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前回のBlogでは、第1型屈曲骨折が起こる様子を枯れ枝を用いて実験しました。

今日のBlogでは、第2型屈曲骨折について実験してみましょう。

第2型屈曲骨折は、木にはった枝を折るような骨折です。

すなわち、枝の一方が固定されたところへ、反対側に屈曲力が働いて折れるものです。

枝は、幹となる木から出ていますね。
この場合、幹に近い方が固定された側となります。

右=固定、左=手前に曲げる





上の画像では、右手で持った方を固定し、左手で持った方を手前(矢印方向)に曲げるようにします。
分かりやすくいえば、右手の方は一切動かさず、枝をその位置のままにしておきます。
そして、左手の方だけで枝を曲げていくのです。

そうすると、折れ目は画像上の上の方から始まり、斜めに走り始めました。

すなわち、折れ目の始まるのは、屈曲力が働いたのと同じ面(左手で屈曲させようと押した側=上側)です。
そして、その折れ目は固定された側(右側)に向かって進んでいきます。

上から折れ始める





さらに、左手で手前に曲げていくと、折れ目はどんどんと右(固定された側)に向かって進んでいきます。

斜めに折れ進んでいく





これが、第2型屈曲骨折の起こっていく様子です。

この実験を骨折に置き換えると、次のようになります。

長い骨の一方が固定されて、反対側の一方から屈曲力が作用した場合に起こるのが第2型屈曲骨折です。
骨折線は、屈曲力が作用したのと同じ面から始まります。
そして、固定された側に向かって斜めに、斜骨折を形成しながら骨折線が走ります。


これより以下は、骨折学各論を履修した人でないと分かりにくいお話となります。(2年生以上の人でないと分からないかも知れません)m(__)m

例えば、Colles骨折は、骨折部に屈曲力が働いて発生します。

Colles骨折では、骨折部に掌側凸の屈曲力が作用して、掌側から背側上方に向かう骨折線を形成しました。

これを、先に述べた第2型屈曲骨折が起こる考え方に当てはめると、次のようになります。

屈曲力が作用した側=掌側(屈曲力が作用した面)
固定された側=骨折部より近位側(肘関節側)

Colles骨折は、手掌をついて転倒するなどして発生します。
地面に手をついて起こるためか、固定された側は手関節側(骨折部より遠位側)だと思っている人も少なくありません。

しかし、骨折線の走行をみても分かるように、Colles骨折において固定されているのは肘関節側なのです。

ところで、Smith骨折は、逆Colles骨折ともいわれます。
だからといって、何でもColles骨折とは逆だとは限りませんね。

Smith骨折の骨折線は、背側に始まって掌側上方へと走ります。
ですから、屈曲力が作用した側は背側となりますが、固定された側はColles骨折と同様に骨折部より近位側(肘関節側)となります。

なお、上腕骨顆上骨折(伸展型骨折・屈曲型骨折)でも同じように、屈曲力が作用した側や固定された側があります。

骨折線が始まった面(側)や骨折線の走行をみて、考えてみましょう。


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