病院再診料30円上げ−中医協が診療報酬改定案 08年度

中央社会保険医療協議会(厚生労働省の諮問機関、中医協)は13日、公的医療保険から医療機関に支払われる診療報酬の2008年度改定案をまとめ、舛添要一厚労相に答申した。
診療所(開業医)の休日・夜間診療を促すための報酬加算などを盛り込み、患者が集中している病院勤務医の負担軽減に重点を置いた。
焦点となっていた診療所の再診料引き下げは、日本医師会の強い反対に遭ったため見送り、病院の再診料を30円引き上げて病院と診療所の格差是正を図った。

(2月13日付け地方紙夕刊から抜粋)


今年は、診療報酬改定の年に当たります。
医師の診療報酬が改定されると、それにリンクして柔道整復師の施術協定料金も改定されています。
従って、今年には施術協定料金の改定が見込まれることでしょう。
昨年末の2008年度予算編成では、医師の技術料などの「本体部分」を8年ぶりに0.38%引き上げることが決定されています。

2年前の診療報酬改定はマイナス改定であったのを受け、施術協定料金もマイナス改定となりました。
でも今年の改定は、診療所(開業医)の休日・夜間診療を促したり、ベッド数が200床未満の中小病院の再診料を引き上げて診療所との格差を目的に行われます。
また、全国各地で相次ぐ妊産婦の「たらい回し」に対応するため、救急搬送を受け入れる病院の報酬を上乗せしたり、勤務医の過酷な労働条件を改善する目的で報酬が改定されます。

この勤務医対策や産科・小児科対策によって1,500億円の増額が見込まれていますが、このうち「本体部分」のプラス改定で賄えない400億円については、再診料以外の報酬見直しで開業医から財源移転してもらうことになっています。
これによって開業医は、平均で年間40万円の減収となる見込みと言われています。

さて、冒頭では診療報酬の改定によって施術協定料金のプラス改定をほのめかしましたが、医療保険財政が逼迫している今、施術協定料金のプラス改定を期待するのにはちょっと無理があるかも知れませんね。

今年度予定されている診療報酬改定の趣旨を施術協定料金に置き換えると・・・

1) 技術料のプラス改定・・・整復料、固定料、施療料のプラス改定
2) 休日・夜間の急患対応の促進・・・休日加算や深夜加算のプラス改定
3) 財源不足分の移転・・・後療料、罨法料、電療料のマイナス改定

・・・などが予測できます。

具体的には、骨折、不全骨折、脱臼の整復料(技術料)が見直されてプラス改定されます。
また、休日加算や深夜加算もプラス改定されます。
でも一方で、後療料がマイナス改定です。

骨折などの整復料がそれぞれ100円ずつプラス改定されたとしても、その一方で後療料が10円マイナス改定されてしまうわけです。

これでは実質マイナス改定になってしまいそうですね。(>_<)

さて、これからも診療報酬の改定について時々、新聞やTVで報道されるでしょうから、皆さんもその動向に注意しておいて下さい。


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