N先生は、整骨院を開業してから今年で7年目になる開業柔道整復師です。

近隣にある複数の医療機関とも連携がとれているというN先生。

中でもS整形外科からは、そこの患者さんを紹介されて、後療を依頼されるまでになっているそうです。


私たち柔道整復師が、整形外科に対して患者さんを紹介したり、対診を行うことはよくあることですね。

それとは反対に、整形外科の方から私たちに対して患者さんを紹介してくれることは、そうあることではありません。

これは、整形外科の先生が、患者さんを紹介した接骨院(整骨院)の柔道整復師を信頼してくれている証(あかし)です。


さて、S整形外科からN先生のもとに患者さんが紹介された場合、これまでは患者さんがS整形外科からの「紹介状」をたずさえていました。

ところが、今回S整形外科から届いた「紹介状」は、患者さんが持って来るのではなく、患者さんがN先生の整骨院を訪れるよりも一足先に、FAXで届いたそうです。


これまでN先生は、S整形外科から患者さんが紹介されるたびに「お礼状」を郵送したり、S整形外科まで持って行ったそうです。

手間というほどではないものの、「お礼状」を郵送したり、持って行ったりすることに少しばかりのわずらわしさを感じていたN先生。

今回、S整形外科から届いた「紹介状」がFAXであったのを見て、自分もS整形外科に対してFAXによる「お礼状」を出しても良いものか考えているそうです。


さて、皆さんがN先生の立場なら、どのように考えますか?

*   *   *

太郎の接骨院でも、N先生と同じように、整形外科から患者さんが紹介されてきます。

整形外科から太郎への紹介状


上の画像は、太郎の接骨院に紹介されてきた際に、患者さんがたずさえてきた「紹介状」です。

この「紹介状」は、名刺よりも一回り大きいサイズです。
ちょうど、ポケットティッシュと同じくらいの大きさです。


患者さんが紹介されてきた際に、整形外科に対して送りつける「お礼状」には、2つの意味合いがあるでしょうね。

一つは、患者さんを紹介してくれたことに対するお礼です。

そして、もう一つは、「紹介してくれた患者さんが確かに自分の接骨院に来てくれましたよ」という報告です。

*   *   *

いずれにせよ、自分の接骨院に対して患者さんを紹介してもらった場合には、紹介してくれた医療機関に対して何らかのかたちで連絡をすべきでしょう。

そこでN先生のお話に戻りますが、例え整形外科の方から届いた「紹介状」がFAXによるものであったとしても、私たち柔道整復師から送りつける「お礼状」は文書(紙)によるものであるべきでしょう。

FAXによる返信は手軽でしょうが、そこに書かれる内容は、患者さんの個人情報に関わるものです。

また、FAXによる送信であれば、番号の打ち間違いによって誤ったところに送信される可能性も考えられますね。


たまに、「医師(医療機関)に対する文書を、メール(e-mail)で送信しても良いか?」という質問を受けることがあります。

これもまた、太郎の考え方ではダメですね。


患者さんの紹介や対診など、患者さんの個人情報に関わること以外であれば、メールによるやり取りでも構わないでしょう。

でも、内容が患者さんの個人情報(症状や経過に関することも含みます)に関わることであれば、文書(紙)によるべきです。


なお、「お礼状」を郵送した場合の切手代や、医療機関まで持って行った場合の交通費は、必要経費として計上できます。

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