町内に高校・大学がない鹿児島県長島町。
高校などに通うためには、
●片道1時間程度かけてバスで通うか
●寮に入るか
●あるいは家族全体で学校の近くに引っ越すか
ということを余儀なくされ、他の地域と比べて追加的な子育て費用がかかっています。そのため経済的事情により、2人目・3人目の子供を諦めることも珍しくなく、また、若者の流出も続いています。
一度は出ていった若者が、なんとか戻ってきてほしい。副町長室のホワイトボードで、絵や矢印を描きながら、あれこれ考えていました。
あ、この形は、長島町が世界に誇る「ブリの生け簀の形」そっくりだな。そうか、ブリは、出世魚で回遊魚。成長して戻ってきて。という願いを込めて「ぶり奨学金」。
卒業後地元に戻れば返済を全て補填する奨学金を創設したい!
ちょうどその頃、富山県氷見市の本川祐治郎市長からお礼のお電話をいただきました。僕が書いた氷見市役所の記事が大反響!Facebookの「いいね」も、10,000を超えて見学者や取材が絶えないと。
氷見市も寒ブリで有名な町。一緒に「ぶり奨学金」について研究しませんか。と提案したところ、本川氷見市長から快諾いただき、昨年8月氷見市役所で合同記者会見を行いました。
人口1万人の長島町には、町内に金融専業機関が鹿児島相互信用金庫(=そうしん)しかなく、「そうしん」が地域づくりに非常に熱心だったことから、全国に先駆けて制度を創設することができました。
一方、人口5万人の氷見市には金融機関が7つあるので、どうしても調整が必要です。
しかし、「地域のことをみんなで支えよう!」という思いから、日頃はライバル関係にある7つの金融機関が力を合わせて、昨日(2016年12月22日)氷見市と協定を締結、共同記者を行うことができました。

ライバル関係の7つの金融機関が力を合わせることは、ひょっとすると7つのドラゴンボールを集めるよりも難しいことかもしれません。しかし、みんなで力を合わせたことで、これから大きな願いが叶うのではないでしょうか。
これで、ぶり奨学金モデルの導入は、長島町、群馬県下仁田町(ねぎとこんにゃく奨学金)に続いて3市町になりました。僕がいるから、長島町だから、できたものではありません。全国どこでも、できるということです。
全国に先駆けてぶり奨学金を導入した長島町では、早くも大きな効果が生まれています。
金融機関と連携することと併せて、地元に戻れば返済を補填する原資をみんなの寄付で集めるのが「ぶり奨学金」のもうひとつの大きな特長。行政だけで負担しないので、より長く、より多くの人が利用することができます。
長島町では、町内のさまざまな事業者から既に700万円を超える寄付をいただき、お礼に「ぶり奨学金」のぼりやシールをプレゼントし、それらが街をたなびいています。
「地域のみんなで子育てを応援しよう!」
ということを分かりやすく伝えていることや、子宝お祝い金や高校生までの医療費無料化などの子育て支援政策との相乗効果で、なんと今年8月、長島町は10年前に合併して以来初めて、出生数(16名)が死亡者数(12名)を超える自然増を達成。年度を通じた出生数も4年ぶりに増加することが確実な情勢です。
また、地域に密着した金融機関などと連携を深めることで、
●長島大陸エネルギー株式会社の設立、
●はまちスタート、
●みかんの家プロジェクト、
などの取組が加速しています。
さらに、ぶり奨学金をいち早く導入したことで、
●世界一のブリの町のPR
●辻󠄀調理師専門学校との連携
●長島大陸Nセンターの開設
●文部科学省に対する「ブリさばき教育の導入」についての働きかけ
●財務省などに対する「ブリ輸出の関税の見直し」についての働きかけ
なども実現しています。
まさに、いい政策はそこからどんどん広がってくるということではないでしょうか。

(じゃがいも畑で意見交換する辻󠄀調理師専門学校の先生たち)

