整体日和。

整体師の極私的日常を書き綴っています。

2005年08月

京都蛸匠(たこしょう)

ねぎかけ恒例の整体実習。
今回は経絡のことや指先の感覚についていくつか思うところがあったので、あまり順序にこだわらず、じっくりと確認しながら進めさせてもらいました。

左腰のあたりにこれまでにない張りがあったので、聞いてみると痛みがあるとのこと。現状の私の施術レベルでは、かえって無用な緊張を与えてしまう気がしたので、しばらくそっと掌を当てて、患部が少しゆるんだことを確認してから指鍼を施しました。

ばくだん今にして思えばMETも試みておくべきだったと反省。仮に対症的であっても限られた時間の中で、それなりに患者さんに痛みの改善を実感していただけるような工夫もプロとしては必要ですね。

その後、中野駅前のたこ焼屋・蛸匠へ。ねぎかけとばくだん(うずら卵入)を注文しました。ここ2週間ばかり沖縄料理に浮気していたせいもあってか、たこ焼きの味がとても新鮮に感じられました(^Q^)

Cosmic Dance

最近、経絡についてあれこれ考えていたら、ようやく意義がみえてきたものがいくつかあります。昔学んだことのある「外丹功」というのもそのひとつです。

両足を肩幅くらいに広げて自然に立ち、両手の中指を下に向けたままで、手首や肘のあたりから上下に揺すります。その振動を少しずつ大きくして、肩、腰、足にまで広げていき、最後には全身が揺れるような感じになります。
知らない人がみると、痙攣しているみたいでちょっと怪しいかも(笑)

でも効果は抜群で、ほんの数分間やっただけでも、毛細血管の隅々まで血行がよくなり掌や肩のあたりからジワ〜と温かくなってくるのが体感できます。そのまま一時間くらい続けてみるのもよいですし、毎日継続することで慢性的な肩こりや冷え性にも効果があると思います。

ちなみに寝転がってこれをおこなえば、西式健康法の毛管運動と呼ばれている体操と同じになりますね。また野口整体の活元運動なども(決まったカタチがないので個人差もあるでしょうけど)同様の効用を含んでいるように思います。

さらに太極拳などで知られている「スワイショウ」という運動がありますが、大きくみればこの動きの中にもそうした揺さぶりの要素が含まれているような気がします。vibrationからspiral waveへといった感じでしょうか。
このあたりはライフワークとして、今後じっくりと取り組んでいきたいテーマでもありますね。

Eros & Logos Notebooks

無印ノート無印良品にて新製品らしきA5ノートを2種類購入。

一冊は完全な無印・・・じゃなくて白紙です(笑)商品名は「週刊誌ノート」。こちらは浮かんだアイデアを自由に書き留めたり、それらを縦横無尽に結びつけたりするのに重宝しますね。

もう一冊は絵コンテを書き込めるようなマスが8つずつ入っている珍しいタイプの「週刊誌4コマノート」。こちらはカテゴリーや時間軸に沿って考えを整理するのに役立ちそうです。

さすがは無印。たかがノートといえどなかなか考えられていますね。
個人的にそれぞれEros、Logosノートと命名したいと思います。

それではイデアの泉へLet's Dive!

流れを導く

指鍼の練習をしていると、ついラインに沿って隙間無く指を当てていかなければ、コリがほぐれにくいような気がしてしまうのですが、先生からは「もっと間隔はあけても大丈夫」というアドバイスを何度かいただいており、正直そんなもんかなぁ〜と半信半疑な気持ちでいました。
一方でテンポというかライン上を指が移動していく速度については、それなりの基準があるようで、早くても遅くても宜しくはないらしい。

・・・で、今頃になってようやくハタと気づきました(^^;)!
指鍼で刺激を入れているのは、あくまで「経絡」だということです。経絡に沿って全身の気血の流れを促進させることが一番の目的であるとすれば、少しばかり表面上の間隔があいていても支障はなく、むしろうまく流れを導くことができているかどうかが重要になってきます。
どうもこれまでは一指毎の圧の強さやタイミングにばかり気を奪われて、そうした流れについてはほとんど注意を払うことはありませんでした。患部を点でしか捉えておらず、あとは単に順序を追いかけていたに過ぎなかったわけですね。

それにしても、このような経絡的な観点であらためて見直してみると、過去に学んだことのある外丹功や八段錦、さらには八卦拳の八母掌なども、まさに各経絡を開いて気血の流れを導くための優れた手段であることが、あらためて実感されてきます。

この道の先輩方からすれば、何をいまさらと笑われるかもしれませんが、個人的にこれは血行、いや結構、大きな発見かも!

