大阪に帰り、まち塾@まちライブラリー発起人磯井純充さんと対談。量子力学から地方分権まで濃密な会話を2時間楽しんだ。

磯井さん
(「まちライブラリー」のことをCALLING(天職)と言われる磯井さん)

磯井さんは、森ビルで文化・教育事業に長く携わり、六本木アカデミーヒルズを立ち上げられた方


六本木アカデミーヒルズでは、

〇雄大な景色、落ち着いた内装が自慢の会員制有料図書サロン

出版社の50音順の新刊本棚(分野別・著者別の本棚の場合、自分に関心がない本は、みようとしないが、出版社の50音順の場合、思わぬ本と遭遇することになる。)

〇著名人の講演、ワークショップ

会員がつくる大人の文化祭

など画期的なアイデアが次から次に実現された。


しかし、施設が大きくなり、家賃から何から高くなると、本来やりたいことから次第に離れていったという。


小さな寺小屋を再現したい


大阪の「住み開き」、「2畳大学」、そしてたくさんの出会いに刺激を受けて、辿りつかれたのがまちライブラリー。まずは空きビルに自分の好きな本を集めて、ライブラリーにした。


まちライブラリーでは、本に「貸し出しカード」をつけることにこだわられたという。本を読んで「いいな」と思ったら、そのカードにメッセージを書いておく。本を通じて人と人とがつながればいい。


まちライブラリの活動は、お寺、喫茶店、病院・・・に広がり、現在、40ヶ所を超える。

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まちライブラリー@大阪府立大学
(ライブラリーに本だけが並ぶ時代は終わったのかもしれない。)

そして、今回のまちライブラリー@大阪府立大学は、さらにエッジが利いている。産経新聞の記事で紹介したい。


産経新聞(2013年3月17日)(以下引用)
大阪市浪速区の南海なんば第1ビルに4月1日オープンする「まちライブラリー@大阪府立大学」で、登録した会員向けの催し「植本祭」が開かれた。

 このライブラリーは、登録した会員の寄贈により蔵書を増やす図書館。すでに計約3千冊の寄贈があり、開館前の施設お披露目も兼ねた「植本祭」を行った。

 2日間で約500人が参加。1人1冊ずつ本を持ち寄り、講演を聞いたほか、歴史、旅、食といったテーマごとのグループセッションで、持参した本を紹介するなどして交流を深めた

 所長で府立大特別教授の橋爪紳也さん(52)は「世界で初めてゼロから作るライブラリー。本を通じて人と人の交流を進めたい」と話している。
(引用終わり)


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まちライブラリー@大阪府立大学
(南海電車を眺めながら静かに本を読む。)

まちライブラリー@大阪府立大学のFACEBOOK
https://www.facebook.com/machilibrary.namba?ref=ts&fref=ts


これまで「勉強ができる」とは、たくさんの情報を(自分ひとりで)どれだけ高速で処理できるかということ(=情報処理能力)だったが、これからの「学び」は、他者との交流から生まれるものなのだろう。そして、リーダーには、交流が生まれやすい場づくりが求められるのだろうか。


まちライブラリー@大阪府立大学で磯井さんと話していると、先週訪れたまちとしょテラソと併せて、これからの図書館や学びの方向性が少しずつ見えてきた。


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http://blog.livedoor.jp/sekainotakachan/archives/67837711.html