(長島町でブリさばきを実践する鈴木寛文部科学大臣補佐官)
ぜひあなたの町でも「ぶり奨学金」!
☆日本を救う奨学制度「ぶり奨学金」の公式ホームページができました☆
<もっと知りたい!ぶり奨学金>
●日本の高等教育に大きなうねり「ぶり奨学金」
●地方創生の鍵は、信用金庫にあり!
●地方創生に積極的に取り組むことが本業にもプラス!
<もっと知りたい!氷見市>
●全ての公務員に見てほしい!まちの未来をデザインする市役所(富山県氷見市)
●(寄稿)運転免許合宿のイノベーション!テストドライバー林田直樹君が語る「氷見ソーシャルインターン」の魅力とは
高校などに通うためには、
●片道1時間程度かけてバスで通うか
●寮に入るか
●あるいは家族全体で学校の近くに引っ越すか
ということを余儀なくされ、他の地域と比べて追加的な子育て費用がかかっています。そのため経済的事情により、2人目・3人目の子供を諦めることも珍しくなく、また、若者の流出も続いています。
一度は出ていった若者が、なんとか戻ってきてほしい。副町長室のホワイトボードで、絵や矢印を描きながら、あれこれ考えていました。
あ、この形は、長島町が世界に誇る「ブリの生け簀の形」そっくりだな。そうか、ブリは、出世魚で回遊魚。成長して戻ってきて。という願いを込めて「ぶり奨学金」。
卒業後地元に戻れば返済を全て補填する奨学金を創設したい!
ちょうどその頃、富山県氷見市の本川祐治郎市長からお礼のお電話をいただきました。僕が書いた氷見市役所の記事が大反響!Facebookの「いいね」も、10,000を超えて見学者や取材が絶えないと。
氷見市も寒ブリで有名な町。一緒に「ぶり奨学金」について研究しませんか。と提案したところ、本川氷見市長から快諾いただき、昨年8月氷見市役所で合同記者会見を行いました。
人口1万人の長島町には、町内に金融専業機関が鹿児島相互信用金庫(=そうしん)しかなく、「そうしん」が地域づくりに非常に熱心だったことから、全国に先駆けて制度を創設することができました。
一方、人口5万人の氷見市には金融機関が7つあるので、どうしても調整が必要です。
しかし、「地域のことをみんなで支えよう!」という思いから、日頃はライバル関係にある7つの金融機関が力を合わせて、昨日(2016年12月22日)氷見市と協定を締結、共同記者を行うことができました。

ライバル関係の7つの金融機関が力を合わせることは、ひょっとすると7つのドラゴンボールを集めるよりも難しいことかもしれません。しかし、みんなで力を合わせたことで、これから大きな願いが叶うのではないでしょうか。
これで、ぶり奨学金モデルの導入は、長島町、群馬県下仁田町(ねぎとこんにゃく奨学金)に続いて3市町になりました。僕がいるから、長島町だから、できたものではありません。全国どこでも、できるということです。
全国に先駆けてぶり奨学金を導入した長島町では、早くも大きな効果が生まれています。
金融機関と連携することと併せて、地元に戻れば返済を補填する原資をみんなの寄付で集めるのが「ぶり奨学金」のもうひとつの大きな特長。行政だけで負担しないので、より長く、より多くの人が利用することができます。
長島町では、町内のさまざまな事業者から既に700万円を超える寄付をいただき、お礼に「ぶり奨学金」のぼりやシールをプレゼントし、それらが街をたなびいています。
「地域のみんなで子育てを応援しよう!」
ということを分かりやすく伝えていることや、子宝お祝い金や高校生までの医療費無料化などの子育て支援政策との相乗効果で、なんと今年8月、長島町は10年前に合併して以来初めて、出生数(16名)が死亡者数(12名)を超える自然増を達成。年度を通じた出生数も4年ぶりに増加することが確実な情勢です。
また、地域に密着した金融機関などと連携を深めることで、
●長島大陸エネルギー株式会社の設立、
●はまちスタート、
●みかんの家プロジェクト、
などの取組が加速しています。
さらに、ぶり奨学金をいち早く導入したことで、
●世界一のブリの町のPR
●辻󠄀調理師専門学校との連携
●長島大陸Nセンターの開設
●文部科学省に対する「ブリさばき教育の導入」についての働きかけ
●財務省などに対する「ブリ輸出の関税の見直し」についての働きかけ
なども実現しています。
まさに、いい政策はそこからどんどん広がってくるということではないでしょうか。

(じゃがいも畑で意見交換する辻󠄀調理師専門学校の先生たち)

(長島町でブリさばきを実践する鈴木寛文部科学大臣補佐官)
ぜひあなたの町でも「ぶり奨学金」!
☆日本を救う奨学制度「ぶり奨学金」の公式ホームページができました☆
<もっと知りたい!ぶり奨学金>
●日本の高等教育に大きなうねり「ぶり奨学金」
●地方創生の鍵は、信用金庫にあり!
●地方創生に積極的に取り組むことが本業にもプラス!
●全ての公務員に見てほしい!まちの未来をデザインする市役所(富山県氷見市)