「詩人回廊」

日本の短編小説の特殊性について「韻律のある近代詩、日本語の制約にはばまれて、大した発展を見なかったので、小説家は叙情詩を書きたい衝動を、やむなく短編小説に移してしまった。短編の傑作と呼んでいる多くは物語的構成をほのかにもった散文詩である」三島由紀夫「美の襲撃」より。文芸同志会は「詩人回廊」に詩と小説の場をつくりました。連載小説も可能です。(編集人・伊藤昭一&北一郎)(連載を続けて読むにはタイトル上の筆者の庭をクリックします)。

ニュース・バルコニー

第37回詩人囲碁大会は郷原宏氏が優勝

15394191946301539418754346<2018年「詩人囲碁会」の和気あいあいとした対局の日本棋院の会場>
 第37回詩人囲碁大会2018年(世話人・勝畑耕一氏)が10月13日に日本棋院(東京・市ヶ谷)で開催された。優勝者は郷原宏氏に決まった。準優勝が松林尚志氏と勝畑耕一氏となった。
 1539418622844KIMG0056<昼食時間をはさんでゆったりと対局を楽しむ詩人たち。>
 大会運営は、A組リーグ、B組リーグと2組に分かれ、各組総当たり。置き碁によるトーナメントとした。互先はコミ6目半、置き碁は最大9子までとし、誰でも楽しめるシステム。時計は使わない。

第22回「文人囲碁会」2018年(春)は丸内敏治氏が優勝

IMG_1761<2018年(春)第22回「文人囲碁会」風景。日本棋院にて。5月26日>
    朝日新聞社協力による「文人碁会」(世話人・三好徹、秋山賢司、郷原宏)2018年・秋の第22回目が5月26日、日本棋院(東京・市ヶ谷)で行われた。
 それぞれ参加者の状況に応じて、ルールを決めている。今回は名人戦(互先によるトーナメント)、大王戦(手合い割によるスイス方式によるリーグ戦)で行われた。
IMG_1765IMG_1764IMG_1768<第22回文人囲碁で、和気藹々とした中での熱戦風景。日本棋院にて、5月27日>
 総合優勝者は、脚本家の丸内敏治氏に決まった。その他、最多対局賞や敢闘賞なども決められた。参加者は、詩人囲碁会の常連たちも多く参加、高段者である秋山賢司氏よりの指導碁も受けられたことから、その鍛錬の技を競った。対局のあい間には、有段者が級位クラスの参加者に、反省碁を解説するなど、和気あいあいとした集いとなった。

2017国鉄詩人賞「九条プラカード詩を掲げ歩く」(和田攻)

 IMG_20180519_0001_1<詩誌「国鉄詩人」275号ー2018/年・夏号>
 国鉄詩人連盟(事務局・編集人=矢野俊彦)は、2017年度国鉄詩人賞を、和田攻「九条プラカード詩を掲げ歩く」に決定した。詩誌「国鉄詩人」275号には、この賞への推薦作品の数々と、選考経過が公開されている。また、同連盟は、6月に第73回国鉄詩人大会を東京で開催する。
 2017年度国鉄詩人賞受賞作品はを以下に転載する。
〜〜☆〜〜
「九条プラカード詩を掲げ歩く」 和田攻

東京には日本の空がない
防災無線の悲痛な叫び声に
驚き迂回路ジャンボ機に飛び乗れば
いまだコーンパイプに彩られた
GHQ占領下のマッハが行く手を阻み
沖縄にはウチナンチュウの地図もなく
日米安保条約地位協定
色槌せた戦後レジームの
捨石に興じる
指名手配の動画やら顔写真が
日本の九条をも橿褄切れに―

詐欺の手口は巧妙かつ大胆
恐喝恫喝独裁者への登竜門は
追従マスコミ阿呆を手玉に
贋金ならぬ偽言語発信の
新しき錬金術
ハロウィンのカボチャ祭りよろしく
尻馬の大群ドン・キホーテの
隊列が永田ムラの焼け市に繰り出す

