「高知の大学生がビジネスコンテストの決勝に出場するから、いのうえ君も少しプレゼンを見てくれない?」

そうやって出会ったのが、蜂谷潤君。

みごと、全国大会で優勝したので、「これは一度、行かねば」とおじゃましたのが、高知との出会いのはじまり。

それから、高知大学の福ちゃん(福田安武君)、将ちゃん(井上将太君)、そして弁天座の塩井政利さん・・・地域で輝く素敵なみんなに出会うことができた。


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弁天座、土佐の木材をふんだんに使ったぜいたくな建物。木の香りがほんと気持ちいい。

地方の公共施設の中には、多目的ホールという名の「無目的ホール」が少なくないが、弁天座は廻り舞台、花道、スッポン・・・を備えた本格的な歌舞伎舞台。もともと地元有志が、絵金歌舞伎を10年以上興行していたところ、ふさわしい舞台が欲しいと住民が署名を集めて建てられたもので、地元の熱意と伝統に支えられている。小さな町(※旧赤岡町は、日本で一番小さな市区町村)の大きな誇りである。


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地元の皆様の熱心な掛け声がとぶ。観客と演じ手の一体感がここちよい。

これぞ演劇の醍醐味。

昔読んだ、福田 恆存の『藝術とは何か』の一節を思い出す。

~『ピーター・パン』という童話劇のなかに、ティンクという子供が死ぬ場面がでてまいりますが、このときピーター・パンは観客席の子供たちにむかって、もしきみたちが妖精の存在を信じるならティンクは生きかえる、妖精がいるとおもう子供は手をたたいてくれと頼みます。子供たちはティンクを生かしたい一心で夢中になって手をたたく。(中略)子供が手をたたくのを待っている舞台上のピーター・パン、それに応ずるように拍手する子供たち、そしてにっこり笑ってそれにこたえるピーター・パン-この呼吸は映画では不可能です。小説でもだめだ。それこそ演劇の独壇場ではないか。~



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(弁天座の塩井のおんちゃん、とさっ子タウン実行委員長の山本綾乃さん、僕)



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(室戸の皆様、塩井のおんちゃん、高校の同級生加納敬)

そして、職業・年齢を超えて、面白い人とたくさん出会えるのが、祭りの醍醐味。

星野リゾートの渡辺さんは、学生時代
シンクロウゴで一緒に提言し、現在は北海道でトマトを栽培している森田さんの後輩ということで、思わぬ出会いに話が弾む。


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(※作品の保護のため、フラッシュ撮影は禁止されています。)

そして、商店街にところ狭しと並べられた絵金の屏風。
山車も太鼓も祭囃子もないが、逆にろうそくに照らされた絵金のおどろおどろしい絵がとても印象に残る。

ちょっと一風変わった祭りを堪能しました。