2009年11月

2009年11月26日

ハンサムな話し手

昨日の「クローズアップ現代」のテーマは
「言語力」だった。

情報を自分の中で整理してそれを言語化し、他人に伝達する能力が低下しているということだった。

対策も色々となされているようだが、ある学校では低学年から
・自分の意見を口にする
・そう考える理由を述べる
という訓練をし、次第に文章の形で表現できるようにすることを目的とした授業を行なっていた。

効果はあるそうです。
そうだろうと思う。


昔フランス語を習っていて驚いたことがある。

作文の課題のとき、先生は
・まず意見を一つ述べる
・それに対する意見を述べる
・その上で、この二つの意見を総合して結論とする

と言う書き方をしなさい、と仰った。
「フランスでは小学校からこういう流れの文を書くように訓練されますよ。ウィ。」
と、グランゼコール出身のマドモアゼルは言ったのだった。

これって
「弁証法」
ですよね?

小学校から弁証法的論法を学ぶのですね!

どおりで口では決してかなわないと思いました。
語学力の問題は別にして。
日本語で
「口数が多い」
は、褒め言葉とはいえない。
フランス語の
beau parleurは辞書には
「雄弁家」
「大言壮語をする人」
などと出ているのだが、ネガティブな意味ばかりとは思えない。
ロメールの
「満月の夜」の、オクターブ。ファブリス・ルキーニの印象があれで決定的となった。
「冬物語」の、ロイック
飛躍するが、マンの「魔の山」の、セテムブリーニ
などが私見ではこれに当てはまる。

論理を構築し、それを語ることを楽しんでいる人を指すのではないだろうか?
日本でそういう人を見つけることはできるだろうか、といま考えている。

ヨーロッパの言語はそれに適しているということもある。
番組ゲストの鳥飼玖美子さんも仰っていたが、日本語でそれをすると
「なんてリクツっぽい人」
と言わるであろうことは想像に難くない。

ということは必然的に
「日本語独自の論理」
についての考察が求められることになる。
いまわたくしたちが「論理的」と称していることってみんな輸入の概念である。


昔の日本人だってディベートはしていたのでしょ?

「さやうに人をものたまはば
われも恨みはありあけの」
とかってね。

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selber at 13:48|PermalinkComments(0)TrackBack(0)

2009年11月25日

スリッパ考・弐

「クロイワスリッパ」がないとすればどうすれば良いのか?

それにしても「フットクロス付きコンフォーターケース」といい、どうしてわたくしの欲しいものは見つかりにくいのだろう?
特別な物ではなく、ただ、実用に即した物を探しているだけなのに。


・一旦履くと、リラックスしてしまいそうなスリッパはだめ
・ばたんばたん、も、だめ
・モコモコもダメ
・フットワークについて来る
・裏はフェルトではなく防水性がある素材
・耐久性がある
・特に洗えなくても可
・シャープで、ある程度の緊張感のある形が望ましい

たったこれだけの条件なのに、見つからない。

ローラ・アシュレイ、私の部屋、無印良品、キャトル・セゾン、モモ・ナチュラル、アフタヌーン・ティ。
その他思いつく限りのお店を遍歴する。
ABCマート、ビルケンシュトックまで。
フェイラーのスリッパは、フェイラーでなければ買ったかもしれない。



ありませんんね。

モコモコスリッパ、ふかふかスリッパなら売るほどあるが。
皆様おうちではくつろいでばかりなのですか?

日が暮れる。
おなかが空く。

帰ろうかと思ったその時、
あ、ここのお店のレジの前にそれと思しきスリッパがあった!!
と、奇跡のように思い出した。

しかもそのお店の前まで来た瞬間でした。

入る。
レジの前に行列しているスリッパ達。

スリッパ4


そして買ったのがこれです。



デザインも履き心地もクロイワスリッパには及ばないが当分はこれで良しとします。
如何でしょう?

2009年11月21日

スリッパ考・壱

外で働いている人にとって、家庭で履くスリッパは
「室内履き」
であろう。
くつろぎの象徴であるフランス語の「パントッフル」に近く、ゆったりぽってりしていれば結構。
あなたのおみ足を優しく包み込んで昼間のストレスを忘れさせてくれる。
そういう品を探すのは大して難しくはない。

猫脚、ロココ調の家具で統一したお宅でこんなモコモコスリッパを履いていても、日本ならではのまずはご愛嬌で済むだろう。
変だとは思うが。

しかし、主婦にとってのスリッパとは
「作業靴」
である。
洗濯籠を抱えて階段を駆け上り、お台所では立ちっぱなしでご飯を作リ、洗い物をする。
お客様のおもてなしをする時も、おシャレなエプロンにマッチするシャープさが欲しい。