はじめてのiTMS体験

遅ればせながら、ついにiTunes Music Storeにてアルバム初購入。

moon danceAnn Sally 「moon dance」

数年前にたまたまラジオから流れてきた彼女のナチュラルで心地よい歌声にウットリ・・・ふと我に返ったときにはアーティスト名を聞き逃していました(^^;)かろうじてmoon danceというタイトルと、なぜかニューオーリンズで医学の研究をしているらしい、という話だけは記憶に残っていたのですが、これではさすがに情報不足。いつしか忘却の彼方へ・・・。

今朝、何の気なしにiTMSでジャズのカテゴリを眺めていたところ、Ann Sallyという名前をみて確信!まさかこんなところで再会できるとは・・・さすがにちょっと感動しましたね、Apple万歳(^^)/

ちなみにこのところ不思議とアップルストアライブの話題を繰り返し耳にしていたのですが、なんと彼女も参加していた模様。イキタカッタナ・・・。

Ann Sally's Official site
6月にママになったばかりとか。おめでたい!

ストレス!?

職場のタマちゃん自宅で飼っていた熱帯魚のタマちゃんをしばらく職場に居候させてもらうことにしました。
飼い主である私があまり家にいないので、ペットとしても寂しかろうと思ったのです(ホントはそのほうが幸せなのかも)。

職場ではさっそく皆さんからチヤホヤされて、やっぱり連れてきた甲斐があったねぇ〜と素直に喜びたいところなのですが・・・どうも体に異変が起きているようで、ヒレの先に赤いデキモノが発生。さらに白い綿状のモノも付着しています。

急に水質が変わったせいなのか、刺激が増えたことによるストレスなのか、まだハッキリした判断はできませんが、とりあえず来週の経過をみて、今後の処置を決めたいと思っています。

Don't let your hands job

台風11号が首都圏に接近中・・・というかモロに頭上を通過中な20時過ぎ。少し迷いましたが、恒例の整体実習のため友人宅へと向かいました。風はほとんどなく雨もパラつく程度なのが、嵐の前の静けさのようでかえって不気味。。

友人宅に着いてしばし雑談の後、いざ施術開始。いくぶん慣れも出てきたのか、次はココその次はココと、順序だけはわりあいテキパキと進められるようになり、とりあえず時間配分については問題なさそうです。
しかし!リズムに流されて以前よりも感覚がおろそかになっているような気が・・・。
「Don't let your hands job!」という言葉を忘れずに、一回一回を新たな気持ちで練習に臨みたいものです。

帰る頃にはさすがに雨足が強くなっていました。油断大敵。

プチオフ会

今夜はこのブログで知り合ったTさんと初顔合わせ。これまでのやり取りから百戦錬磨の猛者を勝手に想像していましたが、実際はとても気さくで紳士的な方だったのでホッとしました(^^;)

整体の話に始まり、なんといっても話題は武術へ。ひと昔前までは毎日のように武術談義を繰り返していた気がしますが、最近ではすっかり丸くなったせいか(?)そんな機会もほとんどなくなっていました。

やっぱりご本人から直接伺う体験談というのは面白いですね!しかも武術の場合はまさに身をもって体験する話が多いので、聞いているだけでも実感が湧いてきます。
他にも数々のヒミツな話が飛び交い、久しぶりにエキサイティングな語らいのひとときを過ごすことができました。楽しい時間の過ぎるのは早いもので、話がつきないまま、残念ながら閉店の時間に・・・また近々お会いする約束をして、お互い家路に着いたのでした。

