先日のBlogではK先生からのご相談をもとに、Web上で行う施術所広告と業務範囲についてお話しました。

このときは、広告のうち「どのような外傷に対して施術を行うか?」について取り上げました。
今日のBlogでは、「どのような施術を行うか?」について考えてみましょう。


2) どのような施術を行うか?

まず、「どのような施術を行うか?」については、施術の方法に該当します。
従って、柔道整復師法第24条に規定される「広告の制限」に抵触してくることは言うまでもありません。

施術の方法に関しては、柔道整復師が行う施術(手技等)の名称(××治療法など)にはじまり、施術所に設置している医療器械の紹介も含められるでしょう。

施術の名称には、太郎の知るものではAKAやカイロプラクティック、キネシオテーピング、スパイラルテーピングなどをいくつかのホームページ(HP)で見かけます。

相談をお寄せいただいたK先生からは、「この施術の名称をHP上に掲載することについて太郎はどう思うか?」、また「もし施術の名称をHP上に掲載しても良いと考えるなら、その施術について画像を添えるなどして理論や具体的な施術方法について紹介しても良いか?」というご質問がありました。(^^;

ここでもまた、あらかじめお断りしておきますが、太郎は柔道整復師団体の役員ではありません。
「太郎の発言=正しい!」なんて解釈されてしまうと困ります。(ーー;)

もちろん、正論で述べるならば、例えWeb上であっても柔道整復師法第24条による規制がありますから、それに抵触する内容は掲載できないことになります。(ー_ー)!!

開業柔道整復師の一人として、Web上における広告の現状を見る限りで太郎個人としては、前述した施術の名称を掲載することは今のところ黙認されているように思います。

太郎は現在、自分の施術所を紹介するHPを掲載していません。
でも、もしこれを掲載するとしたら、施術の内容について紹介すると思いますよ。

ただ、太郎の場合、施術の名称についてはこれといって特別な手技を行っているわけではありませんから、これを紹介することは難しいですね。(^^;
せいぜい、施術所に設置した医療器械の紹介にとどまるでしょうか。

もし施術の名称を紹介するのであれば、その名称の掲載にとどまらず、どのような施術方法なのかその概要だけでも紹介してあげると親切でしょうね。

手技等によっては学会が設立されていたり、他のサイトで紹介されていることもあるかと思います。
リンクが可能であれば、学会や関連サイトにリンクを貼ると、より一層患者さんに分かってもらいやすいでしょう。

紹介するものが医療器械であれば、その医療器械のメーカーのサイトにリンクを貼るのも良いでしょう。

太郎がもっとも危惧するのは、手技や医療器械などについてHP上で紹介した場合、医学的な根拠に基づかない広告をしてしまうことです。

例えば、「A治療法という手技でがんが治ります!」なんていうものです。
また、「医療器械Bによる治療を受けると変形性関節症が治ってしまう!」というもの。

健康補助食品でがんが治ってしまう!なんて吹聴すると、薬事法に抵触してしまいます。
手技によってがんが治る!なんていうのも大して変わりませんね。
こういった広告(宣伝?)は、お勧めできません。

医療器械による効能は、せめて医療器械メーカーによって公表されている範囲にとどめるべきです。
医療器械メーカーのサイト内でその医療器械について紹介したページを参考にしたり、医療器械メーカーからもらったその医療器械のカタログには、医療器械による効能が掲載されています。

それを見ても分かるように、そこには、どのような病気やけがに対して効果をもたらすというように疾患名が書かれているのではなく、どのような症状(病変)に対してどのように働きかけるとしか書かれていないはずです。

これらに掲載された内容のままでは患者さんにとっては分かりにくいでしょうから、患者さんにも分かりやすいような表現に置き換えてHPに掲載すれば良いかと思います。


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