勇一(ゆういち):右寄り、肉体派、快活、過去を担当
英雄(ひでお):左寄り、内向的、静か、現在を担当
理人(りひと):優柔不断、頭脳派、欲望に忠実、未来を担当



理人:ふむふむ

勇一:やあ!理人!なにしてるんだ?

理人:日本が復活の20年になるためにどうするか、考えていたんだ。

英雄:おお、いいね…それでなにか良い案は思いついたか?

理人:とりあえず、前回話した『人口減少と少子高齢化』、特に『生産年齢人口の急激な
減少』への取り組みを庶民がすることができないか考えたんだ。

英雄:ほう…それで?

理人:前回、政治の政策の面で何ができるか、色んな党のことを知って考えたけど、結局
問題はただ一つだった。お金がない。これこそが問題の根幹にあることなんだよ。この問
題に、具体的な方法を考えているのか、抽象的な認識なのかに政党の差があったんだ。あ
とどの角度で少子高齢化を解決するためのお金を増やそうとしているかとかね。

英雄:お金があればたいていのことは解決するってことか。

勇一:マネーイズパワーだな!

理人:それで庶民がどうすればいいのかだけど、結論から言うと寄付することがあげられる。
寄付を求めている保育施設や保育系企業、保育士、赤ちゃんや幼児を育てている親、小児科
のある病院や小児科医など、子供に関係する組織や人にお金が行くようにすることが必要だ。
彼らがお金を沢山もらえて、子供を育てる人は大きなメリットがあるってことを世の中の常識
にするんだ。

勇一:赤ちゃんがいっぱいいたら少子化が解決するしな!

英雄:でも、子供のいない人や子供がもう大人になってる人なんかにとってはマイナスなん
じゃないか?

理人:そうでもない。子供が増えて、生産する人が増えれば、税収が上がって年金も沢山も
らえるようになるし、リタイヤする年齢を引き上げなくて済む。小さな子供がいない大人に
もおいしい話だ。高齢者になっても働くのは良いことだが、年金をもらいながら働くのと年
金をもらえずに働くのでは安心感も生活の質も違うよね。つまり、小さな子供へお金をかけ
ることは未来への投資なんだ。今子供に投資したお金の何倍ものお金が将来返ってくると思
えば、お金を使うのも楽しい。子供がたくさんいれば移民もその分減って治安も良くなるし、
税収が減って周辺国に軽くみられて攻められる心配も減る。

勇一:移民を沢山受け入れなくて済むのはでかいな!

英雄:これからはグローバル社会なんだから移民くらい受け入れないとやってけないよ…勇
一兄さん。世界市民として他の国の人とも仲良くしないと。

理人:まあ移民が増えることには賛否両論あるとおもうけど、小さな子供が増えることで日
本の税収が増えて、日本の国力が強くなって、日本の立場が良くなることは悪くないよね。

英雄:それが子供たちへ投資することで実現するんだな。ただ…寄付って言ってもどうやっ
てすればいいのか。具体的に俺たちは何をすればいいんだ?

理人:単純に寄付をもとめている保育園に寄付するのも一つの手だよね。ただ、それだけじ
ゃ保育士に直接お金が入るわけじゃないから、別のルートで保育士の収入になるようにする
必要があるかもしれない。

勇一:別のルートってどんな方法だ!?

理人:例えば直接知り合いの保育士にお金を渡すとか。一年間に110万円以上保育士が色
々なところからお金を受け取ると、贈与税がかかっちゃうけどね。贈与税がかかっても得す
るくらい渡さないとね。あと、仕事以外の収入ということで副業に引っかからないようにし
ないと。まあ働いてるわけじゃないし、世の中は副業解禁の流れみたいだから大丈夫だとは
思うけど、保育士に迷惑が掛からないようにした方がいいね。

勇一:保育士の知り合いなんていないぞ!

理人:今はネットがあるから検索エンジンやSNSで検索すれば候補がヒットすると思うよ。
その人の中から良さそうな人を見つけて贈与すればいいんじゃないかな。もちろんあらかじ
めその人に許可確認をとってからね。

英雄:なかなかハードルが高いな…そして私一人が保育士に寄付しても子供の出生率に影響
しないような気がするんだが

理人:確かに一人、二人だけ寄付しても子供は増えないかもしれない。でも、一人、二人と
贈与するようになれば、それが三人、四人、百人千人と続いていって、国民の大半がその流
れに乗っかるようになるかもしれない。以前、タイガーマスクがランドセルを寄付したとい
う流行があったけど、あんな感じで拡散して大きなうねりになったら、世の中が変わってい
く。それも一時期の流行だけじゃなくて、毎年、あるいは毎月保育士記念日みたいなの作っ
て、その日は保育士に寄付するみたいな流れができたら面白いと思わない?

勇一:面白い!

理人:直接贈与するだけじゃなくて、他にも色んな支援の仕方がある。例えば商品やサービ
スに保育士割引をつけて、保育士になることが社会的にお得になって保育士の地位を高める
のも一つの手だ。あとは保育士と遊ぶときは食事をおごったり、商品を売上げた粗利の何パ
ーセントかを保育士に寄付するってのも面白い。そういう寄付をする人や企業をたたえて、
そういう保育士のために行動する存在が増えるようにしたら、保育士不足も大幅に改善する
んじゃないかな。今は保育士を例にあげたけど、赤ちゃんを育てている親、子供に関係のあ
る企業や人に寄付する流れを作って、「親になるなら日本」っていうイメージがつけば、海
外からも子育て世代の若くて優秀な人材が集まってきて、国内からも国外からも日本の少子
化を止めるうねりになっていくと思うんだ。子供を大事にする国日本を作るのは僕たちなん
だよ。

英雄:少子化はなんとかなるかもしれないな…だが高齢化はどうするんだ?子供が増えても
年寄りは減らないぞ?

理人:子供が増えれば、年配の人を支える人が増える。そして、介護職の人も適正な人数に
して、今後増えていく高齢者を支えるようにしていくんだ。つまり高齢化の問題は少子化を
解決することで同時に解決に向かうんだ。

勇一:なるほどな!これで日本も安泰だな!やるじゃねえか理人!よく考えた!すごいぞ!

理人:ありがとう。ハードルはあるだろうけど、それを乗り越えて行動できれば、本当に明
るい未来が待っていると思う。贈与も直接お金を渡す以外にも、今はpolcaってサービスがあ
って、少額なら保育士の友人を支援したりもできる。2000円giveっていう毎月誰かにお
金を2000円分渡すって習慣を持つライフエンジンってコミュニティがある。そういうと
ころで月2000円寄付するって習慣を身に付けるのもいい。そこで寄付するための、お金
を稼ぐ方法を身につけるのもありだね。
※ライフエンジンへのリンク
https://jmatsuzaki.com/lifeengine_subscribe

英雄:いっぱい情報があるな…とりあえずなにすればいいんだ?

理人:できることをやっていけばいいと思うよ。寄付するための貯金を貯めてもいいし、ラ
イフエンジンに入るのもいい。保育士のための割引商品を作ってもいい。でもまずは僕のブ
ログにコメントして、作戦会議をするのがいいんじゃないかな。ブログをブックマークして
定期的に読んでもいい。そんなところかな、
今回考えた日本復活の20年への秘策は。

英雄:おう…今回はなかなか良かったな。また色々聞けるのを楽しみにしてるよ

理人:こうご期待!