高齢化や感染症・熱中症などの影響により、救急出動件数は年々増加しており、令和5年は過去最多を更新しました。救急出動件数が増えることで救急医療体制がひっ迫し、救急車が現場に到着するまでの時間や搬送する病院が決まるまでの時間が大幅に長くなっています。

 山形市では、より早く病院に搬送し、一刻も早く治療につなげるために、救急隊が救急現場の情報をより正確に病院に伝達する「救急医療情報共有システム」の運用を東北で初めて開始しました。



 その結果、運用約2か月で、救急隊が傷病者の受入れ要請を開始してから
搬送先の医療機関が決まるまでの時間を2分短縮(導入前9.1分 → 導入後7.1分)することができました。

 今後は、参加医療機関を増やし、システムを強化することで、さらなる効果を期待したいです。