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日本を選ぶ中国人留学生の増加、その背景とは?
近年、日本の美術・デザイン系大学に進学する中国人留学生が急増している。過去には、日本留学は富裕層の選択肢とされていたが、今では中間層にも広がりを見せている。
近年、日本の美術・デザイン系大学に進学する中国人留学生が急増している。過去には、日本留学は富裕層の選択肢とされていたが、今では中間層にも広がりを見せている。

その背景には、日本文化の影響力の拡大や、ビザ要件の緩和、さらには中国国内の経済状況が影響していると考えられる。
日本での生活を選ぶ理由
京都芸術大学大学院でキャラクターデザインを専攻する中国人留学生の李さん(28)は、「幼い頃から日本のアニメやゲームに親しみ、日本での生活が自分に合っていると感じた」と話す。
彼女は中国の大学を卒業後、日本で語学学校に通い、その後大学院に進学。今年の春から東京のゲーム会社で働くことが決まっており、「最終的には日本で永住権を取得したい」と目標を語った。
このように、日本の美術系大学を目指す中国人留学生は年々増えており、東京芸術大学や武蔵野美術大学、多摩美術大学、京都芸術大学などで、中国人留学生が全体の約70%を占めるというデータもある。
この急増の背景には、単なる文化的な憧れだけでなく、日本のビザ制度の変更が大きく影響していると指摘されている。
日本のビザ政策と就職のしやすさ
2017年以降、日本政府は「高度外国人材」に対するビザ・永住権の取得条件を大幅に緩和した。特にゲームやアニメ、デザインといった「クールジャパン」関連分野では、就職ビザが取得しやすくなり、永住権申請に必要な日本での滞在期間も従来の5年から1〜3年へと短縮された。
例えば、日本の大学を卒業すると、ビザ申請時に加算されるポイントが増える。これにより、日本の美術系大学に進学することで、比較的容易に日本での就職や永住権取得の道が開かれることになる。
こうした制度の変化を受け、中国人留学生を対象とした専門の受験対策予備校も登場している。
例えば、東京都内にあるある美術予備校では、2015年の開校当初は生徒数が10人程度だったが、現在は200人以上が在籍しているという。
中国国内の経済事情と留学動向
中国国内の経済状況も、留学生増加の要因の一つだ。中国では大学卒業後も就職が困難なケースが増えており、若年層の失業率は16.1%とされるが、実際には40%を超える可能性も指摘されている。
また、2023年には初めて1000万人を超えた大学卒業者数は、2024年には1222万人に達する見込みだ。
こうした状況下で、日本は学費や生活費が欧米よりも比較的安価であり、さらに日本企業に就職すれば、社会保険や年金といった制度面でのメリットもあるため、より現実的な選択肢となっている。
日本社会への影響と今後の課題
日本国立社会保障・人口問題研究所の調査によると、2023年6月時点で、日本に留学しながら永住権取得を目指す中国人留学生は約33万人に上る。これは2017年比で1.4倍の増加となる。
また、こうした流れを受け、日本に定住する中国系住民の数も増加しており、「華僑100万人時代」に突入したとの指摘もある。これにより、都市部の生活様式や教育環境にも変化が生じつつある。
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・韓国にも大勢来そうだ
・関係当局はしっかり対策を準備すべき
・外国人の受け入れ方針については各国で意見が分かれるところですが、ルールを明確にし、適切な管理を行うことが求められるのは確かですね
・異なる国の人が増えることに懸念を持つのは理解できますが、多様性をどう活かすかが重要かもしれません
・国際社会において、どのようなバランスが求められるのでしょうか?
・日本のデザイン・美術系の大学を出ても、就職は簡単ではない、クリエイティブ業界は競争が激しいですよね
・日本の状況も変わっていくだろう。日本がどのように変化していくのか、今後の動向が気になります
・我々も日本のことを心配している場合じゃない
・日本に住みたいな…
・でも、実際に住んでみると違った一面も見えてくるかもしれません
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