「グルト体操、よぉ〜いっ!」

「にぃ、さん、さん、しぃ、ごぉ、ろく、やんやん♪」



太郎の骨折学の講義を受講された人であれば、誰でも知っている(?)グルト体操です。

ここで、グルト体操をご存知でない方のために、少し補足しておきましょう。

「柔道整復学」の教科書(理論編)には、骨損傷の癒合日数として、グルト(Gurlt)の骨癒合日数が記されています。

「柔道整復学−理論編 改訂第4版」
(古い版の教科書)・・・P.40
「柔道整復学−理論編 改訂第5版」
(今年の4月から新しくなった教科書)・・・P.41


昨年まで発行されていた第4版の教科書には、グルトの骨癒合日数が以下のように記されていました。

指骨 ――――― 2週間
肋骨・中手骨 ――― 3週間
鎖骨 ――――― 4週間
前腕骨(橈骨・尺骨) ――― 5週間
腓骨 ――――― 5週間
上腕骨 ―――― 6週間
脛骨 ――――― 7週間
下腿両骨 ――― 8週間
大腿骨 ―――― 10週間
大腿骨頸部 ――― 12週間


グルトの骨癒合日数は、骨が硬化する日数(仮骨硬化期まで)の目安を指しています。
分かりやすくいえば、骨折が起こったとき、その骨がくっつく日数の目安ですね。
ただし、骨がくっつく日数の目安というのは、骨折が治ってしまう日数ではありません。(ー_ー)!!

この骨癒合日数は、骨折学の総論で学習します。
ですから、1年生のころに習う分野ですね。

とはいえ、この日数は大切で、国家試験を受験するころでも覚えていなければなりません。

でも、1年生の最初のころに習ったところだけに、3年生にもなると、いつしか忘れている人も少なくないようです。

そこで太郎は、グルトの骨癒合日数を身体で覚えられるように、これを体操にしてしまいました。(^^♪

それが、グルト体操と呼ばれるものです。
また、別名、やんやん体操とも呼ばれています。

ところが、この春に第5版の教科書が発行されて、グルトの骨癒合日数に関する記述が以下のように書き換えられました。\(◎o◎)/!

中手骨 ―――― 2週間
肋骨 ――――― 3週間
鎖骨 ――――― 4週間
前腕骨(橈骨・尺骨) ――― 5週間
腓骨 ――――― 5週間
上腕骨骨幹部 ――― 6週間
脛骨 ――――― 7週間
下腿両骨 ――― 8週間
大腿骨骨幹部 ――― 8週間
大腿骨頸部 ――― 12週間


書き換えが生じたのは・・・

(1) 「指骨(2週間)」の記載がなくなった。
(2) 「中手骨」が3週間から2週間になった。
(3) 「上腕骨」「上腕骨骨幹部」という記載にかわった。なお、日数は6週間のままで変わりなし。
(4) 「大腿骨(10週間)」「大腿骨骨幹部(8週間)」という記載に変わった。(名称および日数に変更)

・・・という部分です。

というわけで、グルト体操にも改正を加えざるを得なくなったようです。(>_<)

さて、太郎のBlogをご覧になっている皆さんの周りには、「太郎の講義を受講したことがある!」なんていっている人がいるでしょう?

もし、その人が太郎の骨折学講義を受講した人であれば、きっとグルト体操を知っているはず!
ただし、今日のBlogでもお話したように、前の教科書に記載されている日数という条件付きですけどね。(^^;

一度、見せてもらいましょう!

なお、どうしてグルトの骨癒合日数が書き換えられたのか、その検証は今後のBlogに委ねることにしましょう。


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