IMG_kita sisyuu<北一郎・詩集「有情無情、東京風景」(「土曜美術社販売」。表紙画・江素瑛>
  北一郎・詩集「有情無情、東京風景」(「土曜美術社販売」2000円)を文芸同志会では、特別価格1500円(送料込み)で販売しております。
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 内容は、(機法屮戰ぅ汽ぅ浜情」「嵐のあとの散歩者に」「そんなに電力が足りないか」「蓮の花」「川に落ちた石」「一九六〇年代の墓碑」
(供法崕もどき」「ひとりのための花摘み」「夜の潮」「帰途」「舗道の草」「或る夏〜池上本門字にて〜」「井の頭公園のブルーム・ダスター・カン」「場糞の臭いは川風に乗って」「メビュースの輪の夢日誌」「煙」
(掘法嵜紊傍い鯢佞韻蹇廖峅岷濾顱廖嵜靴靴地上にて〜『海辺の秘儀』より」「五重塔の翳」「坂の上の夕陽」「棘と犬」「自転車の物持ちの人」「電車の中のベビーカー」「情の重み」「河原に打ち上げられた倒木と光と埃」「リバーサイド無情」
(跋) 「有情と無情と東京と」 伊藤桂一/「あとがき」となっています。
直木賞作家・詩人の伊藤桂一氏の門下生である北一郎は、本詩集の刊行にあたり、詩稿を預けたところ、巻頭詩を読み出版社を紹介していただいた。その跋文の一部は、つぎのようなものです。
――都市生活の私的哀感を綴る――伊藤桂一
  〜〜預かった詩稿の『有情無情、東京風景』と題された本の巻頭作品「ベイサイド有情」を読みかけて、その作風のユニークなのに感心し、文脈に惹き込まれて一気に全部を読み終えた。ふしぎな詩集だった。巻頭詩といっても行分けで百五十行近い内容、それもかなり重く変化に富んだ表現がしっかりとつづけられている。詩と考えての長さからいえば、長篇詩だし、散文詩でもあり、むしろ詩的な評論とも言え、実に面白く読みごたえがある。〜〜
  北一郎は、菊池寛の「詩はいずれはなくなる」という予言に共感し、唯物論的な言葉の捉え方をしてきた。文字による言葉を、そこにある自然物としてとらえ、そのつながりや意味性を人間の感受性がうけとるのだ、という発想をしてきた。そのため、もし意味性を表現するならば、明確に伝たうされなければならない。いわゆる難解な現代詩は、その意味性を読者の想像力にゆだね、偶然性にたよる弱点をもつ考える。
 それは陶芸の焼き物師が、粘土質や釉薬とが焼き加減によって偶然的に、美的効果を生み出すkとを期待するのに似ている。
  北一郎は、伝えるべき思想が確実に伝わることを優先し、あえて日常多く使われる、いわゆる手垢にまみれた言葉による散文の手法を選びました。
 できるものなら文芸愛好家において、現代詩のありかたの意味づけを考える手がかりになれば良いとおもいます。
参照:北一郎詩集「有情無情、東京風景」の実相と解題
■関連情報=文学フリマ短編賞(小説家になろう)応募作品・きた いちろう「不倫の季節」