TPP輸入に毒された
こいつらの頭の中は
ことごとく
カボチャミバエに食い荒らされているのが
百姓の眼力には透けて見える
見栄えのよい面構えだが
包丁を入れた瞬聞
ミバエの大群が飛び出し
腐れ脳みそが露わ週刊誌のグラビアを飾ろうと

おっとどっこいシャッターチャンスも
押っ取り刀自主規制のこぼれ刃では
うらなりカボチャさへ歯がたたず
ボケモンGOに興じる不勉強な諸君らに情報は届くまい
国会の議事録にも残らぬ新安保法制定の中身とは
他国の戦争に待望の自衛隊参加と
これぞ日本国憲法九条違反の集団的自衛権の行使
偽ブランドの目玉「積極的平和主義」
裏返して「セッキョクテキセンソウシュギ」とルビを

プラカード詩人になるな
丸山薫氏の言葉に背き
「信州安保法制違憲訴訟の会」原告の一員となり
国を訴えプラカード詩を掲げ歩く
〜〜☆〜〜
  この作品の受賞の言葉で、和田攻氏自身、かつての(詩の世界)の興隆期には、見向きもされなかったような作品であることを認めている。しかし、権力による憲法改悪の動向に立ち向かう意志の力なき様相に、いたたまれないための声であることを述べている。
  個人的な芸術性感覚や気分の表現に含まれる意味の不確定さに対する苛立ちでもあろう。ただ、この受賞作には、単なる散文の行替え表現ではなく、リズムを持った言葉による意思が存在することで、現実を立ち上がらせている。

「稀人舎」ネットの詩活動と出店「文学フリマ東京」から

IMG_1716IMG_1717<詩作品から、ネット小説評論まで、「稀人舎」の第26回文学フリマのブース。5月6日>
  文学フリマは、発足当初から出店する前に、販売本の宣伝をし、会場に参入するのに、ネット予告をするのが、ひとつのパターンであった。そのため行列 が出来ることがあった。スマフォもデジカメなく、写ルンですの簡易カメラで記録していた時代で、パソコン通信というジャンルが残っていただけの時代での話である。
IMG_20180513_0001_1_1<川口晴美氏の東京新聞(2018・5・12夕刊)「川口晴美の詩はいかが」の評論記事>
 それが、今日のように、スマホが普及し簡単にいつでもインターネットにアクセスできるようになった状況で、最も現代的なカルチャー発信をするグループであろう。
 「稀人舎通信改」3号という雑誌は、座談会「ネット小説は野生の言葉」、「ネット小説投稿サイト紹介」「エッセイ「ネット時代と創作」などのほか、東京新聞で詩の時評をしている川口晴美氏の作品などが掲載されていて、つい買ってしまう。
《参照:詩人・川口晴美氏の「第24回文学フリマ東京」参加体験記
■関連情報=福井ゆかりの詩人・川口晴美さんの文学カフェを開催

「詩人碁会」2018湯河原合宿「杉の宿」の風景から

IMG_1622IMG_1632IMG_1643<今、話題の藤井聡太六段の師匠・杉本昌隆七段など、囲碁・将棋のプロたちの色紙が飾ってあるのが、娯楽民宿「杉の宿」の趣向のあるところ。>
    恒例の「詩人囲碁会」2018の合宿が行われた「杉の宿」だが、それらしいのが、頭上の赤い屋根と囲碁・将棋のプロたちの色紙であろう。サインされた時期がそれぞれ異なるので、若い時期のものや円熟期のものが混在していて、面白い。
IMG_1649IMG_1626IMG_1645IMG_1646<宿の窓外の庭と全体を包む山並みの中で、盤上の陣取り合戦は気分が良い>
   本来は、名人や棋聖などのサインが重視すべきであろうが、素人の自分には、藤井聡太六段の師匠・杉本昌隆七段のものを見つけたのが面白い。関西からもやってきているらしい。
IMG_1633IMG_1637IMG_1638IMG_1634<御馳走とお酒で、参加者の口元も滑らかに。両脇の風趣に富んだ水石は、対局遊戯室の入口にあるもの>
  囲碁手合いを楽しんだあとは、温泉に入って、ビールで喉を潤し、お刺身や個別すきやき、野菜のてんぷらなどを味わいながら、情報交流をする。初参加の人は、名前と顔がよくわからいが、この辺でお互いがわかり合う。常連でも年に一回なので、顔を見ても名前が一致しないこともある。
IMG_1624IMG_1635IMG_1636IMG_1644<組み合わせ対戦のあとの自由手合いも楽しい>