カラダの声を聞く

実質的に有休のはずが午後から短め会議7時間。。
休憩中、上司が喫煙スペースで倒れた、という声を聞きつけ慌てて現場へ。我々が駆けつけた頃には、すでに意識は回復しておられたので、とりあえず関係者に報告。そうこうするうち救急車が到着し、病院へ運ばれましたが、検査の結果は特に異常無しとの知らせにひとまず安堵しました。

ここしばらく公私ともにかなり多忙な日々が続いておられたようで、相当に疲労が蓄積していたのでしょう。お盆前に話した際に、ギョッとするほど酷く疲れたお顔をされていたことが、少し気にはなっていたのですが・・・。

仕事があれば無理をしてでも出社してしまうような意志の強い方ですから、おそらくは体のほうが耐えかねてストライキを起こしたのではないかと思われます。強制的に休養させようというわけです。

間違っても仕事の遅れを取り返そうとして、さらに無理を積み重ねるようなことにだけはならないように、しばらくは充分に静養されることを祈りたいです。

同じく連日残業を続けておられるスタッフの皆さまもどうかご自愛のほどを!

貧乏揺すり

今日は職場のイベントで午後から4時間座り通しだったのですが、よくみていると貧乏揺すりをしている人が何人か目に付きました。
確かにあまり行儀のよい仕草とはいえませんけど、長時間同じ姿勢でじっとしていることのほうが、体にとっては不自然なわけです。貧乏揺すりのように自発的に揺さぶりを加えることで血行障害も解消され、いわゆる「エコノミークラス症候群」の予防にもつながるのでは・・・なんて、皆さんが熱弁を振るっておられる間についそんなことを考えていました(^^;)

夜は帝国ホテルに移動して盛大なパーティー。誰もが美しく着飾って、美味しい食事とお酒に酔いしれながら、賑やかに談笑している光景は豪華絢爛、さながらこの世のパラダイスのようでした。

私のほうは宴もそこそこに華やかな会場をそっと抜け出して、近くの友人宅を訪問。「鳥飼」の爽やかな味が心に染み入りました(^^)

縁切り神社

ここ数週間は、MET(マッスルエナジーテクニック)という技術を勉強しています。これは物凄く簡潔に書けば、関節が動きにくいほうから動きやすいほうへと動かしながら一定の負荷をかけることで、結果として動きにくいほうの可動域が改善されるという原理にもとづいたテクニックです。原理はとてもシンプルかつ科学的で、おそらく操体法の原理とも共通するものがあるように思われます。

ただ実際に人相手におこなうとなるとそう簡単ではなく、状況に応じて組み方もいろいろで、一度や二度ではなかなか覚え切れるものではありません。う〜む、これはちょっと復習の仕方を工夫しないといけませんねぇ。

話は変わりますが、先週末、職場のY嬢からオススメ本を所望されたので「本ならいくらでもあるよ」と豪語しました。しかしいざ自宅の書棚を探してみると、民俗学、心理学、哲学、宗教、整体、武術・・・といったおカタい書物ばかりで、意外に文学作品が少ないことに気付き愕然…_| ̄|○

数少ない少ない選択肢の中から、田口ランディの「スカートの中の秘密の生活」を取り出しパラパラとめくってみたのですが、うら若き新卒の乙女に薦めるにはいささかドギツ過ぎかも・・・ともすればセクハラ扱いされかねません(x_x;)
そんなわけで若干ソフトな「縁切神社」をセレクト。これならきっと気に入ってもらえるはず!

スカートの中の秘密の生活


縁切り神社

雨水浸透ます

雨水浸透ますプチ禁酒宣言から早くも一週間。一日だけ友人と飲んだ以外は、アルコールとは無縁の清らかな生活を送っています。何でこんな簡単なことが十年以上もできなかったんでしょうか(^^;)

雨が降ったり、急な仕事が入ったりで、毎朝のんびり散歩に出られたわけでもありませんが、前夜に飲まない分、早起きも難しくないことだけは分かりました。そのかわり、午前零時を過ぎると急激に眠くなってしまいますけどね。

ところで写真は毎朝目にする看板です。もう何千回も見ているはずなんですが、今ひとつ意味するところがよく分かりません(^^;)いったい三鷹市は我々住民に何を伝えたかったのでせうか?教えて偉いヒト!

