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州ミカン発祥の地・鹿児島県長島町で、柑橘栽培を始めて半世紀。コクのあるデコポンを届ける山上農園で、じっくりお話を伺いました。

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皮が薄いデコポンは、甘夏と比べて栽培が難しいと先代の山上隆之さん。
その道一筋50年のプロだ。

●「デコポン」には、厳しい基準
「不知火」の中で、糖度13度以上である事やクエン酸1.0以下など柑橘類のなかで唯一全国統一された基準「全国統一糖酸品質基準」を満たさなければ「デコポン」として出荷することができない。

そのため、小さな実を落として甘さと栄養を集中する
摘果や、大きな実で枝が折れないようにひもで支えるなどとにかく手間暇がかかる。


しゃべらない木と会話する
毎日、木を観察して、木が何を求めているのか、水が欲しいのか、光が欲しいのか、会話するのが何よりの秘訣。

「木と会話しろ!」4年前にUターンした息子の博樹さん。先代の親父から毎日のように言われたそうだ。

もともとは、有名企業の役員として人をずっと見てきたが、「
観察力とコミュニケーションが重要なことは物づくりも同じ」だと気づいてきたという。

木は、人間と違ってしゃべらない。だからこそ、しゃべらない木との会話が面白い。

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●デコポン栽培は、盆栽づくり
デコポン栽培で重要なのが光の当て方。粒ぞろいのデコポンを育てるためには、光を全体に当てることが不可欠だ。どの枝を切って、どの実を残すか、空間把握能力が瞬時に求められる。

親父の動きを見て、試行錯誤してきたと博樹さん。
まだまだ親父にはかなわないが、少しずつ分かってきた、それが楽しい。

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いいものをつくり、届けたい!
デコポン栽培で一般的な堆肥は与えない。堆肥を与えると、収量があがるが、どうしても味にばらつきが出るという。稲わらで土を柔らかくする。先代からの信念だ。


●生き生きしている!
親父の技術・経験を引き継がなければ、もったいない!
との思いで、博樹さんが、有名企業の役員を辞めて戻ったときは、さすがに妻の美由紀さんも驚き戸惑ったという。

でも、今は都市部で働いていたときよりも、生き生きしている。」と美由紀さん。

自分で作ったオンラインショップは口コミで広がり、今では予約が後を絶たない。「企業時代の経験があるから、今、長島で働くことができる」と博樹さん。次は、摘果する小さいな実をポン酢や化粧品等に活用したいと、意気込む。

●コクのあるデコポンを鹿児島からお届け 山上農園オンラインショップ
http://www.yamagamifarm.com/

●読む・食べる・つながる「長島大陸食べる通信」
3か月に1度、食材(12月創刊号は鰤王)と食材を特集した雑誌が届きます。
http://taberu.me/nagashima/


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