詩作品佐藤裕「色彩の氾濫―岡本太郎に」
 岡本太郎は視覚での表現者である。その表現が人にどのように受け取られるか、そのひとつにこうした言葉への転換がある。1970年の万博の「太陽の塔」は、「国の金を使って好き勝手なものを造った」と知識人から批判された。「日本の恥辱」とされた。しかし、その後、時代は変わり欧州の国では、購入を規模してきた。2003年(平成15年)、メキシコで『明日の神話』が発見された。この作品は現在京王井の頭線渋谷駅連絡通路に設置され、公共アートとなっている。有楽町数寄屋橋にの造形があり、誰でも身近に観ることができる。著書「今日の芸術」の中で、「うまくあってはならない。きれいであってはならない。ここちよくあってはならない。」と宣言している。これは手先の巧さ、美しさ、心地よさは、芸術の本質とは全く関係がなく、「いやったらしさ」や「不快感」を恐れず、見る者を引きつけ圧倒する事こそが真の芸術と説いている。この詩は、その表現精神へのオマージュであろう。