実はこの『パレスチナ』という本なのだけれど2ヶ月ほど前にふらりと買物に行ったVillage Vanguardで購入したのね。
何気なく目に留まった「パレスチナ問題」をテーマにしたコミックの単行本で作者はジョー・サッコという1960年マルタ島生まれのアメリカ人。
彼は 『コミック・ジャーナリズム』のパイオニア でもある。
日本でいえば「ゴーマニズム宣言」や「戦争論」などの小林よしのりに当たるのかな。(笑)
パレスチナ
私が購入を決めた理由はこの本の序文でエドワード・サイードがジョー・サッコのペンによるこの『パレスチナ』という本を賞賛していたから。
イスラム報道
私はエドワード・サイードの本を読んでパレスチナ問題や中東に対する知識を増やした過去があるので「これは間違いなく面白いはず」と思ったの。
この『パレスチナ』はさすがサイード先生がプッシュするだけあってあるがままの占領地区の姿やパレスチナ難民の姿が浮き彫りになっている。
インフラの整備が恐ろしく整っていない居住地区やイスラエルによるさまざまな差別としかいえない規制、暴力など生々しく描かれている。
しかし内容は生々しいのにどこか温かみを感じるのは作者のジョー・サッコの人柄が本全体に現れているから・・・じゃないかな。
基本的に飲酒をしない戒律なので砂糖入りのお茶で客を振舞うことがイスラム教徒の礼儀だし、彼らが外国人の友人を尊重して丁重にもてなす姿も描かれている。
もともとイスラム教は東と西の中間で貿易を行う砂漠の商人の宗教だから、客人をもてなすことが文化の1つでもあるのよね。
それにしても「亡国の民」はこんなにも母国を欲するものなのだということを疑似体験できるという意味は大きかった。
日本にいると母国は存在していて当たり前だからね。
我が国「日本」は島国で周りを海に囲まれているため戦後の一時期を除けば他国に侵略されることもなく独立を保ってきたわけでその点はイスラエル人やパレスチナ人から比べれば非常恵まれていると思う。
でもそのことに気がついている日本人って少ないと思うな。
かく言う私もその1人だったし。
素朴な疑問のインタヴューと占領下で生きるパレスチナ人の実情をありのまま描いたこのコミックは「コミック・ジャーナリズム」という分野のパイオニアであるジョー・サッコのこんな呼びかけが聞こえてくるような作品だと思う。
「まずはパレスチナのことを知ってくれっ!」
そう、サイード先生も言うようにまずはみんながその問題を知ることが解決の糸口となっていくのだから・・・
※クリックお願いします。
(^人^) オ・ネ・ガ・イ♪
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何気なく目に留まった「パレスチナ問題」をテーマにしたコミックの単行本で作者はジョー・サッコという1960年マルタ島生まれのアメリカ人。
彼は 『コミック・ジャーナリズム』のパイオニア でもある。
日本でいえば「ゴーマニズム宣言」や「戦争論」などの小林よしのりに当たるのかな。(笑)
パレスチナ
私が購入を決めた理由はこの本の序文でエドワード・サイードがジョー・サッコのペンによるこの『パレスチナ』という本を賞賛していたから。
イスラム報道
私はエドワード・サイードの本を読んでパレスチナ問題や中東に対する知識を増やした過去があるので「これは間違いなく面白いはず」と思ったの。
この『パレスチナ』はさすがサイード先生がプッシュするだけあってあるがままの占領地区の姿やパレスチナ難民の姿が浮き彫りになっている。
インフラの整備が恐ろしく整っていない居住地区やイスラエルによるさまざまな差別としかいえない規制、暴力など生々しく描かれている。
しかし内容は生々しいのにどこか温かみを感じるのは作者のジョー・サッコの人柄が本全体に現れているから・・・じゃないかな。
基本的に飲酒をしない戒律なので砂糖入りのお茶で客を振舞うことがイスラム教徒の礼儀だし、彼らが外国人の友人を尊重して丁重にもてなす姿も描かれている。
もともとイスラム教は東と西の中間で貿易を行う砂漠の商人の宗教だから、客人をもてなすことが文化の1つでもあるのよね。
それにしても「亡国の民」はこんなにも母国を欲するものなのだということを疑似体験できるという意味は大きかった。
日本にいると母国は存在していて当たり前だからね。
我が国「日本」は島国で周りを海に囲まれているため戦後の一時期を除けば他国に侵略されることもなく独立を保ってきたわけでその点はイスラエル人やパレスチナ人から比べれば非常恵まれていると思う。
でもそのことに気がついている日本人って少ないと思うな。
かく言う私もその1人だったし。
素朴な疑問のインタヴューと占領下で生きるパレスチナ人の実情をありのまま描いたこのコミックは「コミック・ジャーナリズム」という分野のパイオニアであるジョー・サッコのこんな呼びかけが聞こえてくるような作品だと思う。
「まずはパレスチナのことを知ってくれっ!」
そう、サイード先生も言うようにまずはみんながその問題を知ることが解決の糸口となっていくのだから・・・
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