2018年09月24日

久々の長編ミステリーの傑作

旅情ミステリーというジャンルがあるけれども、大御所が何人も徐々に亡くなってしまってとても残念なのだが、慌てずゆっくりと読み残した作品を楽しんでいる。

その中でも、今年亡くなられた長野県在住だった方の長編をこの連休で楽しませて頂いた。


初期の時代と比べ、後期になると「エッ?」と思う感じの作品も無くは無かったという気もしたが、流石に「浅見光彦最後の事件」と銘打っただけに、かなり本格的に構成されていて、面白かった。

殺人事件よりも、どうしてその事件が起きたかという点について、何十年も前の歴史的展開も含めて書かれていて、異質のミステリーとも言えそうだが、読んでいてとても面白い作品だった。

第二次世界大戦を実際に知っている人々も、段々鬼籍に入っているので、その時代がキチンと記憶されなければ、再び、戦争にも巻き込まれかねないという気もする。

歳をした両親から、色々と嫌な話を聞いていたので、戦争だけはゴメンだと思うけれど、そういう話を直接聞かされた人も、今はもう少なくなっているのだろう。

もっと、生きている時にそうした話を聞いておけば良かったのかもしれないと、その手の話が書かれた本を読むと、後悔もある。

優れた新しい旅情ミステリーの長編作家が出て来てくれないモノかと思うのだが、本が売れ難くなった時代では、あまり期待は出来ないのかも‥‥  
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Posted by seitaisikoyuri at 23:09Comments(0)ミステリーならコレ

2018年09月23日

何時か来る破綻

既にジャブジャブの借金漬けの財政なのに、平気で外遊先でお金をばら撒く国、日本。

その近未来的な小説がこちら。


ともあれ、この小説が最良の処方箋を書いているかどうかは別で(まずは、高給で天下りしている官僚の月給をまずどうにかすべきではとも思いますが‥‥)、既に日本国債の入札が不調で終わっているという意味を、もっと深刻に考えるべきではないかと。

ともあれ、寓話としても読めますし、現実にも富裕層は子供を外国の学校に入れたりして、日本脱出を計画しているので、想定内の話なのかもしれません。

無駄な箱物ばかり造り出している今の現状を改めない限り、どうにもナラナイとも思います。

東京五輪の施設だって、無理に新築で造って良かったのかどうか。

今日は、昨日の心配と裏腹に、主人の母は嫁と二人なので遠慮していたのか、あまり手も掛からず、娘が帰って来てから、三人で日帰り入浴に行きました。

行く途中で、長野五輪の過去の遺産となってしまったスパイラルの横を通って行ったのですが、結局、このまま朽ち果てて行くしかナイのだと思うと、実に残念です。

建物は、建設費の他に維持費も必要になるので、造ってしまうと後に禍根が残ります。

小説みたいに一気に大ナタを振るおうとすると、逆に反発が生まれてしまうと思いますが、少なくとも消費税を福祉税に回さずに、公共事業に使ったり、国の財産を私人に融通したり、外国に良い顔をするタメに散財している様では、破綻は目の前。

それにしても、「カジノミクス」とは上手い命名です。(それは何か知りたい方は、是非お読み下さい)

長野市の隣の千曲市でも、場外車券を売る場所を作ろうという動きがあります。

長野県には、競輪や競馬などの公営ギャンブル場や車券、馬券などの場外売り場すら無いのですが、結局、依存的な人から巻き上げるのが、一番楽というコトになってしまうのかも。

でも、もうそんなレベルでは、とても日本の財政赤字には間に合わないと思うので、小説のラストみたいになって後悔しない様に、国民がチャンと考えるしかナイかもしれませんね。  
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Posted by seitaisikoyuri at 20:22Comments(4)今後の日本を考える

2018年09月22日

困った老人のトリセツ

本日の本はこちら。


高齢の親を間近で見て無い方には、良い本ではないかと思いますが、既にかなり高齢化して、認知症が進みまくっている人には、もの足りないかもしれません。

我が家も、徐々に家で介護するのが、かなり難しくなって来ているのですが、それでも、本人が在宅を希望しているので、何とか頑張ってます‥‥

ともあれ、我が家で一番献身的に介護している主人を気晴らしさせようと、息子のトコへ行かせ様とすると、必ず色々な問題が発生し。

それでも、仕方ナイので、娘と仕事をしつつ、何とか面倒を見ているのですが、やはり嫁には遠慮があるらしく、結局、娘が大変な思いをしています。

明日は、娘に用事が有るので、主人の母と二人で家に居るのですが、どうなりますことやら。

本当は、ショート・スティに行く予定になっていたのですが、具合が悪いと自己申告して、少し前からディ・サービスを途中で離脱しているので、急遽、家に居るコトになりました。

というコトで、上記の本を読んではみたのですが。

「介護はプロに任せたほうがお互いのため」というコラムもありますが、そうは思っても、本人の意思も有るので‥‥

何事も、見ると聞くのは大違いですし、実際に体験すれば、知識とは全然違います。

まだ、高齢者が少ない時代でこうなら、数十年後は本当にどうなるのか。

これから高齢者になる人々は、強い意思を持って「ピンピンコロリ」になる様に、自分の身体を整えておくしか未来は無さそうですね。  
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Posted by seitaisikoyuri at 22:10Comments(0)高齢化社会の憂鬱

2018年09月21日

よい暮らしとは?

