2008年11月

2008年11月10日

玄米チャーハン

先日NHKのお料理番組で「玄米のチャーハン風」を紹介していた。

作り方

・玄米を洗って水加減をする
・ごま油、干しエビ、おしょうゆ、あと、何かを入れて炊く
・その間に、いりタマゴを作っておく
・ご飯が炊けたらいりタマゴを混ぜ込んで出来上がり

というのだった。
もちろんNHKさんの立派な番組だからして、量はきちんと示してあったし、炊くときにご飯に混ぜる物もほかにもっとあったように思うが、これぐらいしか記憶していない。
そう。食べる時に浅葱の小口切りをかけるのだった。

玄米チャーハンはおいしいと聞いたことがある。
我が家ではそもそもチャーハンをほとんど作らないので食べたことがなかった。この<やり方だと炒める必要がないし油もあまり使わないで済みそうだ。
試してみよう。楽チンそうだし。

材料の分量は、てきとーで。

これ以上忘れては試しようがないので、備忘録代りにご紹介しました。どなたか先に試して感想を聞かせてほしいです。
おいしかったですか?

小津安二郎の「麦秋」に、仕事から帰った息子に杉村春子が夕食は「焼き飯だけどいいかい?」と訊くところがある。
「焼き飯」。
昔はそう言ったのだろうか?
杉村演じる母親の作る「焼き飯」の味や色合いまで浮かんできそうだ。



2008年11月05日

バラクとセドリック

アメリカの大統領選挙でオバマ氏が勝利した。
友人がオバマ氏からの感謝メールを転送してくれた。
”Dear だれそれ”で始まって、
「この勝利はサポートしてくれたあなた方のお蔭です。」
というような内容だった。
差出人はバラク。
なるほど。
みんなで選んだ大統領なのね。日本とは随分違う。
この間麻生さんに、
「選挙によって追認されないうちはうんたらかんたら」
と記者会見で質問していた人がいたが、
「選んだわれわれにも責任がある。」
という常套句もあるいわばダブルスタンダードなニッポンのようにはさせてくれないのだろう。
それにしても、
「こんにちは。ハナコさん!太郎より。」
なんてメールが麻生さんから来たら笑うだろう。
あまり欲しくない。
それともあのお方のことだから漫画のお仲間にはそんなメールを送っているのかもしれない。

ところで、
「小公子」。
「民主党」
「共和党」
という言葉を初めて知ったのは
「小公子」
でだった。
なんと、リトル・ロード・フォントルロイは民主党(確か)支持者なのです。ちゃんと本にそう書いてある。彼が自らの政治的信条を披瀝しているシーンがあるのですよ。
怒るだろうな。ドリンコート伯爵は。由緒正しい伯爵家の大切な跡取りが民主党支持!
「だからアメリカ人は好かんのだ。」
と、ただでさえ痛風の痛みでご機嫌が悪いのに大カンシャクを起こしそうだ。

直接筋に関係のないように思える
「セドリックー=民主党支持」
は実は深い政治的配慮、というか、万人に受けようとしての方策だったりしてね。
出版エージェントが
「ねえ。フランシス。(バーネットの名前。エージェントはクライアントをファーストネームで呼ぶことになっている。)イギリスだ、貴族だなんてあんまり強調してアメリカで受けないといけないから、ここは一つセドリックは民主党支持ということにして、さりげなくエピソードを追加してよ。
君はイギリス生まれだからよくわからないかもしれないけど。」
なんて言ったのだろうか?

ポリティカリー・コレクトな子供向けの健全な本。

そしてこの本は世界中でベストセラーになった、のだったりして。



2008年11月03日

十一月のカッターハウス

昨日のこと。
外出するのに手袋を出そうとした。
前日も使った黒い革の手袋。
ない!
引き出しをひっくり返して探したが、ない。手袋ホルダーはちゃんとある。一昨日帰宅して、手袋と手袋ホルダーをしまった記憶は確かにある。然るに手袋だけがない。使ったバッグの中や洗濯物を入れる籠も見たがもちろんない。だってホルダーと一緒に仕舞ったのですからね。
仕方がないので手袋なしで出かけた。赤や茶色や黄色の手袋では着ている服に会わないので仕方がない。

夜になって、またまた夫が出動してきた。この間時計を発掘したので油が乗っているらしいのだ。いろんなところを楽しそうにひっくり返していたが、見つからなかった。今度ばかりは不首尾に終った。

今朝になって、ふと天啓を受け、そのまた前の日に着たコートのポケットに手を突っ込んでみたら、黒い革の手袋さんがいた。
ようく考えてみたところ、前日は茶色の手袋をはめていたらしい。それをホルダーと一緒に仕舞ったようだ。

やれやれ。
買わずに済みました。

夫には黙っていようと思う。



カット2
十一月のカッターハウスは
「カット特集」です。
リゾート気分でねっころがったまま受ける足裏カット。
会員様限定です。

2008年11月02日

菊坂

十一月になった。
樋口一葉の亡くなった月だ。

高い誇りと厳しい現実の間で苦悩し、類稀な才能を充分に開花させる前に二十四歳で亡くなった。

「雪の日」という短編がある。
日記と併せ読むと、一葉の意中の人とも言われた半井桃水との間には何があったのだろうかと想像を逞しくしてしまう。日記だからといって事実、真実のみを書いているわけではない。ただ、一葉の心の弾みがそこには明らかに伺える。
晩年の一葉は「待合の女将のようだった」という人もある。
人間はなぞだらけだ。

死ぬには若すぎたと思える一葉だが、完結してしまったその一生と、残された数編の傑作は、わたくし達に確かに生きていた人間の手応えを伝えてくれる。

菊坂

文京区菊坂


伊勢屋
一葉の通った質屋の倉はまだ残っている。