2007年01月27日

自壊する帝国

マイミクで、ブログ仲間のくになかさんから推薦された本を読んでみました。
自壊する帝国
題名がソ連を指しているとは思いつつも、「何だか日本の将来を予告しているみたいだ‥‥」なんて思ってしまいます。

世の中の政治に携わる人々の、節操の無さが克明に書かれていて、『おそらく日本の政治家ももそうなんだろうな』というのが、最大の感想です。

個人的には、同時代に青春を京都で過ごしているので、『同志社って、そんなに学生運動盛んだったんだ』って感じです。『民青』にハマっている人達も居るコトは知ってましたが、当時から読書にハマっていたもので‥‥同志社には、一度だけ学園祭に行ったコトがありますが、展示を見てたら、筆で名前を書いて欲しいと言われて、動揺して軟筆は苦手なのに、マスマス下手に書いたコトしか記憶にナイのですが。キリスト教系の大学だとは知ってましたから、学生運動と結びつかなかっただけで、一度道路をハチマキして団体で歩いていたのを市バスから見たコトがあって、京大生だと思ってたのですが、あの場所なら同大の生徒だったかもしれないなんて、まったく関係のナイ、昔の記憶がよみがえってきたり‥‥

ともあれ、いかにしてソ連が崩壊すべくして崩壊していったかというコトが、手に取る様に判りました。「社会主義は人間の欲望に負けた」のですね。中国も似た様な感じになっている現在、大国が本気になって資本主義に参加したら、これは怖い。日本は先進国なんて、何時まで言ってられるのか、という気がします。最早、歴史の時計は逆戻り出来ないのだから、日本はこれから来る「少子化、高齢化社会」に向けて、それなりの対応をしないとイケナイんだろうなと思いました。

とにかく色々と考えさせられる本です。それこそ、『国策逮捕』なのかどうかはともかく、彼が逮捕されたがゆえに、我々はこうした本を読むコトが出来るのですから、『神がそうさせたのかしら』とすら思います。前作『国家の罠』はまだ読んでないのですが、時系列的には、この本の後を書いているそうだから、そのうちにゼヒ読みたいと思う。

政治家が希求するのは、「地位」と「名声」と「女(男性政治家なら)」と「金」それに尽きる人が多く、「国民のタメ」というのは「キレイごと」なんだなと実に強く思わせてくれた。それでも、タマには「自説をブレさせず、殉ずる」気骨のある人も何人かはいるのだなと思いました。ともあれ、正に「事実は小説より奇なり」を書いたノンフィクションです。
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この記事へのコメント
ニュースとか見てても質問されればキレイごとのような発言する人ばっかりですよね、いったいあの中の何人が国民のことを本当に考えてるんでしょうね。
議会でたくさんの議員が映りますが、真剣な人が果たして何人いるんでしょう?
国民が納得の出来ない議案が議会を通過するたびいつもこう思っちゃいます。
Posted by 小太郎 at 2007年01月28日 00:53
中国や韓国の富裕層が出てきているために、
日本にマグロが安価では回らなくなってきているようです。
もはや日本だけがお金持ちとは言えなくなってきています。

社会主義は政治家の欲望で崩壊したんですね。
日本の雇用不振や二極化も、もう少し政治での対策が
とれないものか、政治家の殉ずる姿勢を、切に望みます。
民青の方々について、ある種のピュアなものは感じます。
Posted by なえちゃん at 2007年01月28日 06:54
小太郎さん、本当におっしゃる通りです。

推薦してくれそうな党に入党して、党の意見で動く、そんな人達ばかりです。元々、信念があって党を選択したワケではないのですから、仕方ナイのかもしれませんが、だからきっと、『誰がやっても一緒なら』と人気投票になりつつあるのかもしれませんが、人物の真の姿を見極めないと、大変危険になりますね。
Posted by koyuri at 2007年01月28日 09:16
なえちゃんさん、そうですね。

著者は「神学を極めたい」と思った人なのです。『そういう人もいるんだな』というのが率直な気持ちですけど。ワタシは宗教書を盛んに読んで、確信的無宗派無宗教を選択した人間ですから。宗教心がゼロではナイのですが、煮詰めればどの宗教も、選択して無宗教の人々も、似た様なものだ、という想いがあるので、そういう意味でも、とても驚きでした。

今の時代は、宗教について何も考えたコトがナイという無宗教の人も増えていますが、畏怖する存在がナク、「したいコトをスル」というのは考えものだと思います‥‥畏怖しつつも、ならばソコに意思を感じますが。
Posted by koyuri at 2007年01月28日 09:21
 
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