満遍なく見るようにはしてましたが、当然のことながら全ての試合を見ているわけではないです。
そもそも中継があるかないかにも左右されてしまいますし。

あくまで、私の見た範囲内での各国の雑感や情報としてとらえていただけたらな、と思います。






○12位 南アフリカ代表

実は私は2年前の南アフリカ代表の試合は現地で見ている。
前回の同代表は今年メジャーデビューを果たしたギフト・ンゴペ(パイレーツ)の弟であるビクター・ンゴペ(後に兄の所属するパイレーツと契約)がセカンドを守り、ショートとサードもスローイングが安定していて打ち取った打球はしっかりアウトに出来る水準にあった。


投手層の薄さや外野守備の脆さはあったものの、カナダとは1点差の勝負に持ち込み最終戦ではブラジルに勝利している。


今回も同じような水準のチームであることを期待していたのだが・・・・。

2014年にメキシコで開催されたU15ワールドカップのメンバーが中心の世代だが、簡単な打球をアウトにできない内外野の守備の脆さが目立った印象だ。投手層が薄いのも相変わらず。もちろん、全敗に終わっている。

前回大会はアフリカ予選が開催され、アフリカで成長著しいウガンダを接戦で振り切っての出場権獲得だったが、今回はアフリカ予選が開催されず。アフリカではこれまで南アフリカの実力が抜きん出ていたため、むしろ予選が開催される方が珍しいのだが、今回予選が開催されていたらひょっとしてウガンダが出場権を獲得していたのでは・・・。という思いに駆られた。







○11位 メキシコ代表

ハリケーンの影響で初戦の日本戦では11人しか揃わないという憂き目に。

過去の大会と同様にメキシコ野球のポテンシャルを考えると、それにそぐわない結果しか残せなかった。


メキシコの有望な選手は十代半ばからメキシカンリーグのチームが囲って、MLB球団への移籍金を得ることを財源の一つとしている。

他の中南米諸国の選手と違い、基本的にメキシコのプロ野球を経由せずに直接アメリカにわたることが出来ない。

ブルージェイズのクローザー、ロベルト・オスーナが16歳でメキシカンリーグデビューを果たしているのは有名な話。

今回のチームも多くの選手がメキシカンリーグのチームに所属しているが、実際にロースターに名を連ねているのは日本戦に先発したベラクルスのダリオ・ガルデアくらい。他の選手はチームの下部組織に所属しているというイメージだと思われる(メキシカンリーグにもファーム組織がある)。
既にプロチームに所属している世代なだけあって、ベストメンバーを送れているかどうかも結果も含めて踏まえるとちょっと疑問である。

ちなみにガルデアはあくまでロースター上はレデズマ(元ロッテ、WBCベネズエラ代表)、マエストリ(元オリックス、WBCイタリア代表)のチームメイト(メキシカンリーグでの公式戦登板はなし)。90マイル以上を日本戦ではコンスタントにマークしており、MLBのスカウトも目を光らせていたに違いない。ベラクルスのお偉いさんはきっと今頃そろばんを弾いているはずだ。






○10位 ニカラグア代表

野球が国技だが、国際大会では結果が出せないニカラグア。
昨年のU18パンアメリカン大会で4位に滑り込み堂々の出場権を獲得。この世代のトップ選手は既にMLBと契約してプレーしており彼らを軸に戦うことが期待されていたが、ビザの関係で米国組がカナダに来ることが出来ず結果的にオール国内組で戦うことに。

初戦でほぼネイティヴの選手のみで編成されるイタリアに負けてしまったことは、野球をナショナルスポーツとする国としては屈辱だったかもしれない。
最終戦でメキシコに勝利して有終の美を飾れたのは良かった。


