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2009年02月

竹内さんの量子論を読んで

ムーブ!も残すところあと五日になりました。

電車に乗っていても、乗客の人から「なんでムーブ終わるの?寂しいわ」と声をかけられることしばしば。

番組が終わってしまうことをまだまだ実感することが出来ません。

きっと終わってしまってからじんわり、感じるんだと思います。

以前、このブログでご紹介させていただいた、サイエンスライター竹内薫さんの「量子論」という作品。

猫の耳が生えた可愛らしい萌え系の少女が「量子論」を教えてくれるという摩訶不思議な漫画なんですが、量子論という物理学でもかなり難解なジャンルの話を素晴らしく身近に感じられる、いままでにない感覚の本です。

漫画部分はあっという間に読めます。

さらに章立ての漫画の間に竹内さんの文章が挿入されているんですが、文系の私にも分かりやすい表現で量子が説明されています。

物理学なんてもっとも自分に遠い話だと思っていたんですが、この本を読んで、身の回りの物を持ったり、娘を抱きしめるたびに、量子の存在を意識するようになりました。

とはいえ、今もって「量子とはなんぞや」という疑問も残っています。

この量子という、とんでもなくミステリアスな存在が世界を形成しているということを知っただけでも、人生はかくも彩りを変えるものかという驚きを覚えます。

そう。

目に見えるものが全てではないんです。

みなさんが、物理的空間的に別々の個体だと認知している二つの物体は、実は量子同士が結びつき、絡み合い、相互に影響を及ぼしあっているかもしれません。

まさに世界観が変わる一冊です。



関根 友実sekinetomomi  at 16:33コメント(2)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

君に届け

今日も最近読んだ漫画のお話を・・・

食べ物か漫画の話しか書いていないような気がしますが、

どうかお許しを。

現在9巻まで出ている椎名軽穂さん作の「君に届け」という作品。

少女マンガの永遠のモチーフである、いわゆる両思い恋愛物です。

読者は主人公の女の子と、主人公の女の子が思いを寄せている男の子が実はお互いに思い合っている事をすでに知っているのだが、恥ずかしがったりすれ違ったりしてなかなか思いを通じ合わせることができないので、本人達はそれぞれに片思いだと思っているという設定。

読者は二人の行動にやきもきしたり、ドキドキしたり、にんまりしたりします。

ただ、この「君に届け」という作品。

キャラクター設定が実に斬新なのです。

主人公が片思いをしている風早くんは、少女マンガに登場するヒーロー像のど真ん中をいくようなとびっきり好感度の高い男の子です。

もちろんスポーツも万能で、女の子にも人気抜群。性格もとてもいいから、同性人気も高い。こんな息子を産めるものなら産みたいと思うような(笑)男の子。

ここまでは普通なんですが、主人公の女の子が凄い。

腰まで伸ばした黒髪、重たく切りそろえられた前髪、陰鬱な三白眼・・・表情は暗く、声も沈んでいて、笑顔を浮かべることも苦手な女の子。

爽子という可愛らしい名前があるにもかかわらず、あだ名は貞子。

そう、かつて一世を風靡したホラー小説、「リング」に登場する井戸から出てきた女性の怨霊「貞子」にちなんで付けられたあだ名。

クラスメイトは、貞子と話をすると運が逃げるとか、貞子は黒魔術をやっているとか、あらぬ噂をしては貞子を避けていました。

貞子はいつも一人ぼっちでしたが、それでもみんなのためにと、みんなが嫌がる学級委員長や花壇の植物の世話などを引き受けているとってもいい子。

この貞子の魅力が素晴らしいのです。

平凡な女の子が主人公になることはよくあります。

でも、クラスに一人はいたような、引っ込み思案で友達がいなくて表情も暗い女の子が主人公というのは実に新鮮でした。

そんな彼女の魅力に唯一気づいたのが、女の子達のアイドル風早くんだったわけです。

風早くんは、彼女のことが好きで好きでたまらなくて、彼女の気持ちがわからないので、彼女の一挙手一投足が気になって気になってたまらない。

女性読者にとっては、その風早くんの葛藤もたまらなく可愛らしい。

貞子も風早くんもとっくの昔から両思いなのに、

思いが通じ合うことはなかなかなくて、単行本も9巻に突入。

「こんなにひっぱってどうすんねん」と普通なら突っ込みを入れたくなるのですが、

この漫画の場合はいつまでも続いて欲しいと思ってしまうから不思議です。

きっと、主人公とヒーローの魅力が際立っているからでしょう。

貞子の気持ちがわからなくて身悶える風早くんの姿をもっと見ていたい。

シンデレラ願望。

女性たちの永遠の憧れなのかもしれませんね。


関根 友実sekinetomomi  at 08:26コメント(4)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

鯖サンド

昨日は、一緒に番組に出演してるコメンテーターの勝谷さん、加藤明子アナウン
サーと三人で、新刊の「知られてたまるか2」の発売を記念して、大阪キタの堂
島にあるジュンク堂でサイン会が行われました。

100人を超える方が来て下さり、温かい応援メッセージをくださいました。

本当に本当に有難うございました。


そのサイン会が終わって、打ち上げと称する飲み会がありました。

鶏がとっても美味しい炭火焼きのお店で、鶏のたたきや刺身、白子をあぶって醤
油で絶妙な味付けをしたものや、白菜のしゃりしゃり感を残したままゴマアブラ
をベースにしたドレッシングで味付けをしたものなどなど、うっとりするような
お料理の数々を堪能しました♪

しかもどれもリーズナブル!

