2020年11月21日

父との約束、おかげさまの心。

本日は朗人さんの日記より、感動の実話をどうぞ。


「おかげさま」の一生

藤尾秀昭氏「小さな人生論」(致知出版)からです。


ラジオで聴いた若いOLの話である。

彼女の生家は代々の農家。もの心つく前に母親を亡くした。だが、寂しくはなかった。父親に可愛がられて育てられたからである。

父は働き者であった。3ヘクタールの水田と2ヘクタールの畑を耕して立ち働いた。村のためにも尽くした。行事や共同作業には骨身を惜しまず。ことがあると、まとめ役に走り回った。

そんな父を彼女は尊敬していた。父娘二人の暮らしは温かさに満ちていた。

彼女が高校3年の12月だった。その朝、彼女はいつものように登校し、それを見送った父はトラクターを運転して野良に出ていった。そこで悲劇が起こった。居眠り運転のトレーラと衝突したのである。

彼女は父が収容された病院に駆けつけた。苦しい息の下から父は切れ切れに言った。

「これからはお前一人になる。すまんな・・・・」

そして、こう続けた。
「いいか、これからは“おかげさま、おかげさま”と心で唱えて生きていけ。そうすると必ずみんなが助けてくれる。“おかげさま”をお守りにして生きていけ」

それが父の最後の言葉だった。

父からもらった“おかげさま”のお守りは、彼女を裏切らなかった。親切にしてくれる村人に彼女はいつも「おかげさま」と心のなかで手を合わせた。彼女のそんな姿に村人はどこまでも優しかった。その優しさが彼女を助け、支えた。

父の最期の言葉がA子さんの心に光を灯し、その光が村人の心の光となり、さらに照り返して彼女の生きる力になったのだ。





以上です。如何でしょうか。

「与えたものが受け取るもの(因果律)」とはよく言ったもので、おかげ様がおかげ様を呼び、良循環が生れます。

その道は自他をを生かす道となり、しぜん、豊かな人生へと繋がる。

そして何より、それを実行されたA子さん。

流石お父様のお子さんですね。

直の心とは、正にこう言う事です。


それでは今週も「和顔愛語」で、楽しい連休をお楽しみ下さい。

Posted by seitai227 at 16:41│Comments(0) 痛みの拠り所 よもやま話 

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