デジカメが欲しぃ〜

以前からレンズ口径が大きいデジカメが欲しいなとは思っていたのですが、最近早朝の薄暗い風景なんかを撮っていたら、ますますその思いは強くなってきました。ここ数年愛用しているPENTAXのOptioSはコンパクトな割りに画質もクリアで満足しているのですが、惜しむらくは暗い場所になると細部が潰れやすい点。

そんなわけで明るめのレンズを備えた機種を物色していて目にとまったのが「OLYMPUS C-760ULTRA ZOOM」です。
なんと光学10倍レンズを搭載しながら\16,800(カカクコム最安値)という驚きの超低価格!

ちなみに上位機種のC-770では画素数が若干増え(400万画素)、MPEG4動画にも対応してプラス1万円。
オトク度でいえばやっぱりC-760ですかねぇ。
う〜ん、迷うなぁ。。

中野「ちむ屋」

ちむ屋昨夜は友人宅での整体練習3回目。はじめてひととおり全身を施術させてもらったところジャスト一時間でした(^^)v
最後に骨格調整のための歪みをチェックして終了。次回は簡単な調整もできたらいいなと思っています。

施術後は、友人宅のすぐ近くに発見した沖縄料理店「ちむ屋」で食事。
ゴーヤーちゃんぷるーと沖縄そば、田芋のフライドポテトなどをいただきましたが、どれも家庭料理のような手作りの味わいでとても美味しかったです。
しかも安い!次回はタコライスと中味イリチーを食べてみたいなぁ。

お酒のほうはオリオンビール、泡盛は常盤、請福をオーダー。
4日ぶりのアルコールはさすがにちょっと新鮮でした(^^)

玉川上水沿いを散歩

玉川上水昨夜は長い会議で帰宅が遅くなったため起床も7時半に。。

散歩にでてしばらくは涼しかったんですが、8時を過ぎると急激に日差しが強くなるんですね。なんだか夏休みの宿題を思い出してしまいました。

よくみると鯉が写っていますね。

Rain Dance

紫陽花昨夜はアルコールの禁断症状と闘いながら「スローダンス」を観てウルウル。やはり予見した通りの結末に向かっているような気がするぞ。
少し仕事をしていたら午前零時過ぎ。さすがに眠くなりあっさり就寝。それにしても凄い雨音ダナ。

5:50am起床。よし降ってないやと安心して外に出たとたんパラパラ・・・。少し濡れながら公園を歩く。紫陽花がけなげに咲き残っていたので撮影。さてウチに戻ってコーヒーでも淹れよう。
雨降りを悔しがらないことも人生を楽しむコツ・・・ですよネ。

5:30am起床。

朝の井の頭公園目覚まし時計は6時にセットしていたので、まずまずのスタートかな。
わらじを履いて井の頭公園をのんびり歩き、奥の林のほうで小一時間ほど稽古。
帰宅してシャワーで汗を流した後は、アスパラなんか茹でてコーヒーで軽い朝食。
うん、われながら絵に描いたような優雅な朝だなぁ。
明日も早起きするぞー!

プチ禁酒宣言!

昨夜、僅かに残っていたワイン、ウィスキー、ビールが一斉に空になりました。そんなわけで、今この部屋にアルコールと名の付くものは皆無の状態です。
よい機会なので、仕事先のサイトに連載中のTetsuya兄ぃへのリスペクトも込めて(?)、今日からしばらく禁酒にチャレンジしてみたいと思います!

正確にいえばお酒を減らしたいというより早起きを習慣にしたいんですね。
朝の清々しい空気を吸い込みながら、静かな公園を散歩したり、武術の稽古をしたり、コーヒーをすすったり。
夜な夜なグラス片手にだらだらネット徘徊しているよりは断然いい・・・はずですから。

とりあえずの目標は10日間。その先はそれから考えるということにします。
証拠写真として朝の風景でもブログに連載しようかな。

あ、ひとつ大事なことを書き忘れていました。
禁止するのは独り酒だけ。
なので飲みにはいきますよ、フツーに(^^)v
え、そりゃ禁酒じゃないって?
・・・ではプチ禁酒ということで。

