先日のBlog「損害保険会社から自賠責保険施術の依頼があった場合」では、自賠責保険施術(交通事故の患者さんに対する施術)を取り扱った場合の一例をご紹介しました。

その中で、柔道整復師(接骨院)が自賠責保険施術料金の請求を行うに当たって、損害保険会社の方から「一括請求でお願いします」という依頼があることをお話しました。

結論からお話しますと、この「一括請求」という用語の意味合いは、損害保険会社(担当者の人?)によっては異なるようです。(^^;

このことについては、bkk先生が損害保険会社3社のサービスセンターに直接、問い合わせをして解明してくれました。

bkk先生には、この場をお借りしてお礼申し上げます。m(__)m

bkk先生の調査によって分かった「一括請求」とは、自賠責保険と任意保険を別々に請求すべきところ便宜上まとめて請求を受けるというものでした。

自家用車をお持ちの方であればお分かりかと思いますが、自動車の損害保険には「(1)自動車損害賠償責任保険(自賠責保険)」と「(2)自動車損害保険」の2つがあります。

(1)自賠責保険は、自動車を運転する上では必ず加入しなければならない強制加入とされているものです。

それに対して、(2)自動車損害保険は任意保険とも呼ばれるもので、任意加入です。

ほとんどの自動車は(1)と(2)のいずれにも加入していますが、中には(1)にしか加入していない場合も見かけます。

また、(1)および(2)はそれぞれで加入するものです。

(1)は自動車の車検に際して加入(更新)するのに対して、(2)は任意保険の保険期間満了日ごとに加入(更新)するものであるため、(1)および(2)は異なった損害保険会社であることも少なくありません。

さて、自賠責保険がA社、任意保険はB社の保険に加入している場合、自賠責保険請求はA社およびB社の2社に対して行うことになります。

交通事故でケガの場合では、自賠責保険からは120万円まで補償されます。
また、自賠責保険と任意保険では、自賠責保険による補償の方から行われます。

従って、前述した例では自賠責保険請求額が120万円までの部分はA社に請求を行い、それを超えた部分についてはB社に請求を行うことになります。

ただし、柔道整復師が自賠責保険施術を行った場合のほとんどが、医療機関に対診するなどしていますから、厳密に言えば、柔道整復師の自賠責保険施術料金と、医療機関での診療報酬の合計額が120万円までの部分をA社に請求することになります。

そうなると、事務手続きも煩雑となりそうです。

それを要領よくするために、「一括請求」という方法がとられます。

「一括請求」では、自賠責保険請求を任意保険の損害保険会社(前述した例ではB社)に対して行います。
この時、施術料金の合計額が120万円を超えるかどうかなんて心配する必要はありません。
とにかく、自賠責保険請求の金額に関わらず、請求を全てB社に対して行うのです。

この場合の支払いは、B社から行われます。


太郎は以前、損害保険会社から「一括請求」での請求を依頼され、その際、一括請求の意味を尋ねたところ、傷病が治癒してから請求するものと教えられたことがあります。

でも、bkk先生が行ってくれた調査結果を聞く限り、これが「一括請求」であれば、ちょっと誤解を招きそうです。

損害保険会社によってはこれを「治癒請求」と表現するところもあります。

太郎がこの説明を聞いたのは、かれこれ20年以上も前(?)のことですから、もしかしたら太郎が聞き間違えたのかも知れません。(>_<)


さて、「一括請求」の意味についてbkk先生は、3つの損害保険会社に対して問い合わせてくれたことを先に述べました。

1回では理解できないような難しい約款が、契約内容によって各社あるとのことです。

太郎のように、「一括請求」の意味の理解があいまいであっても、自賠責保険請求を行うことについて何ら差し障りはありません。(^^;

でも、開業柔道整復師の人たちも多く集うBlogともなった今、「わかりませ〜ん!」で放置するのも良くなさそうです。


そこで、太郎のひとりごとでは、今ここで、自賠責保険請求に用いられる用語の意味について形のうえながら定義づけておきたく思います。\(◎o◎)/!


「一括請求」

自賠責保険請求において、自賠責保険と任意保険の損害保険会社が異なる場合であっても、任保険の損害保険会社に対して請求を行うこと。


「治癒請求」

傷病が治癒(中止または転医を含む)してから、保険請求を行うこと。

損害保険会社(担当者?)によってはこれを「一括請求」と表現する場合がありますが、混同してしまいますから、それは誤りとします!


いかがでしょうか?
これの方が、すっきりしそうです。(^^♪

損害保険会社の人たちも、太郎のひとりごとをご覧頂いていると耳にしています。

今回、自賠責保険施術のお話が話題に上ってきておりますので、HN(ハンドルネーム)でも差し支えありませんので、コメントを寄せて頂ければ幸いです。m(__)m


なお、柔道整復師が自賠責保険請求を行う場合は恐らく皆、前述した「一括請求」であろうと思われます。
これまで太郎は、一括請求しかしたことがありません。

対して、傷病が治癒してから請求する「治癒請求」は、昔(約10年以上前?)であればよく損害保険会社がこれを指定してきましたが、近年では毎月(月毎に)請求する毎月請求がほとんどになってきているように思います。

でも、中には「治癒請求」を指定してこられる損害保険会社もあるようです。

先日のBlogでもお話しましたが、自賠責保険請求において損害保険会社とトラブルが生じるのは、多くが治癒請求を行ったケースです。

従って、損害保険会社が治癒請求を指定してきても、一度は毎月請求を提案してみるのがお勧めかも知れません。


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