○9位 イタリア代表


イタリアリーグでプレーする二重国籍の選手らが加わる代表トップチームや、イタリア系のメジャーリーガーが加わるWBC代表と違い、年代別代表はイタリアで生まれ育った選手でほぼ編成される。トップリーグであるイタリアンベースボールリーグの下のカテゴリーになるセリエAやBのクラブチームに所属している人が大半。大人に交じってプレーしている。


今代表は初戦のニカラグア戦にエースのベサロッティ(ブルワーズ傘下)を立てて快勝スタート。結局その後は最下位の南アフリカからしか勝利を挙げられなかったが、オランダ、カナダ、メキシコといった強豪相手に1点差の惜敗。韓国や台湾戦でもコールドゲームは回避している。
特にスーパーラウンドに進んだカナダを相手に8回までリードを奪った試合はベストゲームの一つと言っていい。

課題の内野守備はセリエBでプレーする16歳のガブリエル・アンジオイが軽快な守備でけん引。繋ぎ役としてバッティングでも強豪相手にヒットを放っており、ショートを外国人選手に依存してしまいがちなイタリア球界において今後も楽しみなタレント。

既に今夏にシンシナティ・レッズと契約を結んだ主砲のレオナルド・セミナティはIBLのパルマでトップチームデビューを飾っているが、韓国戦、カナダ戦で連続ホームランと貫録の活躍。大会のベスト9にも選出されている。





○8位 オランダ代表

残念ながらWBSCのチャンネル内での中継があまりなかったので情報量は少ないのだが、日本戦のほかキューバ戦でも善戦を見せるなど健闘。最終戦はライバルのイタリアを1点差で振り切った。

大善戦した日本戦はオランダリーグのDSSでプレーしているドニー・ブレークが快投。
7回2失点の内容で、その2失点もバッテリーエラーによるものだった。終始87-88マイル(最速90マイル)をストライク先行でどんどんコースに投げ込み、変化球でもカウントが取れる。投球テンポの速さはオランダ国内組の投手に共通する特徴の一つで、その点も好投に繋がっていたと思われる。

この日の投球内容的にオランダリーグで活躍しててもおかしくないのだが、実際の今季の成績は防御率7.95。その要因と思われるのが48.2IPで39BBという四球の多さ。
サンダーベイのかたいマウンドがあってたのか、この試合で覚醒したのか、今回がたまたまなのかは分からないが、少なくとも潜在能力的にはマイナーでプレーするチャンスは与えられるはず(追記:後日ミネソタ・ツインズと契約)。この大会のようなピッチングが常に出来るのなら既に代表トップチーム入りさせてほしい逸材である。

日本戦でセンターオーバーの先制タイムリーを放ったキュラソー出身の4番シャーテン・アポステル(パイレーツ傘下)は既にルーキーリーグ(DSL)でOPS.917を残しているプロスペクト。彼も今後が楽しみな逸材の一人である。


○7位 台湾代表

オープニングラウンドではライバルの韓国、さらにはスーパーラウンド進出争いを最も競う存在と思われたオーストラリアに完敗し惜しくも得失点率で今回もコンソレーションラウンド(下位ラウンド)に回ることに。

コンソレーションでは全勝するなど、レベル的にはスーパーラウンド進出チーム寄りの実力があったと見ていいのだが、前回大会もこれとほぼ同じような結果に終わっていることには留意しなければならない。


台湾プロ野球と言えば派手な乱打戦のイメージだが、基本的に普段から木製バットを使っていることや、投手の人材が海外に流出する前の世代なので、代表のトップチームよりもよっぽど日本の野球に近いスタイル。内野守備も成人世代の台湾野球のイメージからするとしっかりしている。とりわけ今大会の野手は小柄なセンス型タイプが多い印象を受けた。

昨年のアジア選手権に続いて選出された劉致栄がピッチャーとしての完成度の高さ、ショートとしての守備の安定感を兼ね備えており個人的には印象的だった。大型左腕の王志庭が大会中にロイヤルズと契約を結んだと報道されている。