女性の施術

指鍼の技術では、全身の力をいかに瞬間的に指先に集約できるかという、かなり武術と似たところがあるようです。これは女性の方々の施術を受けているとつくづく実感されますね。

意外かもしれないのですが、教室の仲間ウチで施術を受けている限りにおいては、女性のほうが力が強いと感じる場合が断然多いのです。指や腕の力だけでは、何時間も施術を続けることができなくなってきますので、誰しも次第に全身の力を効率よく使うようになってくる傾向はあるのですが、男性(というか自分)の場合は、如何せん肩のあたりで力が滞ってしまいがち。

一方で女性のフォームを観察していると、腰を柔らかく使って弾力のある力を生み出しているのがよく分かります。おかげで細腕から信じられないくらいの力がでています。ギャ〜!

う〜む、結局は武術と同じ課題に行き着いてしまうわけですな(泣)

自堕落な休日

蒸餃子今日はお盆休みをいただいてウチでのんびり。考えてみれば実に2ヶ月ぶりの休日です。完璧に引き篭もりますよぉ〜。

とはいえ出勤時間になると自動的に目覚めてしまうのが、似非リーマンの哀しい性。。とりあえず起きてメールチェックなど済ませ、ふたたびお昼まで二度寝しました。汗だくになりながら惰眠を貪るのはなかなかの快感ですねー。

久しぶりに蒸篭を引っ張り出して、餃子を蒸してみました。蒸篭を使うと独特の艶が出て、本当に美味しそうに仕上がるんですよ。好吃!(^Q^)

沖縄料理満喫!

沖縄料理原稿の受け渡しをかねて渋谷で一杯。
桜ヶ丘方面を歩いていたら、沖縄料理の店が目についたので、そのままGO!
お腹も空いていたので、ゴーヤチャンプルーにラフテー、ヤギ刺・・・とジャンジャン注文。お酒のほうもオリオンビールに始まりいったい焼酎を何杯飲んだのやら、う〜ん覚えてないや(^^;)

残念ながらお店の名前を失念してしまったのですが、狭いながらも友達のウチに遊びにいったような雰囲気でとても寛いだ気分で過ごせました。
最近、沖縄がマイブームになりつつあるような気が・・・近所のニライカナイにもぜひ一度行ってみたいなぁ。

はじめての施術2

友人宅での出張整体練習、今回は二回目。
夜遅くアパートを訪ねると、炎天下の営業まわりでちょいお疲れ気味の友人。疲れているところ申し訳ないなぁと感じつつ、いやまてよ、整体ってそういうときにこそ有効なんじゃないか?と自己弁護してみたり・・・(^^;)

あれこれ具体的に勉強していると、ついついどこかに故障や痛みを訴えてこられる患者さんのことばかり想定しがちですが、実際にはなんとなく慢性的に疲れがとれなくて困っている方だって少なくないでしょう。

今はまだ基本手技を練習している段階ですが、だからといって指先の感覚に集中するあまり、患者さんの全体的な様子を観察することを忘れてはいけないなと再認識。

身体の隅々まで丹念に緩めていけば疲れやコリは確かに解消するわけですが、たとえばちょっとした言葉がきっかけで、ふっと緊張が緩んで一気に全身がリラックスすることだってあるはず。技術のみに偏らず、そんな経験も忘れずに深めていきたいものです。

施術のほうは、前回よりは気持ちに余裕もあって、わりにテンポよく進められたような気がします(^^)コリのひどい部位はハッキリしているので、今後は全体の歪みを調整できるような診立ての勉強も必要ですね。

帰りは中野駅前のたこ焼き屋で軽く乾杯。
関西出身のおニイさんが一人でやっている小さなお店なのですが、個性的な常連さんが多くアットホームな雰囲気が漂っています。たこ焼きをつつきながらビールを飲んで、TVのニュースをぼんやり眺めていると、とてもマッタリした時間を過ごせて、一日の終わりにピッタリな感じ。
なんだかこのコースが定着しつつあるなぁ。

パオ

おなじみ東中野のパオにて翻訳家のS女史と密会。いつも肉料理中心のオーダーになるのですが、中央アジア遊牧民のエスニックな料理は、見た目とは裏腹にアッサリと薄味で、薬膳のようにヘルシーで心地よい食後感。トマトとセロリのピザが(゚д゚)激ウマー!

