2009年03月14日
あずみ、第一部完結
担当番組のムーブ!が終了してから一週間が経過しました。
すっかり普通に生活しております。
手紙を書いたり、メールを書いたり、娘とのんびり過ごしたり・・・
我が家の娘(現在8歳)は工作が大好きで、家のゴミ(たとえば空のペットボトルやトイレットペーパーの芯など)から巨大なお城を作ったりして遊んでいます。
そのお城の壁に絵具を塗るのを手伝わされたりしています。
本当にたくさんの励ましのメールや温かいコメントをありがとうございました。
本(アレルギーマーチと向き合って)を読んで下さった方も、本屋さんでぱらぱらとページをめくってくださった方も、本当にありがとうございました。
私の本を手に取って下さったこと自体がとてつもなく幸せで光栄です。
同じようなアレルギー疾患に悩まれている方、お子さんやご家族がアレルギー疾患を抱えているという方、本当にたくさんの方が現在もアレルギーと向き合っていらっしゃることを知り、私自身が何より励まされております。
難しい病気です。
病態は千差万別で、個人の体質や環境に大きく左右される病気であることから、闘病記でありながら治療法などを提示して差し上げることができる病気ではありません。
私があえて「向き合う」というところにこだわったのは、私自身の経験から、アレルギーは人の心と密接に関わっている病気であると思っているからです。
私の場合は、疲労が溜まった時、ストレスを抱えた時、緊張状態から解けてリラックスした状態になった時、普段より一層痒みが増します。
本の巻末でインタビューさせていただいている小児アレルギー医療の権威でいらっしゃる馬場実先生のお話では、「交感神経が優位になっている時にはアレルギー反応は起きづらい。副交感神経がドミナント(優位)に立った時にアレルギー反応が起きる時が多い」のだそうです。
つまり、疲労が溜まった時やストレスが重くのしかかったとき、体の反応としては、なんとか緊張状態を和らげようと副交感神経を働かせます。緊張状態から解けてリラックスしたときも同様です。体の中では副交感神経が優位に働いています。
こういう状態の時に、どっと痒みが襲いかかるのです。
だから、そういう自覚さえあれば、「来るぞ」という備えができます。
アトピーでいえば、痒みが生じた時にどうやって出来るだけ掻かないように、発作的に掻き毟らないように済ませるかというのが重要です。
ですから、サーフィンのように、今から痒みの波が自分に襲い掛かかってくるぞ、という心構えがあれば、あとは波にどう乗っていくかというテクニックになるわけです。
最近の私の痒み対処法はマスクです。
痒みが襲いかかるというタイミングで、使い捨ての安い紙のマスクを着けてます。
すると、直接掻き毟ることはできませんし、水蒸気を多分に含んだ呼気がマスクの中に一度留まることで、適度な潤いを肌に与えてもくれます。
花粉防止にもなるし、まさに一石三鳥くらい重宝しています。
ただし・・・
現在、アトピーがかなり悪化していらっしゃる方の場合、もしくは小さなお子様の場合は、肌がかなり過敏な状態にあると思われますので、直接マスクが肌に触れるだけで刺激になって更に痒みが増したり、接触性の皮膚炎をおこしたりする可能性もあると思われますので、ある程度沈静化していらっしゃる方にお勧めな方法だと強調させて下さい。
タイトルの話を書くのが、こんなにラストの方になってしまいました(汗)
私はかつて漫画家志望だったこともあり、最も快楽的な趣味は漫画の乱読なのですが、小山ゆうさん作の「あずみ」という漫画ほど、長く楽しませていただいた作品はありませんでした。
かつて上戸綾さんが主演で映画化されたことのある作品です。
無敵の女性剣士の残酷なほどに切ない宿命と、人間に対する深い愛情と孤独が描かれた、とってもヒューマンな作品です。
最近の傾向として、人気のある漫画はどこまでも連載が続いていくことが多いので、この「あずみ」はどういうエンディングを迎えるんだろうか、ひょっとしたらサザエさんみたいにずっとあずみだけは歳をとらずに、江戸幕府の始まりから終わりまでずっと長生きし続けるんじゃなかろうかとすら思っていました。
しかし、第一部の終わりとして、この代の「あずみ」は徳川三代将軍の時代で幕を下ろしました。
とてもあずみらしい、ラストシーンです。
ちょっぴり切なくもあり、ひたむきな覚悟が愛おしくもある。あずみを抱きしめてあげたくなるような気持ちになります。
第二部はまったくべつの「あずみ」が登場して、幕末が描かれるのだということです。
