解剖学の勉強に苦手意識を持っている(?)学生の方からは時々、その勉強方法について相談が寄せられます。

その人たちの多くは現在、教科書を読んで覚える勉強方法をとっているようです。
教科書を読むのは決して間違いではないのですが、教科書に書かれた長い記述の中からどれを覚えるべきか、何を理解すべきか要点の収集におぼつかず、覚える量は膨大となって(?)その結果、挫折してしまう(?)ようです。

勉強の方法はいろいろとあって、人それぞれに合った方法を採用するのが最も効果的です。
教科書を読むだけで理解できる人もいるでしょう。
要点を書き出すことによって覚える人もいます。
解剖学はいろんな図が出てきますから、その模式図を描いたりするなど目で見て覚えるようにするのも一つの方法でしょうね。

今日のBlogでは、解剖学の勉強につまずいている人に、サブテキストとして用いれば良さそうな本をいくつか紹介しましょう。

「PT・OT 基礎から学ぶ解剖学ノート」「PT・OT基礎から学ぶ運動学ノート」はいずれも、まず図を見て書き込みながら覚え、基礎問題、演習問題と理解度に応じてレベルを上げた問題を解いていきます。

  

Amazon.co.jpでは新品のほか、中古本も取り扱っているようです。
中古本でも良いという方は、これを利用すると良いでしょう。
ただし、中古本の中には新品の価格より高い場合もありますのでご注意下さい。

「カラースケッチ解剖学」以前のBlogでも紹介しましたが、解剖学アトラスのような図が掲載されているところに覚えるべき部分を色鉛筆などで色を塗って覚えられるように工夫が施されたものです。



勉強したいところが解剖学用語に特化する場合であれば、「解剖トレーニングノート」がお勧めかも知れません。
解剖学アトラスのように解剖図が掲載され、覚えるべきところそれぞれの名称を書き入れるようになっています。
ただし、この本は現在絶版となっているため中古本しかありません。(太郎の学校にあるもので平成15年12月発行の第2版第1刷・定価税込み2,625円)



さて、今日のBlogでは解剖学の勉強においてサブテキストとなるようなものをいくつか紹介しましたが、自分の周りの人が行っている解剖学の勉強方法を教えてもらうのもお勧めです。
また、どの勉強にしてもそうですが、興味を持って覚え、それを周りの人(同級生)に対してクイズ形式で出題し合うことです。
何度も反復してクイズのように出し合っていると、いつしか覚えられると思います。
一人でコツコツと勉強して覚えるのが不得意な人は、友だちを利用してクイズ(遊び)にして覚えましょう。


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