2016年09月29日

ハングリー精神の欠如

東京オリンピックの施設や、豊洲市場など、巨大プロジェクトの多くは利権と密接に関係していると誰もが思っているけれども、少子高齢化こそが日本の最大の問題で、今でも巨額赤字財政の上に、未来により問題を先送りしているのは、戦後のハングリー精神の欠如が最大の問題なのかも。

戦後、焼け跡の中から復興した人物を現実のモデルから創造した小説がこちらなのだが、


ラストで、帝王学ばかり教えられた彼の息子は、その全てを崩壊させて行く。

今や、日本の政治家も世襲、財界も新興企業や一部の例外を除いては世襲では、下々の大変さが判らない人々が、自分達の間で税金を分配しているのではと思ってしまう。

ともあれ、オリンピックを招致すれば良いコトがあるというのは、既に過去の考え方。

ギリシャにしろ、サンパウロにしろ、財政の悪化の原因になっている。

長野市は、冬季オリンピックをしたけれども、まだバブルの余韻が残っていたから、多少は何とかなっている部分もあるが、国民健康保険の金額などは、オリンピックが無ければ、こんなに巨額にならなかったハズと言われている。

ゴミの削減という名目で、ゴミ袋も有料化されたりして、様々な名目で市民負担は増大した。

一か月に満たない祭典のタメに、負の遺産が増大するのは、将来を考えるとマイナスでしかナイ。

東京都はお金があると言うけれども、今後、老人が増大するコトを思えば、将来に備えて一円でも無駄遣いをするべきではナイというのに、過去に年金を納めなかった人々に大判振る舞いをしたり、無駄な施設を造ってドブに捨てた年金制度の二の舞になりかねない。

私企業でも大きなモノが潰れれば大変なのだが、国家や自治体がダメになるのは大変なコトだと、もう少し真面目に考えた方が良いのではナイだろうか。  
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Posted by seitaisikoyuri at 21:24Comments(2)TrackBack(0)オススメ本

2016年09月28日

事実は小説より奇なのか

横浜市の大口病院で、院内で点滴に消毒液が混入された疑いが強まり、病院関係者に動揺が広がっている。事件が起きた4階では7月から48人が死亡していたというが、正にそんな話題の小説がこちら。


ちなみに、本の表紙の写真が載せられるので、アマゾンを利用してブログを書いてはいるが、面倒なのでアマゾン自身にはレビューを書いたコトは皆無だし、余程、暇で無ければ他の人のレビューにも目を通さない。

しかし、今回はたった一つしかレビューが付いておらず、しかも最低評価だったので読んでみたら、元看護師だった方が、憤慨して糾弾していた。

しかし、今回の病院の事件は、小説の上を行きそうな出来事。

小説は満点とは行かないモノの、日本に蔓延している性善説に基づいた、そうあって欲しいという理想とは違う現実を先取りしているという意味で、価値ある一冊かと。

そもそも、少し前の『和歌山カレー事件』の容疑者も、看護師にはならなかったけれども、看護学校に通っていたし、以前にも四人の看護師が殺人を犯した事件は存在している。

人間は、聖職に就こうが、丸ごと善人ではナイというコトは、誰でも本来知っている。

看護や介護をする人々が、崇高な仕事ゆえに、薄給に甘んじ、身を粉にして働いても当然という感覚を、まず止めなくてはイケナイ。

幼児を保育する人々の給料も、一時、大騒ぎした割には、現場の待遇がとても良くなったという話は聞かない。

すべからく、他人の善意を当てにして、勤労者の権利を削減している経営者達への、テロリズムが社会に溢れ始めているのではナイか。

無論、それだけが動機とも思わないけれども、今の歪な社会環境の悪化が、犯罪にも影を落としているのは、間違いのナイ事実だろう。  
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Posted by seitaisikoyuri at 21:31Comments(4)TrackBack(0)犯罪を考える

