satoyama実践者交流会、第83回山形おっはークラブでは地域エコノミストで(株)日本総合研究所主席研究員の藻谷浩介さんにお話しいただきました。

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氷河期時代には大きな湖だった日本海に、約1万年~7,000年前に対馬海峡と津軽海峡ができたことで、暖流の対馬海流が流れこみ、寒かった本州は高温多湿に変わり針葉樹林から「どんぐり」が実る広葉樹林となり、豊富な食料と水で多くの人口を養える国土となった。Googlemapで日本と同じ緯度を比べても日本ほど緑が濃い国・地域はない。

対馬海流がぶつかる飛島は山形で最も温かくサンゴ礁も生息するし、青森県の大間でマグロが獲れるのも対馬海流のおかげ。日本海側に雪が降るのも対馬海流で海が温まり蒸発して上空で冷えるからだ。
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(対馬海流がぶつかる飛島)

人口4,000万人の東京都市圏は圧倒的に世界最大の都市圏で、世界には人口100万人の山形県よりも人口が少ない国家が約40あり、人口24万人の山形市よりも少ない国家も約20ある。

東京と比べると山形は可住地当たりの人口密度が著しく少ないようにみえるが、むしろ世界の中ではドイツやスイスとほとんど同じで、もっと人口密度が少ない国でも十分成り立っていて、人口減少を過度に恐れる必要はない。仮に山形県の人口が半分になってもスペインと同じ人口密度だ。

メジャーリーグのワールドシリーズでは、トロントとロサンゼルスが戦ったが、トロントには普通の山がなく、ロサンゼルスには澄んだ川がない。山、川、四季は決して当たり前ではない。有り難いものだ。山形には何もないというのは謙遜ではなくて、傲慢だ。

何が「有難い」のか頭の鎖国を解いてみよう!とのお話で会場は大いに盛り上がりました。

また、人類の長い歴史の中では狩猟が中心だったので歩かなければ腰などが痛くなるというお話も興味深く、「歩くほど幸せになるまち山形」の自信にもなりました。

山形おっはークラブは、11月28日(金)、12月8日(月)、12月12日(金)に開催します。皆様お誘いあわせの上ご参加ください。