詩人碁会2018「杉の宿」春の合宿!優勝者は秋山賢司氏

P5270011IMG_1653<「詩人囲碁」2018の春の合宿で優勝した秋山賢司氏(72)。囲碁雜誌編集者を経て、フリーの囲碁ライター。朝日新聞の名人戦を担当し、ペンネームは春秋子。近著に「碁の句ー春夏秋冬ー」(文治堂書店。1200円・税別)がある。>
  湯河原(神奈川)の山の湯に浸りながら、のんびりと囲碁三昧の日をすごそうという、碁の好きな詩人たちによる「詩人囲碁会」が、4月22日〜23日にかけて、娯楽民宿「杉の宿」にて開催された。
IMG_1630IMG_1627IMG_1648<真剣な手合いとくつろぎの手合いなど、組み合わせ番外の白黒を楽しむ>
 今年から運勢管理係が、これまでの郷原宏氏から、勝畑耕一氏にバトンタッチした。手合わせ方式は、参加者をA組(リーグ)とB組(リーグ)とし、総当たり戦で、時間があれば、自由な対戦というものなった。
 窓外の萌える緑の真っただ中で、白黒につかれた眼を休ませてくれる。
IMG_1618IMG_1620IMG_1623<湯河原の駅前のバス停から、燃える緑の山の中の第三駐車場で降りる。近くの幕山公園が広いので、駐車場もいくつもあるのかも知れない。そこで、「杉の宿」にチュックイン。すると、囲碁・将棋・麻雀などを静かに楽しむための団欒の部屋が待つ>
《参照: 「詩人囲碁会」2017年春「杉の宿」合宿風景から(1)》
《参照: 「詩人囲碁会」2017年春「杉の宿」合宿風景から(2)》

第28回伊東静雄賞「栞」より選評(抄)田中俊廣・選考委員

IMG_20180312_0001_1_1<第28回伊東静雄賞の平成29年度伊東静雄顕彰委員会発行の栞。表紙題字は書家・山口逸風氏。表紙写真は、伊藤静雄が昭和21年、大阪府南河内郡黒山村に転居。「夕映」などの作品を発表。そこに詠まれた村の十字路の地蔵の祠。>
☆ 田中俊廣氏選評(抜粋)
「詩と故郷」
 諌早の眼鏡橋をモチーフにした『長編詩・石の賦』(昭60、青土社)は、まさに二千行から成るユニークかつ卓抜な詩集で、第四回現代詩人賞を受賞した。優れた構造と堅牢な石橋を、歴史と世界地理との遥かな時空から位置づけようとするスケールの広大さ、そこを生きた人々への温かい眼差しで、この詩集は貫かれている。
  この詩人・原子朗先生が、今年(平29)の七月四日に他界された。享年九十二。先生(  )と記したのは、学生の時その講義を聴き、卒業後、伊東静雄についての拙論に批評を受けたことを機縁に、四十年以上の御厚誼をいただいたからである。叱られもし、励まされることもあった。原先生は、多数の詩集のほか、宮澤賢治研究の第一人者であり、文体論という学問のパイオニアでもあった。
   長崎、諌早への郷土愛は深く、帰郷の折は、故・風木雲太郎さんと共に飲んだことも、つい昨日のように記憶の中にある、第二十八回伊東静雄賞は、山之内勉さんの「きょうだい」が受賞した。この作品は、平野さんと五十作を選考する第一段階で、すっと決定、そして、私のランク付けでも最上位の六作品の一つであった。
   施設でずっと暮らす「寝たきりで口もきけない」姉に対する複雑な思いを、平易なことばで、余韻と奥行きのある世界に描出している。「私」の幼少年期、青壮年期、母の弔いの後というように、姉との和解を段階的に展開。姉の顔は、「私」そして息子、さらに逝った母に似てくるという構成と構想も優れている、この詩は、姉、家族、「私」つまり心の故郷への冷静で温かい哀歌であり讃歌でもある。
   他に注目した作品の中で、十四歳の山下ゆいさんの「あの日」の鋭く伸びやかで澄みわたった感性には強く惹かれた。この年代での佳作人選は初めてではなかったか。選外だが、同じ十四歳の小濱旧和さんの「バス停」、古賀鈴那さんの「隣の席の泉さん」、十歳の加地昂次郎さんの「カニの足音」にも優れた資質をうかがうことができた。
 佳作の中では、中村ひろ子さん、末国正志さん、高須健之さん、川野圭子さん、堺俊明さんの作品が特に興味深かった。
■関連情報=第28回伊東静雄賞(伊東静雄顕彰委員会

