友人と人生初めての大阪万博に行ってきました。

話題の大屋根リングは埋め立ての人工島にもかかわらず、風や暑さ、寒さを感じることができ、そして大阪湾に沈む夕陽という自然を感じることができました。

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世界のパビリオンは、中国、トルクメニスタン、オマーン、ポルトガル、ノルウェイ、モザンビークと回りましたが、国ごとに理想や歴史のとらえ方が違っていてその対比が面白かったです。世界を身近に感じることができて良かったです。

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山形県西川町でシンボルアートを制作している下山明彦さんなど新進気鋭のアーティストの作品も見ごたえがありました。
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そしてこの日1番印象に残ったのが小山薫堂さんのパビリオン。鹿児島県長島町に赴任していた時、対岸の天草出身の小山さんがデザインしたものをよく見ていたのですが、今回の食をテーマにしたパビリオンはオチが素晴らしかったです。

日本人が一生に食べる卵の数28,000個の目玉焼きや、梅干しの25年付けなどの展示も分かりやすかったのですが、
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出口にぽつんと置いてある「万博運壺」で全てが伏線になっていたことがわかり、すっきりしました。解説もないので、私は通り過ぎてしまったのですが、友人が気づいて腹落ちしました。
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ふりがなはありませんが、日本語では音読みを重ねて読むのが一般的なので、おそらく「ばんぱく うんこ」と読むのでしょう。

食をテーマにしたパビリオンの出口にうんこがあり、うんこが肥やしになってまた食に返っていくということを表現したのかもしれませんし、

ポリティカルコレクトばかりを追求して言いたいことも言えない万博なんてうんこだよ、と言いたかったのかもしれませんし、でもそういうものが未来への肥やしになるという明るいメッセージが込められているのかもしれません。

1日では、ごく一部のパビリオンしか見れなかったので機会があればまた行ってみたいです。