○6位 キューバ代表


この世代の野球をけん引してきたキューバはスーパーラウンド進出はきっちり果たしプライドを保つも、スーパーラウンドでは全敗。
今春のWBCと似たような結果に終わってしまった。


国内リーグにはU18のカテゴリーがあり、大会前には現地カナダのユース世代のリーグに参戦するなど準備万端と見られたが・・。

代表トップチームと同様に投手力にスーパーラウンドレベルではちょっと難があり、今大会あまり打線が活発と言えなかった日本戦で7失点、スーパーラウンドの韓国戦では17失点でコールド負けを許している。


元から投手層が厚い方の国ではないのだが、世代に一人二人剛腕がいるという点がこれまでのキューバのイメージ。
近年は亡命選手の低年齢化が目立ってきており、そういった剛腕タイプが既にいなくなってしまっているのも近年の大会で苦戦する理由の一つだと見られる。この大会の直前に、昨年福島で開催されたU15ワールドカップ優勝メンバーの主力投手が相次いでMLBと契約を結んだニュースが入ってきていたのも象徴的な出来事だったような気がする。

野手はやはり魅力的な選手が多く、将来的にWBCやMLBで活躍する選手も多く含まれているはずだ。U15優勝メンバーでもあったビクトル・メサ・ジュニアやロイデル・チャペジーといった選手は年上の選手たち相手に十分な成績を残しており、出場資格を持っている2年後の大会のリベンジにも期待したい。


○5位 オーストラリア代表


オープニングラウンドで台湾にきっちり勝利し、スーパーラウンド進出。
スーパーラウンドではWBCで惜敗したキューバから1勝を記録し、前回大会(4位)に続く好成績を残した。


チームの主軸となったのは、既にオーストラリアプロ野球でプレー歴がありMLBのチームとも契約を既に結んでいるプロ組の選手たち。

4番を打ったジャレッド・デールは今年5月にはソフトバンクに練習生として参加し、その後パドレスと契約。オーストラリアプロ野球では16歳にして24試合の出場機会を得ている逸材で、打撃では今大会それほど違いを見せつけることは出来なかったが、シャープな送球とグラブ捌きは決して内野の守備が堅いとは言えないオーストラリア野球全体の傾向を考えると頼もしい存在である。

スーパーラウンドのキューバ戦に先発し7回無失点と完璧な投球を見せた大型左腕のジャック・オラフリン(タイガース傘下)も196センチの長身から140キロを超える速球を記録し、オーストラリアプロ野球で既に3勝を記録している能力を見せつける投球内容だった。


オーストラリアは近年若い世代の投手が台頭しておりマイナーリーグで活躍している。ここで挙げた二人はまだマイナーデビューは果たしていないが、コンスタントに毎世代彼らのようなタレントを生み出し続ければ、成人世代の国際大会でも大きな成果を挙げられるのではないだろうか。


○ 4位 カナダ代表

ホスト国として、決して簡単ではない組み合わせだったA組からスーパーラウンドに進出。キューバと豪州に勝利して4位と役割を果たした。
前回大会に続いて、今年6月のドラフト指名を受けているプロ組を6名招集。大会前にはセレクションも兼ねてオーストラリアと連戦を行うなど事前準備は完璧。世代最強メンバーを集めても投手層や守備で脆さを感じさせるあたりは本当の意味での野球強国との差も感じたが、それを打ち勝つ野球でカバーした。チーム本塁打9は優勝した決勝に進んだ韓国とアメリカの6本を大きく上回る。それも特定の選手に偏っているわけではなく、6人が記録している。

前回大会3本塁打を放ちベストナインにも選ばれたジョシュ・ネイラー(パドレス傘下)の弟であるノア・ネイラーは3番打者として高打率を記録、本職の捕手ではなく主に三塁手として出場。ものすごいキャノンスローを一塁に投げていた。