2016年09月27日

和歌山カレー事件

帚木蓬生さんの作品ゆえに、読んで見たのだが、単に『和歌山カレー事件』の作品だったら読んでいたかどうか。

しかし、流石に期待は裏切られず、今まで表面しか見えて無かった事件の深層を知るコトが出来た。

それにしても、サリン事件にしろ、砒素中毒の和歌山カレー事件にしろ、被害者を調べるコトで、医学は進歩するのだという厳粛な事実と、医学が科学的な事件の裏付けとなって、犯人が言い逃れが出き無くなるのだというコトを改めて感じた。


ともすると、事件は加害者の話に終始してしまうのだが、小説のラストに癒されない被害者の遺族という問題を提示している。

それにしても、自転車操業で繰り返される保険金詐欺の終止符が、無関係の人々への中毒死やその後遺症を残したというのでは、あまりにも悲し過ぎます。

それ故に、著者が題名を「悲素」と付けられたのでしょうが‥‥

動機が語られないので、この事件の全容解明は難しいと思われますが、それにしても、実の両親すら保険金のタメに殺害した可能性が存在しているコトを思うと、「金が敵の世の中」なんだなとも思います。

しかし、お金で買える幸せというのは、決して綺麗事を言うつもりもありませんが、結局、「金の切れ目が縁の切れ目」になってしまうという不安定な幸せ。

拝金主義の行き着いた結末が、コレなのかと思うと、本当に背筋が寒くなります。

それにしても、この本を読むと、「松本サリン事件」で冤罪で逮捕されたのは、一体、何だったのだろうかと思ってしまいます。

少なくとも、早い段階であの事件を解明していれば、「地下鉄サリン事件」は起こらなかったのだというコトに、驚きました。

本の途中で、科学警察研究所に苦言が呈されてますが、事務的に処理したのでは、犯人に裏をかかれる可能性が高いのだと。

他国では、もっと科学的な捜査もされているらしいけれども、日本もその辺に力を入れて、冤罪を許さず、されど犯人を逃さない捜査がなされるコトを期待したいと思います。  
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Posted by seitaisikoyuri at 22:24Comments(0)TrackBack(0)犯罪を考える

2016年09月26日

優性思想の行き着く先は

相模原の大量殺人事件など、障害や老人や病人を排除すべきという思想が、世の中に蔓延しようとしているが、かの第二次世界大戦中のドイツにも、その手の思想があり、それの行き着く先がホロコーストだったという話題も載っている本がこちら。


過去に活躍した人々の死因を、現在の医学的観点から検証すれば、違った目で歴史が見える。

この続編である、

是非とも、こちらと二冊合わせて読んで頂きたい。

世の中の偉人と言われている人々の、死因の裏側を教えて貰えます。

歴史に「もし」はナイけれど、世の中って、少し違えばもっと違った世界になっていたかもと知るのは、案外楽しいモノです。  
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Posted by seitaisikoyuri at 21:38Comments(4)TrackBack(0)医学系知識

2016年09月25日

「山の日」は何故八月?

「山の日」が今年から始まったけれど、「何で8月11日?」との声は多い。

本日、ネットサーフィンしてたら、なぜ「山の日」が国民の祝日になったのかという説明が載っていた。

それによると、「祝日や振替休日制度の新設・変更は、政治家の人気取りのために行われてきた側面があり、『山の日』の制定も、その流れと考えるのが自然」、お盆直前の8月11日は、民間ではもともと夏休みだったり、有休を取ったりすることが多いのだが、休みが多すぎると批判の声があがっていたので、当初検討されていた6月ではなく、経済活動への影響が少ないお盆直前の日に落ち着いたとのコト。

我が家も、お盆休みで毎年一週間休むコトにしているので、「山の日」だといっても、翌週全部休む予定なので、8月11日は他の日に仕事を回すワケにもいかないと、結局、事前に予約した人だけ休まず営業となってしまった。

