
この度、『ルクセンブルク 秋』の音楽配信をスタート、皆様に上梓することができた。ジャケットはルクセンブルクで撮影したもの。若き日の私だ。
それにしても。制作と販売の年月というのは、順序良く一致するものではない。例えばアルバム『はいから三寸気分』 これは1999年に制作したもので、2018年に音楽配信したものの、今年2025年にアルバム作品として改めて音楽配信したところ、なんとあたかも世界ブルーの最も新しい作品として表示されてしまっている。友人知人からは『はいから三寸気分』聴いたよ、と。やはり、最新作だと思われている。
今、制作中のアルバム『青い街』もアルバム単位としては未発売作品なため、もし、今後配信できたら、この作品が最新作、ということになる。1998年の夏に生まれた曲達であるにも関わらず。
さらにアルバム『口笛風景』も作品化を試みていて、こちらは1997年の東北旅行と九州旅行で生まれた曲を掻き集めたものだ。
つまるところ、、、アルバム『from here on』を基軸にすると、時代をどんどん逆行しているし、音的にも逆行した作品を、何故だかリリースしたい私がいる。
さて、話を『ルクセンブルク 秋』に戻そう。ジャケット写真は1997年のヨーロッパ旅行のルクセンブルクで自撮りしたもの(セルフ・タイマー)。そして、作曲は高校時代、1990〜1992年の間。制作は2023年(もしくは2022年?)の秋だ。
2、3年前はカセットテープの音源に触手を伸ばして、制作を進めていく中で、このメロディーが何故だかルクセンブルクの光景を想起させた。今回、このタイミングで発表したのは、やはり秋がこれから深くなっていく、その風情、風や光、湿度を感じたいからだ。
アルバムタイトルは『知らない街 知らない道(ルクセンブルク 秋)』とした。というのは。私自身の中で『知らない街 知らない道』というタイトルでもって、紀行文のように音世界を奏でたいと思っているからだ。2009年に旅したスペインとポルトガルは『知らない街 知らない道(イベリア)』となるかもしれない。1998年のヨーロッパの旅も同シリーズの原点だ。さらにアメリカにおけるミシシッピ川を下りニュー・オリーンズも登場させたい。音で旅を想起させたい。
2025年10月10日 夜
あおきまさと

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