そして、ついに出されたお料理が…

「鯖サンド」!

半生の鯖に軽く下味を付けて、トーストしたサンドイッチパンに挟んでいるんだ
けど、もう見るからに美味しそう。

ただ、私は鯖が大好きなんだけど、数年前に鯖アレルギーを発症していて、鯖を
食べると蕁麻疹が出来るのです。

だから出来るだけ食べないようにしてるんですけど…

人数分置かれたサンドイッチ。

みんなが美味い美味いと次々に食べていき、残る鯖サンドは一切れだけ。

蕁麻疹覚悟で食べるか、鯖アレルギーを告白して食べるのを断念するか、一瞬葛
藤した末、「もう仕事もないから食べちゃおっ」と簡単に食欲に流れてしまった
私。

鯖は柔らかくて、全然生臭さもなくて、味わい深くて、何とも言えないコクがあ
って、とろけそうでした。

案の定、帰りの電車の中では顔の皮膚がボコボコになってきて、帰宅するころに
は別人になっていましたが、一夜あければすっきり治まっていました。

アレルギーはつらいけど、時にこんな風に気にせずエイヤッで食べてます。

魚はほかにも背の青いものはたいがいダメです(>_<)

魚を焼いた煙りや蒸気に触れただけでも、顔にポツポツと蕁麻疹が出来ることが
あります。

果物やお菓子にも反応しますので、年々、食物アレルギーは増えていってます。

悩ましいです。


関根 友実sekinetomomi  at 07:20コメント(1)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

ジンとくる漫画

二月とは思えないような暖かい朝。

バレンタインデーです。

私は最近チョコレートアレルギーが発症してしまい、チョコレートを食べると蕁麻疹が出てしまうのです。

でも、大好きだったチョコレート、やはりこの季節になるとウキウキします。

今日はチョコレートと同じくらい大好きな「漫画」の中から、最近読んだ一冊をご紹介。

羽海野チカさんが描いた「三月のライオン(現在二巻まで発売中)」です。

「ハチミツとクローバー」も傑作でしたが、羽海野チカさんが現在連載中の漫画「三月のライオン」は前作をさらに上回る秀逸な作品です。

私の記憶では、少女マンガでありながら、ここまで真正面から将棋を描いた作品はないのではないでしょうか。

将棋にあまり縁のなかった私のような将棋素人にも、ストーリー漫画を読み進んでいくにつれ、きちんと将棋のダイナミズムが伝わってくるから凄いのです。

なにより、羽海野さんの漫画の凄いところは、登場人物の心理描写です。

孤独、絶望、希望、破壊衝動・・・勝負師の壮絶な感情を、鬼気迫る言葉で表現しながらも、羽海野さん独特の柔らかな絵柄と優しさ溢れる登場人物達の交流で読者の気持ちを癒してくれます。

羽海野さんの作品を読んだ時には、いつも自分の内臓をえぐられるような感覚があります。

それだけ、台詞に魂が込められてるんですね。

ポエムで可愛らしい絵なので、女子限定と思われそうですが、かなり骨のある漫画。

むしろ男性にお勧めです。


関根 友実sekinetomomi  at 18:53コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ! 

最近食べた美味しい食べ物

最近食べた美味いもんシリーズ!

まずは、最近はまっているキャンディーが「男梅」といういかめしいネーミング
の梅味キャンディー♪

「男」という枕詞が付いているだけあって、甘みは極力抑えられているが、梅の
すっぱさに濃厚なコクがあるのです。

大人になると、甘さではなくコクにしびれてしまうものなんですよね。

男梅キャンディーには癖になるようなコクがあります。

おかげで、職場のデスクの引き出しには、男梅キャンディーがてんこもり!

ちなみに、「パイン飴」と「特濃ミルクキャンディー」を一緒に食べるのもお気
に入り♪

不思議な味わいになりますので、是非一度、試してみて下さいね(^O^)/
  
 
もう一つ。
 
最近食べた美味いものをご紹介!


  
それはこちら、「黒いチーズケーキ」 
  
黒いチーズケーキ


 

黒いチーズケーキ







 
  


  
  
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 
電車を乗り換える時に通り掛かったお店で「黒いチーズケーキ」が売られていま した。                                
夜の7時という帰路を急ぐ時間帯にもかかわらず、ショップにはかなりな人数の 行列ができていて。 関西主婦の性分でしょうか、行列ができていると並んでみないと気が済まなくて 、結局並んで家族の人数分「黒いチーズケーキ」を購入してしまいました。 帰宅して、娘と一緒に食べてみました。 甘さは控え目なんだけど、チーズケーキの部分に濃厚なクリームチーズのコクが あって、でも食べた後口は爽やかで…。 うーん、美味! 上にかかっている黒い粉の正体はわからないけれど、ココア味のクッキーを砕い たものなのか、時折サクッという食感が楽しい。 チーズケーキといえば白いチーズケーキかベイクドチーズケーキの焼き色が定番 だという概念を覆そうという、その心意気や良し♪ 白ヤギさんより黒ヤギさん。 黒おたべや黒ゴマクッキーなど、食のステージで「黒」が流行し続けているが、 今後も注目していきたいで〜す!


関根 友実sekinetomomi  at 13:57コメント(0)トラックバック(0) この記事をクリップ!