傷寒雑病論集(しょうかん ざつびょうろんしゅう)

 

傷寒→寒に傷つけられて発する病

雑病→傷寒以外の諸病

論→→解き明かす

集→→集める

 

傷寒雑病論集→傷寒の病とその他の諸病とを説明したものを集めた書

 

「論じて曰く、余毎に越人虢に入るの診、斉侯の色を望むを覧て、未だ嘗て慨然としてその才の秀でたるを嘆ぜずんばあらざるなり。」

 

論→意見、所見

曰→えつ、言う

論曰→自分の思っていることを述べる

毎→つねづね

虢(かく)→国の名

色→顔色

嘗→かって

才→働き

越人→名医の名(扁鵲)姓は秦

斉侯→斉の国の王様

慨然→志の成らないのを嘆く

 

越人入虢之診

秦越人が虢の国に往ったときに虢の太子の病気を診察してそのすでに死んだと云われていた者を蘇生させたという事蹟

 

望斉侯之色

越人が斉の国で斉侯桓公の顔色を望見してその死すべきを予知したという事蹟

 

未嘗不慨然嘆其才秀也

いつも彼の才の優れていることを羨ましく腹立たしいほどに感心せざる負えなかった

 

この章の意

自分の意見を言ってみるとこの様々な事蹟と自分とを比べて才能の素晴らしさに対し悔しい限りであると謂うこと。