山アーバンデザインセンターが主宰する「愛媛の湯川と香川の湯川が語るリノベーションまちづくりトーク」に参加してきました。


柳井町商店街の再生に取り組む「湯川住み方研究所代表」の湯川一富さん、
香川県庁職員の傍ら「丸亀リノベーションスクール」の代表を務める湯川到光さん


2人の湯川さんの体験談の後、クロストーク、そして柳井町商店街の見学と気持ちいい時間を過ごすことができました。

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(リノベされたマンション。1階にオープンした古本屋がコミュニティの核に)

●自分でマンションを買う
●商店街があることを売りにする
●空き店舗と交渉しても貸してくれない
●商店街の振興組合の理事になって、芋煮会などに積極的に参加、時間をかけて合意形成する


という柳井町商店街のプロセスも面白かったのですが、僕が敢えて聞いた質問に対する回答がとても興味深かったです。


地域のミツバチの質問
 「ショッピングセンターやECサイトもある中、敢えて、商店街やまちなかを再生する意味はあるんですか」


湯川(一富)さんの回答
 「ショッピングセンターやECは消費するための場所。商店街は消費するだけの場所ではなく、予想外の何かが起こるかもしれないというわくわく感や、地域の歴史人の温かさがある。」


なるほど、と思いました。
ショッピングセンターや百貨店でも、流行るところとそうではないところの違いは消費+αなのかもしれません。流行るところには、さまざまな企画、イベント、旬のものの店頭販売など、消費だけではなく、何かが起きるわくわく感があります。


⇒ 東京ミッドタウン日比谷から始まる新しい買い物
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(東京ミッドタウン日比谷)


商店街の強みは、わくわく感に加えて、地域の歴史人の温かさです。



もう少し知りたい!
敢えてイベントはやらない。人が集まる場所を創りたい!敏腕商店街マネージャーが取り組むこと。
● 日南市油津商店街の木藤亮太さんが語る商店街再生の極意「隙間を埋めるのではなく隙間をつくる」


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<井上貴至のプロフィール>
http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/68458684.html