施術録は、施術が完結した日から5年間、保管しなければなりません。


柔道整復師の施術に係る算定基準の実施上の留意事項(抜粋)
(平9.4.17 保険発57)(平18.5.23 保医発0523001)

第6 施術録について

1 療養費の支給対象となる柔道整復師の施術については、別添の記載・整備事項を網羅した施術録を患者毎に作成しておくこと。
なお、同一患者にあっては、初検毎又は負傷部位毎に別葉とすることなく、同じ施術録に記載すること。また、施術明細を書ききれない場合は、別紙に記載して施術録に添付しておくこと。

2 地方社会保険事務局長及び都道府県知事との協定及び契約又は関係通知等により、保険者等に施術録の提示及び閲覧を求められた場合は、速やかに応じること。

3 施術録は、施術完結の日から5年間保管すること。


ここでいう「施術完結の日」とは、転帰が「治癒」、「中止」および「転医」と確定された施術日を指します。
従って、転帰が「継続」のもの以外を指します。
なお、私たちの療養費支給申請書の転帰にはありませんが、「死亡」という転帰もこれに含まれます。

例えば、Aさんの施術を行っていて、平成20年10月10日をもって前述した「継続」以外の転帰が確定した場合、10月10日が施術完結の日となります。
この時、負傷年月日や初検年月日は関係なく、最終の施術日の転帰をもって判断します。

施術録の保管期間は、その施術完結の日から5年間ということです。

前述したAさんの場合では、平成20年10月10日からまず5年を加えます。

平成20年 + 5年 = 平成25年


ここで得られた平成25年10月10日というのは、平成20年10月10日から数えた5年後にあたる「応答日」と呼ばれる日です。

なお、施術完結の日から5年間という場合は、5年後の応答日の前日までということになります。
すなわち、Aさんの場合では・・・

起算日・・・平成20年10月10日
5年後の応答日・・・平成25年10月10日
5年後の応答日の前日・・・平成25年10月9日


・・・ということになります。

従って、Aさんの施術録は平成25年10月9日まで保管しなければならないわけです。
厳密にいえば、平成25年10月9日の日付けが10日に変わるまでです。
ですから、平成25年10月10日になれば、施術録は破棄することが可能となります。

【補足】
施術録を破棄する場合は、シュレッダーにかけるなど、復元が不可能となるようにしなければなりません。


ところで、傷病名が複数ある場合は、どのように取り扱えば良いでしょうか?

傷病名が1つだけの場合では、その傷病の転帰が継続以外で確定となった最終施術日から5年間、保管すれば良いことになります。
傷病名が複数ある場合では、後に転帰が確定となった方から起算して5年間とします。

すなわち、傷病Aの施術完結の日が平成20年10月10日、傷病Bの施術完結の日が平成20年10月18日であれば、施術完結の日が遅い方の10月18日を起算日とします。
この場合、施術録の保管期限は平成25年10月17日となるわけです。


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