北海道ニセコ町。人口5,000人の小さな町に、世界でも有数の雪質「パウダースノー」を求めて、最近は年間延べ10万人以上(隣の倶知安町、蘭越町を含むいわゆるニセコエリアには40万人以上)の外国人が宿泊します。
まちひとしごと創生本部有識者会合でも提案を行った片山健也町長から、「国際観光地の育て方」について伺いました。

こちらのショッピングモールは昨年(2014年)の12月にオープンしました。特にオーストラリアや欧米からのお客さんは、1週間ほど滞在することも多く、雪プラスアルファの魅力づくりが不可欠です。ニセコにいらっしゃる外国人は、伝統とモダンが融合した「和」を求めています。そのニーズに合わせました。

ニセコ町では、平成16年に、全国でも珍しい景観条例を制定しました。
高さが10メートルを超え、又は延べ面積が1、000平方メートルを超える建物を新築するときや外観の色彩を変更するときなどには、開発事業者は、景観調査、住民への説明会の開催、町長への協議をしなければなりません。
こちらのショッピングモールが、オープンするときにも住民説明会を3回開きました。「これはニセコにふさわしいよね。」という住民の理解と納得があるからこそ、その後の事業も円滑に進みます。

「バブルで失敗した観光地のようにはなりたくないさ。」
片山町長は、力を込められます。
ニセコ町に来るお客さんは、都会にはない「癒し」を求めに来ています。乱開発を進めると、田舎ならではの魅力や景観の美しさが失われてしまいます。
開発事業者とは町長自ら面談を重ね、ニセコのコンセプトに合う事業者は町を挙げて全力で応援する一方、そうではない事業者にはお引き取りを願っています。

名刺も英語、中国語、韓国語で標記しています。
中国語では、新雪谷町。ニセコの発音に近いだけでなく、漢字のイメージを大切にしました。「谷」は、中国では高原のイメージです。日本語のように尖ったVとは違います。
ニセコ町役場には、韓国、中国、イギリス、スイス、ニュージーランド出身の方が働いています。ニセコ町の魅力をただ翻訳するのではなく、その地域の歴史や文化に合わせ、外国人には何が響くか考え抜いて現地の旅行会社などに発信しています。

ニセコ町では日帰り客100円、宿泊客150円の入湯税をいただき、集めた費用(年額6,000万円強)を、観光振興と環境衛生のために使っています。
役場の予算は単年度主義で、その内訳はいろいろな事情に左右されてしまいますが、入湯税という安定財源をもつことで、長期的な視点で計画を立てることができるのが特長です。


冬だけではなく、ラフティングやサイクリングなど夏の魅力も高めています。
ニセコが長く愛されるためには、景観と環境に配慮しなければなりません。
ラフティング業者、釣り人、農家をはじめ関係者の意見をじっくり聴き、尻別川流域の7つの町村で同じ内容の「河川環境の保全に関する条例」を策定しました。
かつて、尻別川では、日本最大の淡水魚「イトウ」が泳いでいましたが、今は絶滅が危惧されています。

「オリジナルを守る」ことには価値があります。今、「イトウ」の復活に、みんなで取り組んでいます。ゆくゆくは、美しくて大きな「イトウ」を世界に発信できる環境教育の場にしたいです。

「ニセコは、魚も美味しいんですよ」と町長。知る人ぞ知るニセコの名店「次郎長」http://www.niseko-ta.jp/resorts/eat/detail.php?id=114で御馳走になりました。
野菜、じゃがいも、お肉、地ビール、ワイン・・・ニセコには美味しいものがたくさんあります。
「それらを地域の中で循環させることで、豊かな農作物を享受できる環境をつくりたい。」
片山町長の意気込みが伝わってきました。

<関連記事>
日本で一番わくわくする駅ニセコ駅
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68183777.html
町への規制は、将来の安心(ニセコ町片山町長)
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68185731.html
『もっと知りたいことしの仕事』(ニセコ町予算書)がめちゃくちゃ分かりやすい。
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68188954.html
行政は、サービス産業ではない(ニセコ町片山町長)
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68146891.html
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こちらのショッピングモールは昨年(2014年)の12月にオープンしました。特にオーストラリアや欧米からのお客さんは、1週間ほど滞在することも多く、雪プラスアルファの魅力づくりが不可欠です。ニセコにいらっしゃる外国人は、伝統とモダンが融合した「和」を求めています。そのニーズに合わせました。

ニセコ町では、平成16年に、全国でも珍しい景観条例を制定しました。
高さが10メートルを超え、又は延べ面積が1、000平方メートルを超える建物を新築するときや外観の色彩を変更するときなどには、開発事業者は、景観調査、住民への説明会の開催、町長への協議をしなければなりません。
こちらのショッピングモールが、オープンするときにも住民説明会を3回開きました。「これはニセコにふさわしいよね。」という住民の理解と納得があるからこそ、その後の事業も円滑に進みます。

「バブルで失敗した観光地のようにはなりたくないさ。」
片山町長は、力を込められます。
ニセコ町に来るお客さんは、都会にはない「癒し」を求めに来ています。乱開発を進めると、田舎ならではの魅力や景観の美しさが失われてしまいます。
開発事業者とは町長自ら面談を重ね、ニセコのコンセプトに合う事業者は町を挙げて全力で応援する一方、そうではない事業者にはお引き取りを願っています。

名刺も英語、中国語、韓国語で標記しています。
中国語では、新雪谷町。ニセコの発音に近いだけでなく、漢字のイメージを大切にしました。「谷」は、中国では高原のイメージです。日本語のように尖ったVとは違います。
ニセコ町役場には、韓国、中国、イギリス、スイス、ニュージーランド出身の方が働いています。ニセコ町の魅力をただ翻訳するのではなく、その地域の歴史や文化に合わせ、外国人には何が響くか考え抜いて現地の旅行会社などに発信しています。

ニセコ町では日帰り客100円、宿泊客150円の入湯税をいただき、集めた費用(年額6,000万円強)を、観光振興と環境衛生のために使っています。
役場の予算は単年度主義で、その内訳はいろいろな事情に左右されてしまいますが、入湯税という安定財源をもつことで、長期的な視点で計画を立てることができるのが特長です。


冬だけではなく、ラフティングやサイクリングなど夏の魅力も高めています。
ニセコが長く愛されるためには、景観と環境に配慮しなければなりません。
ラフティング業者、釣り人、農家をはじめ関係者の意見をじっくり聴き、尻別川流域の7つの町村で同じ内容の「河川環境の保全に関する条例」を策定しました。
かつて、尻別川では、日本最大の淡水魚「イトウ」が泳いでいましたが、今は絶滅が危惧されています。

「オリジナルを守る」ことには価値があります。今、「イトウ」の復活に、みんなで取り組んでいます。ゆくゆくは、美しくて大きな「イトウ」を世界に発信できる環境教育の場にしたいです。

「ニセコは、魚も美味しいんですよ」と町長。知る人ぞ知るニセコの名店「次郎長」http://www.niseko-ta.jp/resorts/eat/detail.php?id=114で御馳走になりました。
野菜、じゃがいも、お肉、地ビール、ワイン・・・ニセコには美味しいものがたくさんあります。
「それらを地域の中で循環させることで、豊かな農作物を享受できる環境をつくりたい。」
片山町長の意気込みが伝わってきました。

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