現在、Blog本文枠外(左側)において、施術録をまとめる単位についてアンケート調査を実施しています。
皆さんのご協力をお願いします。m(__)m
なお、アンケートはPC対応となっています。


開業柔道整復師の人たちからは時折、対診できる医療機関がないと耳にします。

だから、骨折や脱臼等、後療施術において医師の同意を要する外傷には応急手当のみ行い、その後は患者さんの都合が良い医療機関を受診してもらうように促しているとのことです。

そのような方法でも決して間違いではありませんが、そうしているうちいずれ、骨折や脱臼等の外傷患者の来院は途絶えてしまうかも知れません。

中には、不全骨折か、骨損傷を伴っていない外傷かも知れないと推測できる患者さんもいるとのこと。
そのような患者さんに対しても、「骨折しているかも知れませんので」と説明した上で応急手当を行い、医療機関への受診を促している人もいます。
このようにして医療機関への受診を促した患者さんの中には、「骨折していなかった」としてまた、その開業柔道整復師の先生の元にやって来るといわれます。

さて、このようにして医療機関への受診を促された患者さんは、受診先の医療機関ではどのようにいっているでしょうか?

「接骨院を受診したのですが、そこでは骨折しているかも知れないからといって、病院を受診するようにいわれました」

太郎の知る限りでは、ほとんどの患者さんは接骨院を受療したことを医療機関に告げて受診しています。

医療機関を受診する前に接骨院を受療したことを告げられた医師の側にしてみれば、どのように受け止めるでしょうか?

ある整形外科医の先生のお話によると、医師によっても捉え方は人それぞれでしょうが、依頼状などの文書もなしに患者さんに対して医療機関への受診を促しているので、柔道整復師は施術を放棄しているの? それとも、検査結果を知りたいの? と、疑問を感じざるを得ないそうです。

さて、冒頭でお話した開業柔道整復師の人たちは、対診ができる医療機関がないといっていました。
この人たちがいう、対診できる医療機関というのは、そこの医師と顔見知りであるとかいうふうにとらえているのかも知れませんね。

対診先の医師を知っている(知ってもらっている)のに越したことはありませんが、対診を行うにあたっては、何も対診先の医師と顔見知りである必要は全くありません。

骨折を疑う患者さんに、どこでも良いから適当な医療機関への受診を促そうとするのであれば、依頼状(または施術情報提供書)などを交付して受診してもらうようにします。

依頼状をはじめとする文書の記載方法については、これまでのBlogを参考にして下さい。m(__)m
業務上の文書に関する話題−目次

なお、対診先の医療機関の医師氏名が分からない場合、依頼状などの文書の宛名はどのようにするのかという質問もよく寄せられます。

医師氏名が分からない場合は、「主治医先生 侍史」とします。

対診先には複数の医師がいて、どの先生に診察してもらえるか分からない場合もこれを用います。

なお、複数の医師がいる医療機関でも、A先生に対診をお願いしたい!と指名する場合は、「A先生 侍史」と特定することも可能です。
ただし、この場合はA先生の診察日・診察時間に合わせて、患者さんに受診してもらうようにします。
患者さんが対診先を受診したときにA先生が不在の場合は、その時に診察に当たっている医師が代わりに診察してくれることになります。

対診先の医療機関名が分かっているときは、医療機関名を記載するようにします。

【例】○○整形外科 主治医先生 侍史

どの医療機関を受診するか不明の場合は、医療機関名を省略しても構いません。

【例】主治医先生 侍史


柔道整復師が施術に携わろうとする場合、対診できる医療機関は絶対に必要といっても過言ではありません。

必要に応じて対診を行わなければ、施術には大きなリスクを伴うともいえるでしょう。

ですから、開業柔道整復師の方でこれまで対診を行ったことがない方は、今後、対診の必要性を感じた患者さんが受療された場合、躊躇することなく依頼状などの文書を作成し、どこでも良いですから適当な医療機関に対診を試みてみることです。

対診先の医師によってその対応もさまざまですが、対診を重ねているうちに対応にも変化があるかも知れません。

でも、少なくとも対診できる医療機関がないからと早合点して、対診を怠ることだけは辞めておきましょう。


整骨太郎のホームページ
整骨太郎のひとりごと(Blog)−目次