77%

なんの数字かお分かりだろうか。

全国の出版社(4,107社)に占める東京都の出版社(3,170社)の割合である(2007年)。そして、大手出版社が東京に集中し、地方には中小出版社が多いので、出版点数、金額ではもっともっと東京の割合が高くなる。

究極の中央集権構造が出版業の世界。


そんな中、地方で輝く出版社に出会った。

信州小布施の「文屋」。人口10,000人あまり、本屋がない小布施で、こつこつといい本をつくられている。

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日本でいちばんチャーミングな図書館に選ばれた「まちとしょテラソhttp://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/67837711.htmlがつくられる過程が丁寧に描かれている。

まちとしょテラソ」という素材も、もちろん素晴らしいのだが、文屋の「はなぼん」はその素晴らしさ、花井館長の想いをひとつひとつ紡いでいるのが非常に伝わってくる。


先日の境内アート小布施。http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/67859296.html
文屋の木下豊代表とお会いすることができた。

〇 絶対に廃盤にはしない。

〇 本は薄めない
 
〇 「美日常」のいいまちをつくる。
  「たいくつな日常」と「たいへんな非日常」のどちらでもない、「たおやかな日常」の営み。生活者と来訪者の満足が調和した独自性の高い生活文化・経済文化を創造する。


少しお会いしただけだったが、木下豊代表の想いがひしひしと伝わってきた。

そして、その場で決めた。出版社「文屋」の大人買い。

本を捨てずに町に出よう」を心がけている身として、出版社の大人買いは、一度やってみたかったこと。それにかなう出版社との邂逅が嬉しかった。

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  井上貴至様
 
  このたびはご用命賜りましてありがとうございます。<中略>井上さんとのめぐり逢いから、なにがうまれていくのか、とても楽しみです。再会を待望いたします。お健やかにおすごしください。

  文屋 木下豊 拝


  大人買いした人だけではなく、文屋では、直接注文をくれた人には、必ず一筆添えて届けるそうだ。



  いま、毎日一冊ずつ読むのが楽しみだ。