めまして。 私、「できるまで帰れません!」に参加しております東京大学2年の竹内あかねと申します。


今回私は「おいでよ!ながしま子育てルーム」と称しまして、長島町で子育てをする親たちの交流の場づくりに取り組みました。


長島町には現在、自由に使える屋内の遊び場がほとんどありません。 月に2回役場が主催する育児教室と、同じく月に2回町民の有志が町の施設を借りて行う子育てサロンがある程度です。 しかしこれは回数が限られているうえ平日午前に開催されるため、参加者が限定されていました。


私は子供の遊び場に、子供を遊ばせる以上の役があることに注目しました。 それは親同士の交流の場という役割です。 同じ「子育て」という課題に取り組む者同士で会話することは、育児のストレス発散となるだけでなく、育児や教育に関する有益な情報交換の場となったり、会話の中で仲良くなった人と助け合えるということです。

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(9月22日(木)開催。「おいでよ!ながしま子育てルーム」の様子。写真提供竹内あかね)


そのためには、元々同じコミュニティに属する人たちだけでなく、異なるコミュニティに属する人たちが「子育て」というテーマのもとで交わることのできる場が必要だと思いました。 今回の「子育てルーム」は祝日の涼しい午前中に開催。働いている人もそうでない人も参加できるようにしました。


子供を自由に遊ばせつつ、親たちに簡単に少人数のグループを作っていただき、初対面の方にも配慮して自己紹介から始め、私から話題を投げかけてそれについて会話していただきました。 お互い初めて会話する方もいらっしゃる中、どのグループもよく盛り上がり、途中からは私が声をかけなくても話題が進んでいました。 今回の企画は大変好評でした。


しかし、本当の課題はこれからです。 この企画は継続されてこそ、意味があるものなのです。 私は23日に「できるまで帰れません!」の成果報告会と題して、長島町に対して政策提言を行う予定です。

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提言の内容としては、
・長島町は小さい町ながら子供の遊び場へのニーズは大きい。また、「子供の遊び場」はコミュニティ同士を繋ぎ、親同士の連携を深め、長島町全体の連携にも繋がる。よって子供の遊び場は町にとって重要である。
・現在の状況では、そういった場の開催に対して場所代や人員面での障害がある。しかし場所代は低予算な町の支援で解消可能であるし、人員は潜在的な民間の有志を町と繋ぐことで解消される。


この2点をポイントとして、今後こういった育児の場・親同士の交流の場をつくりやすくする仕組みを提案しようと考えています。


インタビューに答えてくださったみなさん、今回の企画に参加してくださったみなさん、そして長島町での私の生活を支えてくださったみなさんのためにも、長島町の心を動かせるような提案を目指したいと思います。



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