社会がどうなれば良いのかというコトが、明確では無くなった時代への提言とも言える本がこちら。


ケインズは、1日3時間働けば、大丈夫な社会が来ると予見したけれど、実際はそうはならなかった。

何故なら、人間の欲望が勝れば、もっと労働をしようと思うし、格差社会によって、充分な賃金を得られない階層が生まれてしまったからだという。

お金を求めたいと思えば、より労働にいそしまなくてはナラナイ。

結果、必要を満たして余暇を楽しむという生き方が出来なくなっているのだと。

健康、安全、敬意、個性、自然との調和、友情、余暇という基本的価値を大事にして、終わりなき競争からの脱却無くして、人生の充実は不可能。

広告に踊らされ、他者との違いに苦しめられるコトなく、自分らしい人生を模索して、余暇を楽しめる人間らしい生活こそが、我々の求めるべきモノではないかという、あまりに当たり前過ぎる感じもするが、資本主義にも理念が必要だと説く、画期的な一冊。

稼いでいるハズなのに、人生が虚しいと思う様な方々には、是非とも一読して頂きたいと思います。  
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Posted by seitaisikoyuri at 21:17Comments(2)生きるヒント

2018年09月20日

団塊絶壁

人は誰も歳を取るのが、止められナイけれど、それにしてもドンドン日本の高齢化は進んで行く。

たった三年間位で、1000万人近くが生まれた時代の人々が、70歳代になり、去年生まれた赤ん坊の数は、ついに100万人を割った。

年金は、65歳から下手をすると70歳とか、75歳に引き上げられるかもしれない時代になろうとしているが、少なくとも団塊の時代の方々が今の100歳近い老人まで生き続けるとしたら、おそらく国家の財政の崩壊は免れないだろうという気もする。


結構面白い本ではあったが、団塊の時代の方々が絶壁だったとしたら、おそらくそれ以降の世代は、もう滑落するしかナイのかもしれない。

常々、団塊の世代より一世代若いのだから、老人になったとしても介護の人手は、こちらには回されないだろうし、年金も支給が五年は遅らされてしまったしと、団塊の世代よりも、老後は真っ暗。

自分のコトは、自分で最期まで出来る様に、ピンピンコロリを目指して生きる以外に、選択肢は残されてナイ。

「安楽死」も、上記の本では取り上げられているけれど、悲惨な運命の中で晩節を生きるしかナイのであれば、おそらく我々の老後には、「安楽死」すら、選択肢になって来るのではないかと、嫌な気持ちになってしまった。

ともあれ、先のコトなど考えて暗くなっても仕方がナイので、「なるようになる」と気持ちを切り替えないと、今後の何十年かが、辛くなりそうで怖い。

日々、少しでも楽しみを見つけて、楽しく生きる努力をする以外にナイのかも‥‥  
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Posted by seitaisikoyuri at 22:18Comments(4)今後の日本を考える

2018年09月19日

ベーシックインカムは必要か?

今日は、題名が気になって読んでみた本を。


昔の人間なので、借りたモノは返すのが、当然とは思っているのだが、それにしても日本という国は若者に対してお金を出さないダケで無く、色々と毟り取ろうとしている国なのかもしれないと思う。

そもそも、大学を出たからといって、確実に就職出来るというワケもあるまいに、ドンドン学生ローンの如き、奨学金を貸し付けているのだから。

そうなると、結果的に世の中を良くしたいと思うのであれば、ベーシック・インカムも必要なのだろうかと思って、検索したら、「人工知能の急速な発達により、2人に1人の職が代替されると予測される時代になって来ているので、その問題を打開するには、ベーシック・インカムなのかも」という番組が一年近く前に放映されていたコトが判った。

低賃金で働かされて命の危険にさらされたり、困った人に生活保護を支給したりというよりも、国民全員にある程度のお金を渡した方が、嘘を付いて生活保護を貰ってナイのかを調べたり、ブラック企業に押し潰される人をフォローするよりも、簡単なのかもしれない。

そもそも、一月に7万円となると、働けるのであれば、働いてでももっと豊かな暮らしをしたい人もいれば、それだけで暮らせる人生を探す人も居るだろう。

そうなると、過疎の地域に住んで、自給自足したがる人も増えるかもしれないし‥‥

人工知能やロボットが大確約する時代になってしまえば、労働をする資格を手にするのも、本当に大変になりそうだ。

一気に高齢化して、年金が破綻するかもしれないという時代になりつつあるとなると、もしかしたらベーシック・インカムが本格的に討論される時代が、すぐソコまで来つつあるのかもという気もしてしまったのだが、皆さんはどう考えるのだろうか?  
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Posted by seitaisikoyuri at 22:28Comments(2)貧困を考える