小山ゆうさんの作品は「竜馬が行く」も本当に素晴らしかったので、第二部も大いに期待しています♪
すっかり普通に生活しております。
手紙を書いたり、メールを書いたり、娘とのんびり過ごしたり・・・
我が家の娘(現在8歳)は工作が大好きで、家のゴミ(たとえば空のペットボトルやトイレットペーパーの芯など)から巨大なお城を作ったりして遊んでいます。
そのお城の壁に絵具を塗るのを手伝わされたりしています。
本当にたくさんの励ましのメールや温かいコメントをありがとうございました。
本(アレルギーマーチと向き合って)を読んで下さった方も、本屋さんでぱらぱらとページをめくってくださった方も、本当にありがとうございました。
私の本を手に取って下さったこと自体がとてつもなく幸せで光栄です。
同じようなアレルギー疾患に悩まれている方、お子さんやご家族がアレルギー疾患を抱えているという方、本当にたくさんの方が現在もアレルギーと向き合っていらっしゃることを知り、私自身が何より励まされております。
難しい病気です。
病態は千差万別で、個人の体質や環境に大きく左右される病気であることから、闘病記でありながら治療法などを提示して差し上げることができる病気ではありません。
私があえて「向き合う」というところにこだわったのは、私自身の経験から、アレルギーは人の心と密接に関わっている病気であると思っているからです。
私の場合は、疲労が溜まった時、ストレスを抱えた時、緊張状態から解けてリラックスした状態になった時、普段より一層痒みが増します。
本の巻末でインタビューさせていただいている小児アレルギー医療の権威でいらっしゃる馬場実先生のお話では、「交感神経が優位になっている時にはアレルギー反応は起きづらい。副交感神経がドミナント(優位)に立った時にアレルギー反応が起きる時が多い」のだそうです。
つまり、疲労が溜まった時やストレスが重くのしかかったとき、体の反応としては、なんとか緊張状態を和らげようと副交感神経を働かせます。緊張状態から解けてリラックスしたときも同様です。体の中では副交感神経が優位に働いています。
こういう状態の時に、どっと痒みが襲いかかるのです。
だから、そういう自覚さえあれば、「来るぞ」という備えができます。
アトピーでいえば、痒みが生じた時にどうやって出来るだけ掻かないように、発作的に掻き毟らないように済ませるかというのが重要です。
ですから、サーフィンのように、今から痒みの波が自分に襲い掛かかってくるぞ、という心構えがあれば、あとは波にどう乗っていくかというテクニックになるわけです。
最近の私の痒み対処法はマスクです。
痒みが襲いかかるというタイミングで、使い捨ての安い紙のマスクを着けてます。
すると、直接掻き毟ることはできませんし、水蒸気を多分に含んだ呼気がマスクの中に一度留まることで、適度な潤いを肌に与えてもくれます。
花粉防止にもなるし、まさに一石三鳥くらい重宝しています。
ただし・・・
現在、アトピーがかなり悪化していらっしゃる方の場合、もしくは小さなお子様の場合は、肌がかなり過敏な状態にあると思われますので、直接マスクが肌に触れるだけで刺激になって更に痒みが増したり、接触性の皮膚炎をおこしたりする可能性もあると思われますので、ある程度沈静化していらっしゃる方にお勧めな方法だと強調させて下さい。
タイトルの話を書くのが、こんなにラストの方になってしまいました(汗)
私はかつて漫画家志望だったこともあり、最も快楽的な趣味は漫画の乱読なのですが、小山ゆうさん作の「あずみ」という漫画ほど、長く楽しませていただいた作品はありませんでした。
かつて上戸綾さんが主演で映画化されたことのある作品です。
無敵の女性剣士の残酷なほどに切ない宿命と、人間に対する深い愛情と孤独が描かれた、とってもヒューマンな作品です。
最近の傾向として、人気のある漫画はどこまでも連載が続いていくことが多いので、この「あずみ」はどういうエンディングを迎えるんだろうか、ひょっとしたらサザエさんみたいにずっとあずみだけは歳をとらずに、江戸幕府の始まりから終わりまでずっと長生きし続けるんじゃなかろうかとすら思っていました。
しかし、第一部の終わりとして、この代の「あずみ」は徳川三代将軍の時代で幕を下ろしました。
とてもあずみらしい、ラストシーンです。
ちょっぴり切なくもあり、ひたむきな覚悟が愛おしくもある。あずみを抱きしめてあげたくなるような気持ちになります。
第二部はまったくべつの「あずみ」が登場して、幕末が描かれるのだということです。
小山ゆうさんの作品は「竜馬が行く」も本当に素晴らしかったので、第二部も大いに期待しています♪