このチームで最も将来性があると見られている、今年のドラフトでツインズから二順目で指名を受けているランドン・リーチ。
球速は148キロくらいまででていたもののノーコンで、能力の割に登板機会が少ないのは試合を見てちょっと納得。


○ 3位 日本代表

外国人特有の短いモーション、外国人特有のインステップ、外国人特有の角度、動くボール、制球の定まらない投手、不安定なストライクゾーンのジャッジetc・・・。

確かに打撃面での最も表面的な変化は金属バットから木製バットに変わったことだが、それ以外にも打撃を崩される要素がたくさんあったことに留意しておきたい。あまりこういう分かりやすい違いだけに全ての原因を押しつけてしまうと、本質を見失いかねない。

ましてや、冒頭に書いた部分は外国人投手とも対戦する機会があるプロ野球の選手ですら国際大会で時に狂わされてしまう部分である。

アメリカは大学野球まで金属バットを使っているし、韓国球界は木製バットに切り替わった世代からスラッガータイプの選手の輩出が滞っていて、かつピッチャーのレベルの低下まで指摘されたこともあった。日本が韓国や台湾より国際大会で結果を残したときは、反対に金属バットに戻すべきという論調も起こるくらいである。


一方でピッチャー陣は、良くも悪くも田浦投手の連戦連投が話題になった。前回大会も佐藤世那投手がかなり多くのイニングを投げていた印象だが、これには共通した理由があるように思う。

この世代の海外勢の打者はほとんど真っすぐ一本待ちである。ましてや打者有利のカウントでは頭の中はストレート120パーセントの意識でマン振りあるのみ。
今大会の田浦投手のチェンジアップやスライダー、佐藤世那投手のフォークボールのようなカウントが悪い時でも投げ切れる精度の高い変化球があれば、その球種を連投すれば大会の序盤は面白いように三振が取れる。

そうして変化球に依存するようになってしまい、その変化球に依存して面白いように打ち取る投手をチームとして依存してしまう。

ただ、相手がなんの分析もしてないわけはなく、大会の一番勝負どころでその配球のパターンがバレてしまうことも多い。WBSCのチャンネルに日本戦は全試合残るので今の時代分析はやり放題である。

田浦投手もノックアウトされたスーパーランド最終の韓国戦では、これまで振ってもらっていた勝負所での変化球連投を平然と見送られるようになり、苦しくなったところを痛打されたり、フォアボールにされるケースが目立った印象だ。

甲子園での疲労から状態が戻ってこない投手、逆に地方予選から感覚が空きすぎて戻ってこない投手、サンダーベイの硬いマウンドに合わない投手などもいたとされ、仕方ない部分もあったと思われる。それでも、日本はむしろ投手層の厚さを売りにしなければいけない国であることを考えると、健康面だけでなく戦略的な意味でも特定の投手(特に国際大会で通用しやすい変化球を持つ投手)に依存しすぎない、使いどころを考える、といったところを考慮した采配が求められるように思う。


○ 2位 韓国代表

今から10年ちょっと前、韓国のプロ野球は閑古鳥が鳴いていた。
自国のプロ野球中継より、満員の東京ドームで国民的英雄イスンヨプが躍動する巨人戦の方が関心が高かったとまで言われている。

その流れを大きく変えたのが、2008年の北京五輪金メダルと翌春のWBC準優勝。

これをきっかけにプロ野球人気が一気に上昇し、観客動員は右肩上がり。今ではチームが2球団増えている。
「ブーム」としてはさすがに落ち着いてきた印象だが、今では安定期に入ってきていて、WBCは今年の大会で2大会連続一次リーグ敗退となってしまったが、野球人気に影響を与えている様子はない。国際大会をきっかけに生まれたプロ野球人気だが、今では国際大会の結果に人気が左右されないほど成熟してきていると言ったところだろうか。


