ここ1か月ほどの間、太郎の右肩は挙がりにくくなっています。(ーー;)

今までは、どこかに身体の不具合が生じても、せいぜい1週間もあれば治っていたものです。
それが、今回ばかりは長引いています。

先週は、太郎の学校の付属接骨院に患者さんとして立ち寄ってきました。(^^;
その日の接骨院勤務はU先生。


U先生:「どうされましたか?」

太郎:「いやぁ。肩が痛いのよ。挙がらない!」

U先生:「いつ、どのようにして痛くなったのですか?」


接骨院で施術の経験は長くとも、患者さんとしての経験はほとんどない太郎です。
その時ばかりは前日から痛みが増していただけに、ついつい(?)本音が出てしまいました。(>_<)


太郎:「もう1か月ほど前になるかな〜。柔道で。肩車したときだと思うのですが」

U先生:「すみません。そんなに前のケガでしたら、保険施術を行うことができません」


それを聞いて我に返った太郎。
違和感を感じていたのは1か月も前のことでしたが、この日、付属接骨院を受療しようと思ったきっかけは、前夜、肩がうずいたからでした。
また、肩がうずく結果となったのは、その日、太郎の長男の運動会で綱引きに参加したからです。(^^;

太郎の長男の運動会では、親子競技と称して綱引きがありました。
子供と一緒になっての綱引きです。

1か月ばかり前から右肩が挙がりにくくなっていた太郎。
無我夢中になってはさらに肩を痛めてしまうだろうと思って、競技中はそれでも加減していました。
しかし、太郎の緑チームが優勝し、万歳三唱したときばかりは肩への気遣いを忘れて万歳!\(◎o◎)/!
その万歳と同時に、肩には激痛が走っていました。(>_<)

綱引き終了直後、ずっこけた太郎と長男





太郎:「あっ、違った。実は昨日、長男の運動会で綱引きがあって・・・それに参加して・・・痛くなったのよね」

U先生:「綱を思いっきり引いたのですか? それで、その時に痛めたのですか?」


本当のところは、万歳三唱に際して痛めたのでしょうね。
思わず勢いよく万歳したものですから。(^^;

もともと肩が挙がりにくかったから、万歳の動作だけで痛めたのでしょう。
正直に話したら、施術録には・・・

長男の運動会の綱引きに参加。
運動場にて綱引きの後、万歳をすると同時に負傷。


・・・なんて書かれるでしょうね。(ーー;)

ところで、万歳をするだけで、肩を捻挫することってあるのでしょうか?
時々、「腕を挙げる(肩関節屈曲)ような当たり前の動作では、肩関節を捻挫することなんてないのでは?」というお話を耳にすることがあります。

でも、太郎の接骨院では実際、「朝起きた直後に万歳をして身体を伸ばすと同時に肩を痛めた」という患者さんも受療されています。
ですから、万歳をして肩関節を捻挫したとしても、ちっとも不思議はないでしょう。

しかしながら、「長男の運動会で万歳をして肩を痛めた」というのもなんか恥ずかしく、U先生にはついついウソ、ついてしまいました。m(__)m

患者さんは、時に体裁を気にして負傷原因についてウソをつくことがある。


患者さんから負傷原因を聴いた時、時に負傷原因と負傷部位やその程度に違和感を覚えることがありますが、そんな時って、もしかしたら患者さんが体裁を気にするなどして虚偽の申告をしているかも知れません。

このような場合、患者さんが虐待を受けている可能性があるとか、明らかに辻褄が合わないようであれば、さらに問診する必要があるでしょうね。
でも、今回の太郎のように、虚偽の申告をしても辻褄が合っている場合は案外、見逃されやすいでしょう。