第28回伊東静雄賞「栞」より選評(抄)井川博年・選考委員

IMG_20180312_0001_1_1<第28回伊東静雄賞の平成29年度伊東静雄顕彰委員会発行の栞。表紙題字は書家・山口逸風氏。表紙写真は、伊藤静雄が昭和21年、大阪府南河内郡黒山村に転居。「夕映」などの作品を発表。そこに詠まれた村の十字路の地蔵の祠。>
☆選考委員・井川博年氏選評(抜粋)
「姉弟愛の深さに打たれる」
山之内勉氏の「きようだい」は、私の大好きなフェリー二やデ・シーカの描くイタリア映画の一シーンを見るようである。
 今回、私が惜しいと思ったのは、大浜弘氏の詩「小さな赤い燕」であった。沖縄を思わせる島に台風十三号が襲来。その猛烈な台風が去った朝。飛べないでいた燕を救った話。スピード感あり。表現もそれに伴っている。特に台風の描写。「近くの民家の屋上にプレハブが飛んできて逆さに戴っかっている」ところ。
助けた燕を「ポケットに入れ車を走らせる」と、車窓すれすれに燕の仲間が飛んで来る。それを見て「ポケットから彼を取り出し」手を放つ,爽やかな幕切れが心に残る。
 阿形未希さんの「川」もよかった。若いお母さんが子供に「川」を見せている。母親の愛情がにじみ出ている。文章もそれにふさわしく優しい。これからもこんないい詩を書き続けてください。
 なんどう照子さんのひらがな詩「あめ」がおもしろかった。雨が降るとお母さんが迎えに来る、というのは童謡でおなじみだが、次々に色取り取りの傘をさして、百人くらい迎えに来るというのが愉快である。こういう物語詩も楽しい。
 他に印象に残ったのは、戦争の思い出を扱った平岡敏夫氏の「八月の少年兵」。清岳こうさんの「寝姿」。川野圭子さんの「見返り観音」であったが、これら年配の詩人たちが、自らや父たちの体験を元に詩作しているのに対し、藤目乃理子さんの「祖母が娘だった頃」は、少女時代の祖母が見た復員兵の光景を描いていて、戦争の記憶の若い世代への伝承について考えさせられた詩であった。
■関連情報=第28回伊東静雄賞(伊東静雄顕彰委員会

