接骨院から医療機関に対して患者さんを紹介する際に用いる書類の一つには施術情報提供書がありますが、医療機関側においてもこれに似た書類があります。

診療情報提供書と呼ばれるものです。

診療情報提供書












----------

診療情報提供書

平成15年10月18日

医療機関
担当医   科 整骨太郎先生御机下

○○県○○市○○
○○整形外科
医師 ○○○○

患者氏名・患者住所・電話番号・生年月日
XXXX 性別 男
昭和59年11月20日

傷病名
右肘・右膝関節打撲兼擦過傷兼胸壁及び右手、腹部打撲

患者に関する留意事項


症状経過・検査結果・治療経過
いつもお世話になります。
XXXX君交通事故にて本年10月2日当院初診、以後通院加療しております。
しばらく温熱療法お願いします。
週1回来院予定です。

現在の治療


備考
1. 必要がある場合は、続紙に記載して添付して下さい。
2. 必要がある場合は、画像診断のフィルム、検査の記録等を添付して下さい。
3. 宛先の医師名が不明の場合は、科名のみご記入下さい。

----------

私たちが利用する施術情報提供書に書式が似ています。

交通事故で診療中の患者さんについて、診療を担当する整形外科の方から太郎の接骨院に紹介してくれたものです。
交通事故の患者さんですから、自賠責保険施術として施術を行う必要があります。
従って、施術料金の支払いを行ってくれる損害保険会社にも連絡をする必要があります。

なお、傷病名には「右肘関節打撲」「右膝関節打撲」「右肘関節擦過傷」「右膝関節擦過傷」「胸壁打撲」「右手打撲」「腹部打撲」と、7つもついています。
この場合、診療情報提供書を鵜呑みにして7つの傷病名をつけるのではなく、患者さんの症状を確認した上で傷病名を決めるべきです。
とは言え、既に医師によって傷病名が診断されているのですから、原則としてこれとは全く関係のない傷病名はつけるべきではないでしょう。

柔道整復師と損害保険会社との間で発生するトラブルの一つには、柔道整復師が医師の診断名と異なる傷病名をもって請求するケースにあります。
擦過傷は柔道整復師の業務範囲外となりますから、これ以外の5つの打撲について請求することは可能でしょう。
しかし、症状を確認して、例えば物理学的療法であるとか手技であるとか、柔道整復施術を行う(必要とする)部位をもって傷病名とすべきでしょう。

また、「週1回来院予定です」との記述があります。
と言うことは、週1回は整形外科を受診して、経過を診てもらう必要が生じるわけです。
接骨院と整形外科との重複になるように思われますが、自賠責保険施術であれば問題となりません。
ただし、患者さんに整形外科を受診してもらう日は原則、接骨院で施術を行いません。
よほど施術の必要があって、なおかつ整形外科の方で柔道整復施術に準じる物理学的療法が施行されていない場合であれば、整形外科を受診した同日において接骨院での施術が認められますが、整形外科と接骨院を同日に受診(受療)する必要性がない場合や、整形外科で物理学的療法を受けてあった場合は施術料金の減額対象となる可能性があります。


整骨太郎のホームページ
整骨太郎のひとりごと(Blog)−目次