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骨損傷の分類の一つに、「外力の働き方による分類」というのがあります。

骨折部に、どのような力が働いて骨折が起こったか、それによって骨損傷を分類するものですね。

その中の一つには、屈曲骨折(bending fracture)がありました。

屈曲骨折というのは、骨に対して屈曲する力が作用して骨折したものを指します。

この屈曲骨折は、さらに、外力の働き方によって3つの型に分類することができました。

第1型:膝に棒を当てて両手で折るような骨折。

第2型:生木の枝を折るような骨折で、骨の一側が固定されて他側に屈曲力が働き発生する。

第3型:桶のタガを両手で押しながら左右両壁を接近させると、その上下が屈曲して弾力性の限界を越え、上下の1か所もしくは上下2か所で骨折する。


1年生の初めのころ、柔道整復学総論で習うお話ですが、覚えていますか?

ところで、太郎は先日、散歩の折に、長男が通う小学校の運動場にて1本の枯れ枝を拾ってきました。
そして、その枯れ枝を用いて、先に述べた屈曲骨折の1型および2型が発生する様子を実験(?)してみました。
今日のBlogでは、その実験の様子と結果をお話しすることにしましょう。

まずは、屈曲骨折の第1型から。

さ〜て、タネも仕掛けもない1本の枯れ枝です。
この枝の左右を持って、「へ」の字になるように曲げてみましょう。

両端を手前に曲げるようにして折る





少しずつ力を入れていくと、パチッという音とともに、折れ目が入りました。

中央上部から折れ始める





折れ目が入ったのは、枝の中央部の上の方です。
「へ」の字でいうと、山の頂点部分から折れ目が始まっています。

折れ目は上から下へと進んでいく





引き続き力を入れていくと、折れ目は次第に、上から下へとまっすぐに進んでいきました。

さて、これが第1型の屈曲骨折です。

教科書では、棒の中央に膝を当てるなどして折り曲げていくとありますが、先に示した実験では、棒のようなものを当てていませんね。

もちろん、この実験に際して「へ」の字の屈側(折れることによって角度が小さくなっていく側)に、棒のようなものを当てて曲げても同じような結果がみられます。

しかし、実験結果からも分かるように、左右から曲げる力が「へ」の字の中央に集まるようにすれば、何も棒を用いることもなく、第1型の屈曲骨折が発生するのです。

この時、左右の手で曲げる力は同じでなければなりません。
また、曲げていく速さも同じでなければいけません。
左右の曲げる力や速さに違いがあれば、折れ方はまっすぐではなく、斜めになります。

この実験を骨折に置き換えてみましょう。

長い骨の両側に、骨を「へ」の字に曲げるような外力が働いたときに発生する骨折です。
骨折線は、両側から働いた外力が集約するほぼ中央で、外力が働いた側(画像では上の示指側)から始まります。
その骨折線は、骨の横軸(短軸)方向に、まっすぐと走ります。

第2型の屈曲骨折は、次回のBlogでお話しましょう。

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