ベストセラー『イシューから始めよ』の安宅和人さんの『「風の谷」という希望』を拝読。950ページ超、これほど分厚い本は初めて読みました。

「都市集中」は人類の必然なのか?
「風の谷」の基本概念と問題意識に始まり、「風の谷」を実現するためのエコノミクス、レジリエンス、求心力、文化・価値創造の4つの命題を提示した上で、自然と森、土木インフラ、エネルギー、心と体の健康、教育と人づくり、食料生産と食の個別領域の議論に入り、最後に「風の谷」という構想をどのようにして立ち上げ、育み、進化させるか、その実装と運用の原則を提示する壮大な本だ。
ブログの短い文章で感想を書くのは難しいが、


「都市集中」は人類の必然なのか?
「風の谷」の基本概念と問題意識に始まり、「風の谷」を実現するためのエコノミクス、レジリエンス、求心力、文化・価値創造の4つの命題を提示した上で、自然と森、土木インフラ、エネルギー、心と体の健康、教育と人づくり、食料生産と食の個別領域の議論に入り、最後に「風の谷」という構想をどのようにして立ち上げ、育み、進化させるか、その実装と運用の原則を提示する壮大な本だ。
ブログの短い文章で感想を書くのは難しいが、
絶景:世界に誇れる景観価値の創造
絶生:創造性あふれる生活基盤
絶活:土地ならではの出会いと気づき
が求心力になる。
また、都市型のソリューションを疎空間にそのまま適用するのではなく、疎空間に応じたスペックを追求するというのもそのとおりだと思う。棚田景観と調和し、経済性や災害時にも力を発揮する「電光迷彩棚田」の構想も興味深い。
一方で、疎空間の経済的自立性を強調しすぎるのは危険ではないだろうか。地域によって経済活動や税収が大きく異なる以上、地方交付税などの財源保障と財源調整がなければ、多くの地域で標準的な行政サービスを提供できなくなり、格差と分断を助長する。
そもそも日本は世界屈指に人口密度が高い国で、東京都市圏以外の地域でも世界の中では人口密度が高く十分に効率的だ。

豊富なデータや分析、実例で考えさせられる本でした。が求心力になる。
また、都市型のソリューションを疎空間にそのまま適用するのではなく、疎空間に応じたスペックを追求するというのもそのとおりだと思う。棚田景観と調和し、経済性や災害時にも力を発揮する「電光迷彩棚田」の構想も興味深い。
一方で、疎空間の経済的自立性を強調しすぎるのは危険ではないだろうか。地域によって経済活動や税収が大きく異なる以上、地方交付税などの財源保障と財源調整がなければ、多くの地域で標準的な行政サービスを提供できなくなり、格差と分断を助長する。
そもそも日本は世界屈指に人口密度が高い国で、東京都市圏以外の地域でも世界の中では人口密度が高く十分に効率的だ。

