2007年02月21日

ワーキング・プアの真実

本の続きの前に、あずみの観光のスキーバス事故について、takachanさんから内部告発を頂きました。抜粋すると、

特に運転日報は改ざんの可能性があります。タクシーでも日報には勤務時間を短縮して記入している会社もあるようで・・・。それは売上を上げるためには長時間勤務をせざるをえない、しかし事実を記入いたしますと陸運局や労働監督署がうるさいといった現実。

全部でナクとも、そういうトコもあると経験者が語るのは意味があります。

そうやって、皆、生きるか死ぬかで働かされているのです。さして、多くの金額も貰えずに。これを「ワーキング・プア」と呼ばすして、何を呼ぶのでしょう。絶対に、「格差は昔からある」などと開き直られるべき筋合いではありません。

その引き金になったと著者が指摘する「ファスト風土化」とは、大型店の出店緩和により、地方の郊外農村部のロードサイドに大型商業施設が急増し、その結果、固有の歴史と自然を持っていた地方の風土が、まるでファストフードのように均質なものになり、使い捨て文化を生み出しているのだというコトです。

そして、正社員を減らし、時間労働をさせるコトで、「ワーキング・プア」が生まれる。

20代の、ほとんどをアルバイトで過ごした女性の話。

世界的カジュアルウェアのチェーン店で体験した職場風景。

「売り子」は能力給になっていて、正社員は5人。その5人が契約社員4人と、数十人の管理をする。

店員は小型マイク付き無線レシーバーを付けていると、正社員が指示を出してくる。「もっと笑顔で」とか、「暇があるなら、そこのセーターを畳んで」とか、監視されているのである。

しかも、雨が降って客足が伸びないと、勤務途中でも「もう上がって」と帰宅させられ、予想外の混雑時は、シフト以外でも「今から出勤できませんか」と携帯に連絡が入る。

店員の能力別に勤務時間を設定するので、接客下手な店員には、仕事をさせないように、どんどん勤務時間を減らして、自発的に辞めさせようとする。

「フリーター」の中には、本当に梅干しだけの「日の丸弁当」持参者もいたし、勤務時間を削られて「やってられない」と泣きそうな娘は、「昔、パリに住んでいた」と話したら、「じゃあ、イタリア語を話せるんだ」と言ったそうだ。

仕事をがすごくできて、頼られている青年は、契約社員の座を狙っていたが、アルバイトから契約社員や、正社員になるのは、至難のワザなのだとか‥‥
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この記事へのコメント
「労働力の使い捨て」ってなんか読んでてエジプトの労働力の風景が浮かびましたね、”少人数が指示出して奴隷は身を削って働く”っていう有名なあの風景。
会社をのし上げるなどのためにはありだろうけど人を育てないと文化の存続は難しそう。。

弱肉強食は生物について回るものだけど、際限なくやっちゃうのは人間だけの得意技かもですね。
Posted by 小太郎 at 2007年02月22日 01:06
小太郎さん、エジプトの奴隷は思ったより大事にされていたという話もあります。奴隷を大事にしないと働かせられなくなるからでしょう。技術者を殺したり、病気にすれば、結局仕事は進まなくなります。新人を技術者に育てるにはある程度の時間がかかります。ちゃんと、それを理解してたのでしょうね。

動物は、自分が生きるタメにだけ殺生します。それ以上殺すと、イザという時に自分が飢えて死ぬ可能性がありますから。

人間だって、同じなんですけどね。他人の不幸を踏み台にしてばかりいたら、何時かそういうコトがあります。

本来の意味で「情けは他人のタメならず」だと思うべきなのですが‥‥
Posted by koyuri at 2007年02月22日 08:31
 
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