20090729_150
副題:旅曲集【知らない街 知らない道】について。空間軸、時間軸、感覚軸。視覚、聴覚、知覚。

スペイン・ポルトガルの旅からちょうど十年経ちます。イベリア半島を二か月間かけて反時計回りに一周するひとり旅。学生時代(1997年)はパリから入って西欧を時計回りにベルギー、オランダ、ルクセンブルク、ドイツ、スイス、イタリア、南仏から、スペインへ入り、バルセロナ、マドリード、トレドのみ観光したのものの、当時はもうそこでお腹いっぱい。旅先で得た感性や旅情は僕の中で溢れ、最終地マドリードに着いた時はもう無事に帰りたい(感性を持ち帰りたい)体になっていました。「もっとスペインを巡ろう」とか「ポルトガルも行ってみよう」なんていう発想がなかった。

2009年に入ってからは何故か「西に呼ばれている」と感じました。なんでしょうね(笑) でも、人ってそういう感覚になることがどこかであるのではないでしょうか? 運命的な。「体がどうしても行かなくてはならないんだ!」という。体に素直になりたくて。行くことにしました。

スペイン・ポルトガル=イベリア半島。上述のように学生時代、最後の最後でへばってしまって、まだまだ巡り切っていない、どこかで「やり残した」感覚があったのです。僕にとって「ケーキの美味しい部分」のように残された場所だったのです。

旅というのは不思議です。「行ったことがないから行く」というものでもありません。体が「どうしても行かなければならないから行く」という宿命的なものがあるような気がします。それが旅行と旅の違いのような気もします。「休暇が取れたから」ではなくて「今、行かないと」という、「どこへ行く」という地理的に惹かれることもあるでしょうし、「今、行く」「呼ばれている」という時間的なもの、感覚的に宿命を感じることもあるでしょう。

僕は自身から生み出たメロディー=「世界ブルー」を時間軸(年代別)、空間軸(場所)、感覚軸(コンセプト)で捉えています。このブログ、Sekaiblue Airlinesでは作品を五十音順で並べていますが、もう一つ感覚軸(コンセプト別:アルバム・タイトル別)にカテゴライズしています(●パソコンでご覧の方は左メニュー「曲名を五十音順、アルバム毎にまとめてみましたよ〜♪」のプルダウンで巡ってくださいませ。●スマートフォンでご覧の方は、画面下の方の「カテゴリーアーカイブ」のプルダウンから各作品を巡ってくださいませ。) 加えて、メロディーが生まれた年月日をクレジットし、必要に応じてどんな場所でメロディーを生んだのだっけかな?と各作品ページ最下段から呟きのページに飛べるようにしています。

旅はめったにしないので、僕のメロディー=世界ブルーは、空間軸だと、大半が東京から生まれたメロディーになります。世界ブルーの中でも稀有な位置づけ。それが【知らない街 知らない道】(当blogの作品群へLINK)なのです。旅先で生まれたメロディー達です。空間軸を(僕が)楽しむことができます。(※日本国内における旅曲集は【口笛風景】(当blogの作品群へLINK)として分類しています)

知らない街 知らない道 作品群(当blogの作品群へLINK)

【知らない街 知らない道】は旅日記(別blogの文章・画像・肉声ページへLINK)です。旅先でノートブックにペンを走らせて書いた文章。思い巡らしたこと。イベリア半島ひとり旅からちょうど一年後の2010年に文章テキストを「一年後の同日投稿」スタイルで発表しました。

その時に画像をあまり載せなかったのは、「いずれ「時間軸」「空間軸」でWebで動的に回そう!」という構想があったからです。が、僕のWebスキルで出来たのはギリギリここまで(楽曲一覧ページ)でした。この楽曲一覧と楽曲詳細ページのように、「日毎に」「(地図で見て取れるように)場所毎に」ページをめくれるようにしたかったんですね〜。さらに「料理」「宿」「観光」といったように閲覧する方が見たい情報だけを取り出すことができるような。。。そんな構想は僕のWeb制作能力ではできない、と悟りました(苦笑)

イベリア半島ひとり旅。二か月間で約6,700枚程写真を撮りました。十年経った今、写真を眺めるだけでも当時の息吹が蘇ります。元気が出ます(笑) それら膨大な写真を今回、なんのコメントもつけずに一挙公開していきます。「フラッシュをたかなければ撮影可」の教会・聖堂や美術館内の写真は、神聖な場所をWeb上でUPすることになるので、なんとなく控えます(一例としてブルゴスにおけるものを公開)。その場(教会)が「公開していいよ」と言ってくれているような気運のものだけ載せる感じです。また、この十年でWebの世界もだいぶ進化し過ぎていてコワイ時代です。人様の顔が映っている写真はなるだけ避け、Web上で識別されない程度のものを載せます。

文章テキスト。膨大な写真。に加えまして。さらに旅先で口ずさんだ鼻唄も一挙公開します。僕自身、一生聴くこともないと感じていた鼻唄です。作品には至らなくとも、旅先での肉声という視点に立つと、とっても興味深いです。(肉声非公開)となっているものは「ちゃんと形にしてから聴いて貰いたい」メロディー・フレーズです。公開できる段階になったら、改めてWebでお知らせ、もしくはライブ会場でさらっと旅の話を添えて弾き語りさせて頂きます。

旅の道のりも常に途上。人生もそう。この【知らない街 知らない道】公開もそう。途中でへこたれずに最後まで無事、道のりをお届けできたら、と感じています。旅が進むにつれて旅特有の感覚に入ってゆきます。その辺りもご理解頂きつつ、ご覧ください。

知らない街 知らない道】 編集担当 あおきまさと
2019年6月28日記載


p.s. 【知らない街 知らない道】におきまして、気になる画像などありましたら、各記事にコメント付けて頂いたり。思い出せる範囲でお答えします。これからイベリア半島を巡る方にとっても「どこ巡ろう」「何を食べよう」「安全な宿はどこか」などお役立てください。「あの風景はどこに立って眺めることができるのか?」「鉄道やバスでの乗り換えはスムーズか?」「街の治安は?」などレアなご質問もど〜ぞ。でも十年前、しかも僕も街を通り過ぎただけの身です。あくまでも旅の感覚的な回答となります。ご容赦ください。