さて、接骨院を受療する患者さんは、身体のどこかに不具合を訴えているものです。
不具合の多くは「痛み」でしょう。
今回の太郎も、右肩に痛みを訴えて受療しました。

太郎が肩の痛みを自覚したのは、約1か月前のことです。
でも、この時は付属接骨院を受療していません。
実は付属接骨院を受療するまでの間は、自分の接骨院でマイクロ照射をしたり、インドメタシンを塗るなどしていました。(^^;
一般の患者さんであったとしても、自宅でシップをするなどして痛みをしのいでいることも少なくなさそうです。

それで症状が改善されれば良いのですが、症状が改善される気配がなかったり、症状に悪化を見て日常生活などに不具合を感じ始めると、受療するきっかけになりそうです。

今回の太郎は1か月前の受傷が最初で、付属接骨院受療の前日にまた新たに受傷しています。

1か月も前の受傷を負傷年月日と申告すれば、接骨院では保険施術の適応としづらいですね。
負傷から相当の日数を経て初検で受療した場合は急性外傷(または亜急性外傷)とはいえず、療養費支給申請書の摘要欄に、負傷から初検までにいたる加療の様子を記載する必要が生じます。
例えば、「自宅で湿布を施行するなどしていたが、症状に改善を見なかったため受療した」など、負傷から初検までに何故、日数が開いてあるかの理由を記すわけです。

上記の負傷から初検までにいたる加療の様子を摘要欄に記載することは、柔道整復師の団体によって取扱いが異なります。
実務に関しては、所属されている柔道整復師の団体等にお問い合わせ下さい。


骨折では、負傷から何か月も経過して初検としても、医師の依頼による拘縮後療などでは問題はありません。

ただ、捻挫や挫傷であれば、負傷から相当の日数を経過して初検となった場合、ケース(保険者?)によっては減額や不支給の対象となるそうです。

太郎の接骨院でこれまでにあった負傷から初検までの間が開いているケースでは、せいぜい1か月前の負傷といったところですが、このような申請はほとんどないに等しいです。
このような場合では前述したように摘要欄への記載を行いますが、これまでに不支給や減額となったことはありません。
しかし、約1か月前の負傷で摘要欄への記載を行っても、実際に不支給や減額となった開業柔道整復師の方もおられるようです。

結論として、1か月以上も前の負傷では、急性外傷または亜急性外傷としては認めらにくいと考えた方が良いのかも知れません。(太郎の個人的な見解)

今回の太郎はうまい具合に(?)、付属接骨院受療の前日に、明らかな負傷原因がありました。
その結果、付属接骨院では保険施術を受けることができたのです。

これが、綱引きでの負傷がなければ、U先生であれば保険施術として見てもらえなかったかも知れません。

患者さんの立場にある太郎としては、何年も前の古傷であればまだしも、せいぜい1か月前の負傷であれば、保険施術の適応として見てもらいたいものですね。

今回の患者さんとしての太郎の場合、「(1)約1か月前の受傷」と「(2)前日の受傷」とでは、施術(治療)を行う上ではいずれの情報も必要なのですが、保険施術を行う上では(2)の方を申告してもらう方が有難いですね。

しかし、冒頭で太郎がU先生に対して申告した負傷原因を見てもお分かりなように、患者さん側にしてみれば、(2)よりも(1)を優先して申告する傾向にあります。

今回の太郎の(2)に当たる負傷原因ははっきりとしたものであったため、記憶に残っていましたが、ケースによっては患者さんの動作に伴う負傷でありながら無自覚のうちに負傷してあるものも少なくありません。
また、(2)ばかりか(1)の負傷原因にしても、同じことがいえるでしょう。

従って、開業柔道整復師が保険施術を行おうとする場合は、患者さんに対する問診テクニックが要求されるでしょう。

しかしながら、些細な動作に伴って負傷した場合は誰でも、時間の経過に伴って忘れてしまうものです。
ですから、日ごろから、患者さんには痛みを感じたらなるべく早めに受療することをお勧めしておくことが賢明でしょう。

今日のBlogでは、太郎が患者さんになった立場で感じたことを述べさせていただきました。m(__)m


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