もともとの祝祭日は国民が休むためでなく、公務員が休むための日であり、民間は休みとは限らないというが、先週も、月曜日は休めたが、「秋分の日」は「山の日」と同じ対応をした。

そもそも、一週間の仕事はリピートする方が大半なので、一週間を四営業日で仕事するとなると、あまりに疲れてしまうので、年末年始、ゴールデン・ウィーク、お盆の期間に、一週間連続して休むので、祝日は仕事に支障が出ないのであれば休めるけれども、曜日によっては休めない。

人間がする仕事なので、纏めて仕事をするのでは、あまりに疲れてしまって、モチベーションを上げられなくなってしまうので。

正直、8月11日でナクて、祝日のナイ6月だったなら、休めたのかもしれないと思うと、変な妥協で出来た「山の日」には、残念な気持ちで一杯。

長野あたりでは、正社員といえども日給月給なる会社で働く人も結構居て、休めばお金にナラナイというサラリーマンも存在していて、大変だなという気分になってしまう。  
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2016年09月24日

世界の富の半分は62人の富豪のモノ

富裕層の富は2010〜2015の間に44%増大(ざっとカナダのGDPと同じ額)して、2010年には、世界人口の半分と同じ富を独占していたのは388人の富豪だったというのに、今やたった62人が独占しているという。

そして、 昨年のダボス会議の前に、所得格差が放置されるなら世界の富裕層1%の富が残り99%の富を2016年までに上回ってしまうと警告したシナリオは現実になりつつある
と知って、何を思うだろうか。

それゆえに、日本でも万引きする老人が増えているという。

東京下町のスーパーマーケットで酒や寿司、うなぎの蒲焼きなど7000円以上を万引きした老人が居るというニュースは聞いた覚えがあるけれども、その動機として「死ぬ前に、好きなものを目一杯食べてやろうと思って……」と言うのは医師からは余命3カ月を告げられた末期のガン患者で、所持金はわずか300円で活保護を受給しながら簡易宿泊所で生活している。警察を呼ぶと聞いて、「全然、かまわないよ。いま住んでいるところもブタ箱と変わらないから……」と応える老人が存在しているのが、日本の現実。

以前、刑務所が最後の福祉の砦になっているという話題を、何年か前に書いたけれども、孤独ではナク、医療もお金の心配をせずに診て貰えて、死後の始末もして貰えるとなれば、老後の貧困を思い煩うよりはと、軽微な罪を繰り返して、普通の世の中よりも、あえて刑務所を選ぶ人が増えても、もう驚く気にはなれない。

確実に、格差が増大しているのだというコトは容易に理解出来る。

富の格差を是正するには、世界の指導者たちが労働者の生活に必要な最低限の賃金を支払い、職場での男女平等を推進しなければならないし、租税回避地の廃止にも取り組む必要があるという主張は最もだ。

賃金は上がらず、税金などが上がる世の中の景気が良くなるハズが無い。

日銀が、どんなに世の中にお金を撒こうとしても、一般の人の手には犯罪でもしない限り回って来る可能性が低いというコトか。

豊洲市場のデタラメな工事も、どうせ利権を手にしたい人々の合作に違いないというコトは、誰の目にも見えているだろう。

だが、日本という国は、いつも責任を曖昧にして、ウヤムヤの中で処理される。

一生懸命働いても報わナイと、一般大衆が気付いた時に、誰が政府を信用するのだろうか。

もう少し、国民の生活を大事にして欲しいと願うのは、無理な話なのだろうか‥‥  
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Posted by seitaisikoyuri at 22:36Comments(2)TrackBack(0)貧困を考える

