ーー;)

Aさん:「そのテーピングって、かぶれないですか?」

かぶれやすい体質かどうかは問診時にあからじめ確認し、Aさんはそのような体質でないことを確認してあります。(^^;
また、Aさんのテーピングは一般的なホワイトテープを施行しましたが、皮膚の上に直接貼付するのではなく、全ての部分においてアンダーラップを施行しています。

Aさんの質問はこれだけにとどまらず、「散歩をしたいけど大丈夫か?」「自宅で歩くのはどれくらいまでなら大丈夫か?」「食べるもので控えるものはあるか?」など、次から次へとありました。

最初は太郎も「心配性の人なんだろうな」とか「話好きの奥さんなんだろうな」と思いながらがんばってAさんの質問に答えていました。
ただ、初検日の帰り際、Aさんは「私は猜疑心が強いものですから!」と言い、それにはちょっとひっかかりました。

猜疑心(さいぎしん)とは、相手の行為などを疑ったり妬んだりする気持ちを指します。(Yahoo!辞書)
太郎に対してAさんがいろいろと質問するのは、猜疑心が強いからだとAさんは言い訳しています。
と言うことは、「Aさんは太郎のことが信用できないからいろいろと聞くのだ」と言っているのと同じなのです。(ー_ー)!!
太郎は、恐らくAさんは猜疑心の意味を正確に知らずに用いているのだろうと思いました。
例えば、猜疑心の意味をいろんなことに興味を持つ気持ちくらいに思っていたのかも知れません。

翌日もまた、Aさんは太郎の接骨院に現れました。
そして、なぜかまた初検日に聞いてきた質問を繰り返します。
最初はそれに付き合っていました。
しかし、話の途中でまた出ました!

Aさん:「すみませんね〜。どうも私は猜疑心が強いもので!」

それに対して太郎は・・・
「それならお好きな接骨院に行って下さい! 私はあなたを治療できません!」

案の定、Aさんは・・・
「どうしてですか? 何を怒っているのですか? 私は何か悪いことを言いましたか?」

「猜疑心の意味を分かっておっしゃっているのかどうか知らないが、あなたの発言は失礼極まりない! 家に帰って猜疑心の意味でも調べなさい!」
・・・と言って太郎はAさんを追い返しました。

今思い起こしてみると、Aさんの質問攻めには幾分辟易していたせいもあったようです。
こんなことを言ってはいけませんが、太郎にとっては見たくない患者さんだったのです。

柔道整復施術も医療と変わりなく、患者さんと柔道整復師との信頼関係が必要です。
信頼関係なくして施術効果は上がらないと言っても過言ではないでしょう。

実際のところAさんが太郎のことを信頼してくれていたのかどうか分かりませんが、残念ながら太郎の方はAさんのことが信用できませんでした。(^^;
太郎はちょっとばかり(自称)変わり者ですから、気に入らない患者さんはお帰り頂きます。
これまでの間、何名かの患者さんに対して施術をお断りしました。

太郎の経験上、Aさんのように相性が合わない(?)患者さんの場合は経過が芳しくありませんし、何かにつけてクレームを発し、いつしか他の患者さんに対してまで影響を波及させてしまうことが多いように思うからです。

太郎が怒って追い返した患者さんの中には、翌日になってまた訪れて、謝りに来られることもあります。
そのような患者さんの場合はまた来て頂くこともありますが、Aさんはその後、太郎の接骨院には訪れていません。(^^;

でも、むしろその方が良いのです。
Aさんは他の接骨院を受療し、Aさんが猜疑心を持つことなく施術を受けられるようになったかも知れません。
もしかしたら、次に行った接骨院でもまた猜疑心を持ち、太郎の接骨院の時と同様にいろいろと質問を繰り返しているのかも知れません。

いずれにせよ、太郎は気持ち良く施術に携わりたいものですから。(^^;
なお、お医者さんの場合は正当な事由なく診療を拒むことはできません(応召義務)が、柔道整復師にはそんな規定がありません。
ですから、太郎が患者さんの施術をお断りしても、法律上なんら問題が生じないのです。(*^^)v

最後に、今日のBlogでは太郎の個人的な考え方をお話しましたが、これは決して皆さんにお手本を示すものではありません。(^^;


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