第28回伊東静雄賞「栞」より選評(抄)以倉紘平・選考委員

IMG_20180312_0001_1_1<第28回伊東静雄賞の平成29年度伊東静雄顕彰委員会発行の栞。表紙題字は書家・山口逸風氏。表紙写真は、伊藤静雄が昭和21年、大阪府南河内郡黒山村に転居。「夕映」などの作品を発表。そこに詠まれた村の十字路の地蔵の祠。>
☆以倉紘平氏選評(抜粋)
 今回の受賞作は、山之内勉氏「きょうだい」に異論なく決定した。この作品の主題は、極めて重い。
 作者は、遠縁に当たる人から、実は隠された姉がいてこの世に生きているということを知る。
 予防接種の後遺症で障害者になり、寝たきりで口もきけない。お腹にいた作者のために施密かに施設に入れているのだという。
 それを知った作者は、「きょうだいはいますか。いません。一人っ子です。そう言って何度姉を殺してきたことだろう。」と自責するのである。
 そして、第二連で、「でも私はオトウトになりたかった。父母に黙って姉に会いに行ったのは結婚式の前日だった」同じ血の流れている、この世でたった一人の不欄な姉さん。〈山深い初夏の緑の施設。どきどきしながら初めて見た姉の顔は私にそっくりだった。なんだ姉さん。鏡越しに毎日会っていたのですね。あなたは私の中で生きていたのですね。〉
   この会話体のリズムは、私には西条八十トの名作「ぼくの帽子」を想起させる.。
  作者は冒頭で、縁者の言葉として〈予防接種の後遺症で神様になったのだよ〉と書いていたが、最終連で〈みんな、あなたを生きていた。あなたは、私たちを生きてくれていた〉と、口もきけず寝たきりの姉への、〈神〉への感謝の言葉で結ぶことによって、この詩を家族に対する深い救済の物語に高めている。この詩にはさまざまな人間の深奥の声が潜んでいる。〈オトウト〉の声はもとより、母の声も、父の声も、遠縁に当たる人の声も、物言えぬ姉の声も聞こえてくる。緊密な構成もすばらしい。周到に準備された名作と思う。
  他に、大浜弘氏「小さな赤い燕」なんどう照子氏「あめ」等どこに出しても恥ずかしくない傑作をはじめとして、井上尚美氏「鶏頭」膏木由弥子氏「海」、以下、橘一洋、高木道浩、阿形未希、高須健之、川野圭子、梅澤邦夫、新屋志保、あいざわえいち各氏の力作があったことを付記します。
■関連情報=第28回伊東静雄賞(伊東静雄顕彰委員会

矢野俊彦「食肉市場センター」12編「コールサック」誌

 われわれの生活に根付いた食品に、たんぱく源として肉料理がある。台所に欠かせない食肉。それは、食物という物として、存在する。ここに描かれた職場世界は、その生産過程において、命を持つ生き物を、食物として商品にする作業所である。
 詩誌「国鉄詩人」の編集者である矢野俊彦氏は、JR社員を2003年に定年退職し、食肉市場の契約社員となった。
 これは、その時の新しい職場での人間の胃袋を満たす食肉市場センターでの記録となっている。日ごろ食卓に出ても、意識にすることのなかった肉の生産過程を知り、人間としての立場を、肌で感じ、浮き彫りにしている。
 詩誌「コールサック」93号(2018年)に掲載の小詩集は、12編のタイトルそれぞれの意識に上った感覚が反映されている。
 「屠(と)または(ほふる)」「統計数字の肉」「獰猛な食卓」「痙攣する頤(おとがい)」」「原皮作業所で」「休息している屠場」「工程を示す無機質なパネル」「セクシイな肉塊」「或日の三百五十頭」「牛を飼う人」「腸を洗う」「繋留場で」「九月の月」。
 人は、資本主義の社会で、労働力だけを切り離して、時間のなかに売る。そのことで、失業者となることを避け、食卓に肉を商品とする牛や豚の生涯は、商品化された時に自己完結し、短い死の恐怖におびえることだけで、失業の恐怖からは解放される。(北 一郎)
≪参照:雑誌「砂」の会
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「詩人回廊」は文芸同志会員がつくる自己専用庭でできています。連絡所=〒146−0093大田区矢口3−28−8ー729号、文芸同志会・北一郎。★郵便振替口座=00190−5-14856★ 
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