今回の韓国代表はいつかは来ると言われていた北京五輪からの野球ブームがきっかけで野球を始めた第一世代だと言われている。今回の準優勝を受けて、韓国のメディアでもこの世代を「北京キッズ」と称するところもあった。


U18世代でも何度も日本の前に立ちはだかってきた韓国だが、だいたいイメージとしては明確なエースがいる世代の時にそのエースが日本戦に先発してきて苦戦するような感じだった。

だが今回はアメリカ戦以外に全勝という安定感からも分かるように、投手層が厚い。
チェンジアップを駆使し強打のアメリカ相手に8回途中まで無失点に抑えたクァク・ビン、日本戦で先発し140キロ中盤の速球をコンスタントに記録していたキム・ミン、韓国らしい投げっぷりのいい左腕のハ・ジュニョン、球威と完成度を兼ね備えるヤン・チャンソプなど、個人名がすらすらと頭に浮かぶ。今大会はDHとしてベストナインを獲得したカン・ベクホは二刀流として知られ最速153キロを記録する投手としての評価も高い。さらにこの世代ナンバーワンとされる投手は不祥事がらみで大会を辞退している。


この世代のような層の厚さが今後も続いていくのか、今回がたまたま豊作なのか。それは来年のU18アジアや再来年の次回大会になってみないと分からない。ただ、このような世代が生まれた背景を考えると、毎世代とまでは言わなくてもこのようなレベルのチームをコンスタントに生み出せるようになっていくのではないかと思われる。
韓国球界は世代交代が進んでいないと指摘され始めて久しいが、彼らを旗頭に一気にその波が押し寄せる時期がいつか来るのではないだろうか。


○優勝 アメリカ代表


アメリカ代表に関しては、事前に何名か目玉と言われる選手の情報くらいはチェックするようにしている。今大会では共に97マイルを計測するとされる、クマー・ロッカーやイーサン・ハンキンスの両右腕の名前が挙がっていた。

・・・・のだが、今大会に関してはあんまりそれが意味がないという気にさえさせられた。

決してアメリカ代表の選手として先の方に名前が挙がるような投手ではなくても、軽々とみな90マイルを超えるような投手ばかり。前の大会もそうだったっけ?

見た範囲ではどの試合も点を取られるような気配がほとんどなく、退屈な気分になったくらい。

カナダ戦に3失点したのが唯一の「投壊」で、あとはキューバ戦で1失点、オランダ戦で1失点。
残りの6試合は全て完封勝利。


MLBの平均球速が年々右肩上がりになっているのは有名な話だが、アメリカの高校世代も同様の傾向が出ているらしく、まさしくそれをこのチームは体現していた。

U18のアメリカ代表は過去の代表も見ても、ただ個人能力でねじ伏せているだけではなく、直前のセレクションで選抜されてきた選手による勝つことを念頭に置いたチームである印象だ。

守りも華麗かつ堅く、ほとんど隙がない完璧な4連覇達成だったように思う。MVPは大会最多の3本塁打を放ったトリスタン・カサスが獲得した。

8回までスコアレスだったスーパーラウンドの韓国戦は唯一苦戦した試合だっただろうか。韓国先発クァク・ビンのカーブとチェンジアップに翻弄されていた。

アメリカに最後に土を付けたのは2年前の大会の1次ラウンドの日本になる。この試合はフォークを武器とする佐藤世那が完封勝利。
同大会の決勝では中京大中京の上野翔太郎投手も好リリーフを見せていたが、クァク・ビンの好投なども踏まえるとバリバリの本格派のドラ1候補の投手でなくとも、精度の高い変化球を操る完成度型の投手ならどうにか渡り合えるような印象である。アメリカの数少ない隙はこういう点くらいしか見つからない。


剛腕投手が次々と出てくるアメリカ代表にはワクワクしたが、このアメリカを倒すくらいのチームが出てきてほしい。そうした思いを抱かされる今大会のアメリカの戦いぶりだった。