新企画の前に。

昨日(6日)。
私はライフワークの1つであるオージーフットボールのゲームに参加した。
日本でのこのスポーツは社会人と大学生の混合リーグの為、昨日は学生達の所謂「追い出し試合」だった。

試合の後一度サヨナラし、横浜で友人と逢う予定だったが、すっぽかされた。
このまま帰るのもシャクなので、学生達の飲みに参加させてもらうことにした。

学生達の勢いのある飲み会に参加し、楽しませてもらった。
1次会ですっかり酔った私は流れで2次会にも参加させて貰った。
その席で随分と説教じみたことを言ってしまったかもしれないと反省している。

2次会が終わると時間は0時半。
横浜から帰宅時間であるわけがない。
学生達はカラオケで一晩を過ごすらしい。
私も誘われたが、拒否した。
「東京まで歩く」
そう言って、国道1号へ向かった。

暫く歩くと、国道1号が見えて来る。
そこから東京方面に歩く。
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最初の標識によると川崎まで9キロ。
大した事無い。

車道は夜中にも関わらず引っ切りなしに自動車が通る。
歩道は殆ど人はいない。
(当然か)

少し人が歩いていたのは東神奈川の辺り。
そこから少しすると、右手にJRの車庫が見えて来る。
京急線の神奈川新町駅の案内を見て、さらに進むと子安。
以前首都高で横浜に行った時、子安出口と東神奈川出口の距離が短いと思ったが、歩くと結構時間が掛かるもんだ。

落ち着いて考えれば、この辺りで第一京浜に移っておけば、後の苦労はなかったかもしれない。
でもその時はこの道を進むことしか考えていなかった。

暫くあまり代わり映えのしない景色が続く。
鶴見を擦り、鶴見川を渡る。
すると横須賀線、南武線を潜る。
さらに左手に南部市場。
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その先には東芝科学館なるものがあった。

坂がきつくなる。
もうすぐ川が近づいてくる。
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多摩川。
ようやく神奈川県とおさらばだ。
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川は暗く、少し恐怖を感じさせた。
時計を見ると3時34分。
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丁度3時間でここまで来た。

東京都に入ると雨が落ちて来た。
また、ここまでずっと登り坂だったことに気付く。
第一京浜であれば、ここまでの坂でなかったかもしれない。
段々足に痛みを感じるようになった。

池上、西馬込、馬込、中延、戸越。
休憩箇所が増える。
しかも西馬込からは、都営浅草線が走る。
もう暫くすると始発だ。
西馬込では開いていなかった駅入り口が、中延では開いている。
諦めたい気持ちが出て来る。
奮い立たせるものはなく、ただ「歩くから」という理由だけで歩いていた。

戸越でこの道に桜田通りという名前が付く。
すると五反田だ。
ここを終着点とした。
山手線はすぐには来なかった。
5時50分頃、遅れてきた電車に乗り込んだ。
7時頃、帰宅。


何故、こんな馬鹿げたことをしたのか。
実際、学生達は別れ際に「何ムチャ言ってるんですか」と言い、最後には「酔っぱらいは放っとけ」みたいな雰囲気になった。

確かに私は酔っていたが、酔っていなくても歩いていただろう。
何故なら、飲み会での自分の言葉を証明したかったからだ。

「自分の評価は自分にしかできない」

他人から馬鹿げた行為に見えることでも、行うのは自分だ。
何をするかは他人が決めることではない。
自分が決めたことをただひたすらに一生懸命やることが、自分自身の人生の価値を決めるのだ。

会社勤めになると、評価は他人が行う。
ボーナスの査定しかり、昇進しかり。
もっと言えば、学生だって就職試験は、会社からの評価が内定という形になる。
だからといって、それはその人の仕事に対しての評価であり、その人の人生に対する評価ではない。
人はそれほど他人の人生に興味は無い。

自分の人生の価値は自分でしか決めることが出来ない。
だから、目の前にあることを一生懸命やることに意味があるのだ。
それこそが自分の人生を豊かにする。

もしその行為が失敗したとしても、それは自分自身の行為なのだから、自分が責任を取れば良いだけの話である。
自分が決めたことなのだから責任くらい取れるし、後悔もしないでしょ?

この言葉を、今悩んでいる全ての若者に贈る。 
特に大不況で就職難に喘いでいる就活生、会社から不合格を通知されてもそれは君自身の人生の評価ではない。

今やれることを一生懸命やりなさい。
そうすれば、これまでと違った景色が見えて来るはずだ。

頑張れ。