
東京の変死人はそれでもある程度の解剖がされるものの、他ではホトンド解剖されず、日本全体では不審死の2%だけが解剖されるのみであるというコトが、かなり学術的で、一般人向きに書いてある。
監察医制度があっても、一番解剖されにくいのが名古屋市と聞けば、ナルホド「時太山の虐待殺人事件」を見過ごしただけのコトはあるとすら思ってしまいます。(ちなみに、五都市しか監察医制度がナイのに、東京23区と横浜市が約3000件、大阪市が約1000件、神戸市が約500件に対して、名古屋市が8件は絶対に変でしょう)
ともあれ、「死因検索」の話はここ数日してますので、本日は少し置いておいて、飯島愛さんの死に戻ると、遺書はなかったが、自室からは医師が処方した睡眠導入剤のハルシオンなどの薬物が見つかったそうで、死後1週間が経過していて腐敗が始まっていたコトもあり、行政解剖死因の特定には至らず、病理検査でさらに詳しく調べることになったそうだが、ココで注意して欲しいのが、「ハルシオン」である。
現在用いられている睡眠剤の大部分はベンゾジアゼピン系の睡眠剤で、中でもハルシオンは非常に問題が多い。ハルシオンは欧米ではその危険性が広く指摘され、中止になったり、少量になったり規制されています。ところが日本では野放し状態で、2000年には世界の約60%は日本で消費されていると薬害や危険な医療の防止に取り組むNPO医薬ビジランスセンター(大阪市天王寺区)の浜六郎医師は、睡眠剤の使用について警鐘を鳴らしているそうだ。
「睡眠剤を常用している人は、使っていない人に比べて25%ほど死亡率が高くなっていた。これは、大病をひとつ抱え込んだのと同じ危険度」であり、「ハルシオンは短期間の使用でも薬に対する耐性ができるので、同じ効果を得ようと思ったら使用量を次第に増やしていく必要があり、その結果、依存症になる」し、「依存症になり手放せなくなると、死亡率が高まることです。かつてはハルシオンなどのベンゾジアゼピン系の睡眠薬、安定剤は脳にしか効かないと思われていましたが、全身のほかの細胞にも影響があることが分かってきました」
そして、 「また、依存症になると、今度はやめるときにリバウンドで苦しむことになります。薬をやめると急に不安感が強くなったり、イライラしたり、前よりもっと強い不眠に襲われたり、幻覚などを見る場合もあります」というコトを考えたり、彼女がブログで不快感を書き込んでいたというコトと組み合わせて考えると、飯島愛さんを自殺に追い込んだ、一番の原因は「ハルシオン」という可能性すら浮上するのです。
そういう意味でも最初に戻って、「死因を確定」するトコは、将来の死亡者を減らしたりするコトに役立つのだろうなと、思ったりもします。
少なくとも、解剖が予算的に無理ならば、やはり「エーアイ」を導入するのも必要でしょうね。入院中だった1歳10カ月の五女の点滴に腐敗した液体を混入したとして、殺人未遂容疑で岐阜県関市の女が逮捕された事件の場合、子供をわざと病気に仕立てる精神疾患「代理ミュンヒハウゼン症候群」(MSBP)の疑いが浮上しているそうですが、二女から四女までの死因もどうだったのかと思ってしまいますから‥‥