2016年09月23日

温泉で健康

統合医療という言葉は新しいけれども、昔から自然を健康に活用している、最大の療法が温泉という著者の本がこちら。


単なる温泉案内ではナク、外国の温泉療法との比較など、医学的見地から書かれています。

なので、単純温泉と食塩泉、炭酸泉、硫黄泉と放射能泉とは、どんなモノなのか、効能はどうかなど、詳しく書いてあります。

加えて、「転地療法」、「森林療法」など、体調を良くする方法を用いて、介護予防に於いても、温泉療法は有効だと言います。

70年代には、国立大学6か所に「温泉医学を研究する施設と病院」があったが、機構の改廃によって0になってしまった。

だが、この先、医療費削減には、温泉を利用すべきであるという提言には、諸手を挙げて賛成したいと思います。  
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Posted by seitaisikoyuri at 21:59Comments(2)TrackBack(0)医学系知識

2016年09月22日

うっかりを減らすコツ

人間には、誰しも「うっかり」とか「ぼんやり」「おっちょこちょい」な部分があるモノ。

特にその傾向が強い人に向けた本がこちら。


正直、片付けるのはあんまり得意ではありませんが、この本に書かれている様に、大事なものは定位置を決めて必ず決めた場所に置く様にするというのは、習慣にしているので、そんなに困らず生きています。

そんな感じで、何か困ったコトがあったとしても、何とかなるという気持ちになる本です。

年賀状なども、早目早目に出そうとしてますし、仕事の予定は手帳に書き、大きなカレンダーに書きして、ダブル・チェックをしてますし‥‥

昔から、あまりにそそっかしいので、していたコトがそのまま書いてあったりします。

人間関係に悩んでいる人や、自分の日々の失敗に悩んでいる人が読んだら、良いヒントが得られるかも。

ともあれ、失敗して失敗して、『あぁ、こうやれば良いのだな』と自分で思った方が長続きするとも思いますけどね。

しかし、人生は思ったよりも短いモノ。

他者からのヒントは、素直に受けておいた方が、人生を楽に生きられます。

別に人生は順風満帆だよという人には、あまり必要ありませんが、どうも人生を上手く生きられないという人には、良い本だと思います。  
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Posted by seitaisikoyuri at 20:34Comments(6)TrackBack(0)シアワセになる方法

2016年09月21日

幻肢

かなり医学的な話の様だったので、ミステリー作家であるとは知っていても、あまり読まない作家さんでしたが、読んで見たのがこちらの本。


ちゃんとオチはありましたが、どちらかというと『脳』について学んだという気分になります。

おそらく学術書だったら、読むのが大変だっただろうと思う硬い内容が、多少のミステリーとロマンスの香り付けがあるので、読みやすくなってました。

TMSという、脳に磁気刺激を与えて、脳の活動を活性化する治療法について書かれてます。

脳の仕組みの複雑さとか、薬害の問題とか、色々と参考になります。

ネタバレになると悪いので、これ以上書くのは止めますが、知らなかったコトを知るというのは、本当に楽しみです。  
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Posted by seitaisikoyuri at 22:46Comments(0)TrackBack(0)オススメ本

2016年09月20日

病気を防ぐツボ

足首、手首、首の可動域を広げれば、体調は良くなります。

タダ、それを知っていたとしても、簡単には可動域は広がりません。

どうするかというコトを、図解で判りやすく説明した本がこちら。


正直、自分でツボを刺激するというのは、どうしてもある程度で痛くて力が制限されてしまうので、出来れば誰がに頼んで、痛くなり過ぎない程度に、刺激された方が良いかと。

本の最期に紹介されているエクササイズは、出来るだけ続けると効果があると思います。

ともあれ、エクササイズが上手に出来る人というのは、重症ではナイので自力で身体を柔らかくするコトも可能ですが、なるべくなら、誰かとペアになって、互いにこの本のツボの位置を参考にしつつというのが、ベターだろうと思います。

継続は力なり、世の中、やれば良いと判ってはいても、ついつい三日坊主になってしまうモノ。

簡単に出来るものだけで良いので、日々の継続こそが、体調を改善します。  
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Posted by seitaisikoyuri at 21:53Comments(4)TrackBack(0)健康豆知識