くの古本屋でたまたま見つけた『ローズ奨学生』(三輪裕範著 平成13年 文藝春秋)を読了。

ローズ奨学生

ローズ奨学金制度とは、南アフリカの鉱物採掘で巨万の富を得て植民地首相となったセシル・ローズの遺言によって創設された留学制度で、毎年、旧英連邦を中心に88名の学生たちがオックスフォード大学で学ぶ

卒業生は、ビル・クリントン元アメリカ大統領、ソフト・パワーを提唱したジョセフ・ナイ ハーバード大学特別功労教授、ベトナム戦争時の国務長官を務めたディーン・ラスクなど多士済々。

●20世紀初頭のオックスフォード大学では、ギリシャ語やラテン語が必修で、アメリカ人の学生に対しては冷淡だった

●アメリカでは、極貧の家庭に生まれた少年が努力と忍耐によって困難を克服し、ついに巨万の富を築き上げるという「ホレーショ・アルジャー物語」が多くの国民の共感を呼ぶが、ディーン・ラスクがその典型だった

●アメリカほど大きく、また多様な国では、知性、能力などを数値化して測る道は少ないが、だからこそ、数少ない物差しがとくに重要となり、ローズ奨学生に注目が集まる

戦後になってもイギリスまで船で横断し、奨学生同士の結束を固めた

などアメリカ社会の一側面がよく分かりました。


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<井上貴至のプロフィール>
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