ちなみにお酒はGUINNESSと泡盛をいただきました(最近、なんだか続くなぁ)。
存在の透明感とともに心の柔らかさがますます際立っておられるS女史と、古今東西流れのままに話し込むうち、気が付けば日常のペルソナは剥がれ落ち、私の素顔もまた久しぶりに自然な微笑みを取り戻していました。

これだから中央線ライフはやめられない!

leaf

leaf手塩にかけて育てられた茶葉。
お湯を注げば芳醇な香りがたちのぼる。

八十八夜の言の葉を丹念に育てていこう。
誰かの食卓にひとときの安らぎを運ぶleaf。

Guitar Kids Rhapsody

骨格模型今日は骨格調整の授業。
やけにリアルな骨格模型を片手に、人体のあれこれについて3時間とくとくと語り続ける先生。
授業時間をオーバーしても質問があればどんどん答えてくださる。
生々しい解剖写真を惜しげもなく広げ、骨や椎間板の微妙な色や形についての詳しい説明が続く。
骨盤から脊柱が伸びた模型をぐるぐると振り回しながら楽しそうに話される姿は、まるで初めてギターを買ってもらったばかりの少年みたいだ。
途中ふと我にかえられたのかポツリと一言。
「オレって解剖学好きなんだよな〜、ハハハ」
センセイ、ちょっとコワイです・・・・。

恵比寿「Inishmore」

先週の基本手技のレッスンで大きなヒントをいただき、さらに平日にも友人相手に練習ができたおかげか、ようやく刺激の入れ方について、それなりに確信を得ることができた気がします。ちょっと一安心。

順序や部位に関しては、何も考えずとも繰り返しているうちに覚えられるものでしょうけど、手技の技術となるとそういうわけにはいきませんからね。似て非なるものになってしまいます。

Inishmore刺激の入れ方が分かってくると、次はさらに細かい注意点がでてきます。部位によって圧の強さ、指の深さも変えなければなりませんし、力をブラさず集中した刺激が入るように、動きながらも指先で目標点を常にキープしている必要があります(といっても瞬間的な時間の中でのことなのですが)。
まぁ、あんまり詳しく書いてしまうのもアレなので、メモ程度に記録をしておきます。

ちなみに昨夜は、職場の友人オススメの恵比寿のアイリッシュパブ「Inishmore」にいってきました。繁華街からは少し離れた場所にあるので、まさに穴場という言葉がピッタリのお店。ビールもGuinnessをはじめとしてかなり充実していますし、なにより本場のパプの雰囲気が体験できること請け合いです!

病いの効用

ちょっと大げさにいえば、私の人生の方向を変えるきっかけとなった一冊です。

いちおう整体についての内容ではあるのですが、腰椎がどうとかそういう類の話はまったく出てきません。身体のみを切り離して考えるのではなく、個々人にとっての「体験」や「物語」あるいは「関係」といった、どちらかといえば内面的な観点から「病い」というものの本質にアプローチしています。

心と身体の関係については昔からずっと関心があったのですが、いろいろと本を読んでみても、なんだか分かったような分からないような、曖昧な印象しかなかったのが正直なところでした。

そんな私も20代半ばを過ぎた頃、突然真っ暗な穴に落ち込んで絶望の日々を過ごすことになりました。そしてなんとかその暗闇から這い出そうともがき苦しむ過程で、いやおうなしに心と身体の深い関係を思い知らされることに・・・結局、本当にそれを知るためには「体験」が必要だったわけですね。

そのときの恩人が、この本の著者である瀬川先生。慈愛の心に満ちた厳しくも優しいお姿は、思い出すたび今でもジーンと胸に響きます。

病いの効用―からだの体験、こころの創意(瀬川毅著)

《目次》
はじめに "愉気"というものについて
第1章 私たちにとって"体験"とはなにか
第2章 母と子をつなぐ"物語"の役割
第3章 "物語"に語られ、そして忘れ去られた体験
第4章 思春期の危機とファンタジー
第5章 "眠り"の効用と可能性
第6章 "痛み"の創意
第7章 "病い"の効用
第8章 老いの自覚と自然の発見
第9章 いわゆる「精神分裂病」の治療について
補章 眠り、疲労、過敏症などについて