2018年09月18日

格差社会の問題点

休み明けというコトもあり、本当に疲れました。

とりあえず、本日の本は、

日本だけでナク、世界各地に格差社会が出現しているみたいです。

既に、「神の見えざる手」というのは、現実では上手く行かず、結局、格差は縮小する様に、政治などで何とかする以外に同省もナイみたいです。

格差社会が続けば、「貧困の連鎖」など、色々な問題が生まれかねません。

詳しく書き込むには、眠くなって来ているので、とても無理ですが、簡単に読める本なので、興味のある方は是非どうぞ。  
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Posted by seitaisikoyuri at 22:52Comments(0)格差を考える

2018年09月17日

時代に付いて行けない人々

この先、老人がドンドン増えて行くとなると、よりこうした事態が頻発するのだろうなと思ったり‥‥


この本が出版されてから10年。

団塊の世代も、より高齢化している。

ともあれ、時々、実際にモンスターなのかという人を、見掛ける様になった気も。

デパートで買い物をしていて、店員さんがお会計でモタモタしていると、気合をいれていたりとか。

道路を車で走っていれば、さほど広くもナイ道幅なのに、堂々と真ん中を走って来るのだが、軽自動車なら何とかすり抜けられるけれど、退職金で買ったのか、ピカピカの3ナンバーだったりするので、『大きい車は、腕のある人以外は、運転手付きで運転して貰ってくれ』と願う日々。

無論、こちらも歳をしていくのだが、歳をして運転が下手になるのなら、自動車はスモール・ダウンすべきではと思うけれど。

そういう不満は、こうしたもっと大変な老人の話題でも読んで、現実にはもっとスゴ過ぎる老人も居るのだと割り切るしかナイのだろうか‥‥  
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Posted by seitaisikoyuri at 22:13Comments(2)今後の日本を考える

2018年09月16日

訴訟社会って大変

昨日、樹木希林さんが75歳で亡くなられたコトに、ショックを受けています。

それでも、今年「万引き家族」で賞を受けられたのは、本当に喜ばしかったし、俳優さんは映像が何時までも残されるので、それを見て偲ぶしかナイのかもしれませんね。

御冥福をお祈りして、本日の本の話を。


人をもてなすというのは、気配りが大切というのが、テーマだとは思うのですが、それよりもマズ、欧米社会は訴訟社会だったりするので、スグに訴えられたりするのだと改めて感じてしまいました。

ともあれ、人生のヒントが色々と書かれているので、マナーを磨きたいと思う方は、一読してみると良いと思います。

それにしても、長野市長選挙に出馬されてから、もう10年近く経ってしまったのかと、そちらにも驚きました。

この方が当選されていたら、もっと観光都市として、長野も洗練されていたのではないかと、返す返すも残念です。

時の流れるのは、本当に早いモノだと驚いたり‥‥

ともあれ、御客様のクレームというのは、案外、良い提案であるというコトはままあるモノです。

自分が気付かない欠点をワザワザ教えてくれているのですから、無理難題を吹っかけられたりしたので無ければ、出来るだけ希望に沿う方向に努力すれば、それ以外の人にも受け入れられると思います。

ココを直して欲しいと言う人は、少なくとも自分に対して期待してくれると思って、自分が飛躍するチャンスとさえ捉えれば、世の中の大概のコトは嫌な気持ちにならずに済みますしね。  
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Posted by seitaisikoyuri at 22:45Comments(0)生きるヒント

2018年09月15日

少し変わった歴史ミステリー

と言っても過言ではナイと思うのが、こちらの本。


江戸から明治への変革というのは、今の若者にとっては『るろうに剣心』とか、『銀魂』などのマンガ本でも取り上げられているので、他の世代よりも多少は関心があるのかもしれないと思ったりもするけれど、あまり小説では取り上げられてナイ時代だったりする。

特に、明治維新という言葉が一人歩きして、江戸時代から明治時代になったのは素晴らしい快挙としか思ってナイ単純な人も、結構存在しているのではないかという気もする。

そもそも、明治時代には「日清・日露戦争」だけでナク、各地で「西南戦争」や「佐賀の乱」など、国内での内乱も有ったりして、かなり血生臭い時代であったコトは言うまでもナイ。

薩長閥や、西南戦争の後の長州の専横など、必ずしも明治だけで終わった話でもなく、あの時代に白人の真似をしようとして、過去の遺産を破壊してしまったコトも間違いナイ。

特に、ココでは問題にされてナイけれど、医学部門に於いても、無理やり西洋医学一辺倒になろうとして、せっかく長い間積み上げられてきた、東洋医学を捨て去ってしまったコトにより、多少は復活してはいるモノの、和漢薬などの素晴らしい処方などは、口伝という形で伝えられていただけに、失われてしまった名処方もあったであろう。

この本のサブテーマでもある、明治で廃れてしまった素晴らしい伝統という話とも、類似していると思われる。

ともあれ、夏目漱石や、ラフカディオ・ハーンなど、脇役としてかなり豪勢な人々も。

著者の新境地として、踏み出して行って欲しい一冊です。  
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Posted by seitaisikoyuri at 22:16Comments(2)オススメ本