misery_mini
「Misery 〜失われた旋律〜/あおきまさと」 Misery by aokimasato
『ねじまき鳥クロニクル』(村上春樹著)にインスパイアされた
8分間の長編クラシカル・ロック 200円

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Misery 19990308
〜1999年3月8日の心境と村上春樹「ねじまき鳥クロニクル」に添えて〜

深い井戸を覗き込んだ
湿った香り堪らなくて
白い顔したあなたが
細く 笑って 囁いて

細く地下水路を辿っていた
食中毒の胃袋と見紛う程の沼に出た
粘り気のある重い匂い
仰いで 空を見渡してみせた

  光が射し込んできた
  光が溢れ出した
  鋭く冷たい光


いびつに歪んだ水面下で
戦場に残された赤い肉の塊
皹だらけのあなたの顔が
悲鳴とともに剥がされてゆく

生温かい記憶の奥で
暗闇の感触を舐め合う
涙が涸れるその果てまで
あなたを抱き締める

  光が射し込んできた
  光が溢れ出した
  あなたを抱き締める
  鋭く冷たい光

    あなたを抱き締める
    Misery


またしても【下井草カラス】収録曲。(試聴ページ
このアルバムは人に聴いて貰う云々よりもどうしても自身の中で「形にすべき」作品であった。なぜならば、脱サラ後の第一弾作品として取り掛かったのがこの「Misery」であり、この曲の世界観は【下井草カラス】に他ならなかったからだ。下井草カラスの存在については、【新入社員の呟き 下半期実録】でも読んで復習しておいてほしい。

さて。この「Misery」。これもライブでは一回のみパフォーマンスをしたことがある。但しそのステージを観た者は35名程。店員さん含めて。しかも比較的最近である。2011年1月29日の【妄想壁画】だったかと記憶している。8分にも渡る当音源をただBGMに流し、歌うこともなく指揮を振る、というものである。しっかりと動画には収めてあるのでいつかお披露目しなくてはならないのであれば、お披露目する。2012/03/06談