関曠野さんから学ぶ

『プラトンと資本主義』や『民族とは何か』の著作で知られ、強靭な思索力を持つ在野の思想史家である関曠野さんから学んだことを、ノート代わりにここに書き連ねていこうと思います。

反原発

関曠野さん講演録「ポスト3.11日本の将来を考える」



ベーシックインカム・実現を探る会:講演録 - 関曠野さん講演録「ポスト3.11日本の将来を考える」第1部
http://bijp.net/transcript/article/307 

ベーシックインカム・実現を探る会:講演録 - 関曠野さん講演録「ポスト3.11日本の将来を考える」第2部
http://bijp.net/transcript/article/308 


参考リンク

番組小学校 - Wikipedia
京都市学校歴史博物館

琵琶湖疏水記念館のご紹介/京都市上下水道局総務課
水力発電事業発祥の地 蹴上発電所と琵琶湖疏水を訪ねて - かんでんe-Patio [関西電力インターネット会員倶楽部]
北垣国道 - Wikipedia
田辺朔郎 - Wikipedia


科学の世紀末―反核・脱原発を生きる思想 (新装版)高木仁三郎 関曠野


詳細
2000年に62歳で斃れるまで、原発の危機を説き続けた「市民科学者」高木仁三郎が、その思想の全容を語りつくした名著、いま蘇る。

目次
第1章 資本主義・国家・科学技術
 チェルノブイリ事故の衝撃
 「テクノロジー」の語源
 核技術と自己増殖作用
 科学者の内発性
 テクノロジーの三極構造
 「たれ流し」とアメリカの発展
 エコロジーの登場
 法=三極構造をつなぐもの

第2章 科学の「合理性」とは何か
 文化のネガティブな機能
 「合理性」という枠組み
 レシプロカルな理性を
 アメリカ・インディアンの物理学
 戦争とテクノリジー
 ステータスシンボルとしての原発
 臨教審の科学技術観
 専門家の非自立性
 
第3章 エコロジー運動と多様性
 コンピューター・ハッカーのニヒリズム
 科学はいまだにカルチャーではない
 「自治体の科学」へ
 サークル科学対リモコン科学
 大学闘争の意味
 エコロジーの現状
 女性は最初の技術者である
 ME技術の幻想性
 生きる場としての運動
 多様性の尊重
 どん底からの出発

文献案内
 「世紀末のテクノロジー」を超えて

著者紹介
高木仁三郎[タカギジンザブロウ]
1938年群馬県生まれ。東京大学理学部化学科卒業後、日本原子力事業に勤務。東京大学原子核研究所助手や東京都立大学助教授などを経て、都立大学退職後の74年にプルトニウム研究会を立ち上げ、翌年、在野のシンクタンク、原子力資料情報室を設立。70年代後半からは旺盛な著述活動を展開。87~98年には同情報室の代表を務め、反核、脱原発運動の先頭に立った。「反原発運動の理論的指導者」と言われ「市民科学者」と自称し、生涯を賭して警鐘を鳴らし続けた

関曠野[セキヒロノ]
1944年東京都生まれ。早稲田大学文学部卒業後、共同通信社に勤務。80年、同社を退職後、思想史家、評論家。82年に刊行の『プラトンと資本主義』(北斗出版)を皮切りに、資本主義批判、西欧の近代文明批判を軸に、政治思想史から教育論、政治経済学、科学・技術論など多岐にわたる著述活動を展開している(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


科学の世紀末―反核・脱原発を生きる思想



 
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『フクシマ以後 エネルギー・通貨・主権 』[単行本]

我々は後ずさりしながら未来に入っていく

国家観・経済体制から資源・環境問題まで、大震災・原発事故のあと一挙に露呈した日本固有のシステムの欠陥と矛盾の数々――。復興・再生に求められる真の思想とは何か。その核心に大胆かつ原理的に迫る、待望の現代文明論。


内容(「BOOK」データベースより)
国家観・経済体制から資源・環境問題まで、大震災・原発事故のあと一挙に露呈した日本固有のシステムの欠陥と矛盾の数々―。復興・再生に求められる真の思想とは何か。その核心に大胆かつ原理的に迫る、待望の現代文明論。

著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)

関 曠野
1944年東京生まれ。早稲田大学文学部を卒業後、共同通信社に入社し名古屋支社、国際局海外部などをへて1980年からフリーランスの文筆業。思想史、経済などの分野で論文、エッセーを発表して現在に至る(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)


 フクシマ以後 エネルギー・通貨・主権

【目次】

  原発
原発の破局に直面して
ヒロシマからフクシマへ

  歴史
政党制度はまだ生きているのか
我々はどこに回帰するのか
皇太子が言ったこと ―― 一つの注釈
皇室・自衛隊・憲法

  世界経済
TPP考
「自由貿易」 とアメリカン・システムの終焉
日本の内なる問題としての TPP

  国家
近代租税国家の欺瞞
ベーシック・インカムをめぐる本当に困難なこと
経済のデモクラシーへ

  小品
写真の力
ルソー 『人間不平等起源論』 を読む

あとがき
初出誌一覧


 

フクシマ以後 エネルギー・通貨・主権
 
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