妹の力

年初に今年の卦を出したところ「困」卦を得ました。
離れ離れの陽爻が三つの陰爻に阻まれて身動きが取れなくなっている、文字通り「困った」状態です(笑)

この半年の間にも折に触れて興味深い事象がいろいろと現れてきましたが、たとえば今の職場の状況というのも、そうした顕現のひとつといえるかもしれません。というのも職場全体の男女比を考えれば、それほど偏りはないはずなんですが、どういうわけか私の席を取り囲むような具合に女性スタッフの席が配置されているのです(^^;)

こういう風に書くと、きっと羨ましがる男性諸氏の方々もおられるかもしれませんが・・・ええと・・・(略)

それでも男ばかりの職場だった頃には知る由もなかった、女性というイキモノに関する発見も数多くあり、それなりに面白いものでもあります。

ちなみに昨日は、女性ならではの粘り強さや受容力を感じさせる出来事がありました。男女の性差を表現することに過敏気味な昨今ですが、それでも物事の深い部分では、相変わらずこうしたチカラが発揮されていて、おかげで世界は絶妙なバランスを保ちつつ成り立っているんだろうなぁ、と感慨深く感じました。
こういうのも「妹(いも)の力」といえるのかな。

もっとも女性からみれば、男もまた不可解なイキモノに映るんでしょうねぇ、きっと。

はじめての施術

昨夜は仕事の帰りに友人宅に寄り、整体の練習をさせてもらいました。
相手が気心の知れた友人とはいっても、やはり教室の外ではじめて施術を試みる瞬間というのは、なかなか緊張するものですね。

最初の10分くらいは刺激の強度やリズムがうまく思い出せずに少々難儀しました。けれども週末のレッスンからさほど間が空いていないこともあり、指の感覚がわりと残っていて、意外に相手の身体の状態を明確に感じることができたのは嬉しかったです。

初日ということで、今回は全体の半分だけ施術の練習をさせてもらい、あとはいくつかストレッチ体操を紹介して、さらに身体をほぐしました。以前から身体の硬さを気にしていた友人も、施術や体操によって少しずつ柔らかくなれるということを実感してくれたようで、とりあえずはよかったよかった(^^)

いつか本物のお客さんを相手にするようになっても、こんな調子で和気藹々と心身をほぐしていけるような時間をつくれるといいなと思います。

アクティブケアのすすめ

蒸し暑い日が続きますね。
こういう時期は外に出るのも億劫で、ついつい冷房の効いた場所ばかりで過ごしてしまいがち。でも極端に汗をかく機会が少なくなると、汗腺の働きが衰えて体温調節がうまくいかなくなりますし、もっと大きくいえば四季の変化に応じた体のリズムにも乱れが生じ、夏以降の季節に影響が残る可能性があるようです。

私はだいたい毎日夜になると中国武術の稽古に出かけるのですが、さすがにこの季節は練習が終わると全身汗だくになりますね。でも暑くてダレているようなときでも、いったん汗をかきはじめてしまえば、暑さはほとんど気にならなくなり身体もシャンとしてきます。
練習が終わる頃には一日の疲れもすっかり解消されていて、まるで湯上りのような爽快感。身体もスッキリ軽くなります。夜更かししようとしても心地よい睡魔に誘われ、眠りも深くなるようです。

一般に整体では、凝り固まった筋肉を緩め、血液やリンパ液の流れを促しつつ、全身のバランスを整える、というのが基本的な狙いなわけですが、自分自身で一定の運動を継続しておこなうことによって、整体を受けたのと同じかそれ以上の効果を得ることは十分に可能だと思います。

最近ではヨガやピラテス、ウォーキングなどさまざまなエクササイズの教室が増え、気軽に通うことができるようになりました。そうしたストレッチを伴った比較的シンプルな運動で、自分自身の身体と対話しながら、しっかり汗をかくというのも、意外と夏らしい贅沢な時間の過ごし方かも。
最近のコメント
過去の整体日和。(曲全日録)