御茶ノ水の「クロイワスリッパ」では希望通りのスリッパが見つかる。
サイズとデザインが豊富なのも嬉しいが、なによりもここのスリッパは足にぴったりと吸い付いてくる。スリッパといえば「ぱったん、ぱったん」と思っている皆様はきっとそのフィット感に驚くことだろう。なにしろ踵からスリッパが離れるということがないのである。

そして見た目のすっきりしていること。スリッパ3
スリッパにはうるさいわたくしだが、季節の変わり目には「クロイワスリッパ」で自分や夫、そして、プレゼント用にと買い調えるのが習慣となっていた。







スリッパ1




そろそろ今年も冬用を買いに行こうと思っていたその矢先に




スリッパ2



「クロイワスリッパ廃業」のニュースがもたらされ、絶望に打ちひしがれるわたくしであった。



               ー続くー







2009年11月20日

北窓塞ぐ

ヤツが帰って来た。
デカイ身体で。

出張帰りで疲れているはずなのに夫は嬉々として設置する。
知らん顔もできないので少しだけお手伝いしました。
コードを差し込むために斜めに保たないといけないので支えてみたり。
以外に軽いのですね、これが。
コワモテにも似合わない。

説明書も読まないで作業をしているので不思議に思ったが
「カン」
でやているそうな。

ほほう。

段々と夫の機嫌が悪くなる。
作業は思うように行かないらしい。

兵法の基本に従って、わたくしはお風呂に逃げる。

出てきたら、作業は終了していた。
せっかくノーブルな装いを見せていたお部屋が、またもとの日常小市民通俗世間常識的な部屋に戻っていた。
まほーつかいが杖を一振りしたみたいだ。

嬉しいことが一つ。
ヤツがくるまっていた膨大なキャップシール。

アルミサッシを通過してくる冷気に苦しみ結露に悩んでいる寝室の北側の窓をこれで塞ぎました!
ふんだんにあるので思う存分使えましたよ。
ガムテープで貼り付け、カーテンで隠せば出来上がりです。

アルミって熱伝導率が大変に高いのですよね。
これを窓枠に使うなんて愚の骨頂です。
何がペアガラスですか!!

専門家の言うことは心して聞くのがよいというが、そうかもしれない。



2009年11月16日

ご報告まで


エコポイントを使って申請していた図書カードが届きました!
お買い物券に遅れること五日ほどでしたが、思ったよりも早かったです。

申請に要した労力と時間を勘案すればわたくしがみんな頂いても異議申し立てはないはずだと考える。
夫は何もしなかったのですからね!

でも、そこは人間のできているわたくし。
日ごろ世話にもなっているので、まあ、半分上げましょう。

五千円を二枚、と申請したのもそこを考えたからですしね。

でも、図書カードが二枚だからと言って、二つに分けて宅配便で送付するのは費用の無駄ではないのでしょうか?

本当によくわからないエコポイントでしたが、これでやっとおしまい、と思ったら、
「また申請してね。」
と、得意げな夫。
またもや何かを買ったみたいです。
今回はわたくしだけで頂いていいのですね?





2009年11月14日


そのお家は引っ越して来たばかりだった。
母に言付かったものを渡したら、おばさんが
「ちょっと待っててね。」
と言って奥に入っていった。
待っていたらそこのおうちのご主人が出てきた。
初めて会う人である。

おじさんはわたくしに
「何年生?」
と尋ねた。
「三年生です。」
「三年生か・・・」
と言いながらおじさんはそのまま引っ込んでしまった。

帰ってから母に
「おじさんに会ったよ。」
と、報告した。
「『何年生?』って訊かれたので『三年生です。』って言って薄笑いをした!」


何故か母は笑い転げた。

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これは微笑んでいるんです。

2009年11月11日

よ や

父の仕事場で
「よしこさん」
という若い女性が働いていた。
お茶汲み兼雑用係りといったところだったようだが、父は、性格も穏やかで着実に仕事をこなす有能な女性だと考えている様子だったと今にして思い出す。

髪の長い可愛い人だった。
我が家でお茶を飲んでいた記憶もある。

ある時父はストーブを間にして「よしこさん」と雑談していた。
わたくしは父の膝の上に乗っていたが、彼女に
「よしこさん」
と、話しかけた。
すると父は
「よしこさんじゃ、ないだろう。」
と、半分笑いを含んだ声で言った。

わたくしは困惑した。

「この人は『よしこさん』といったはずだが。」

「『よしこさん』ではなかったのだろうか?」

「みんな『よしこさん』と呼んでいると思っていたが。」


父も母も他の家族もみんな
「よしこさん」
と、呼びかけていたのに、この人は本当は
「よしこさん」
ではなかったのだろうか?

ひょっとしたら今まで自分は聞き違えていて、この人は別の名前だったのだろうか?????

そして父の膝の上でじっと考えを巡らせ続けたわたくしはやっと一つの結論に到達した。

この人は
「よしこさん」ではなくて、おそらく
「やすこさん」
だったのだ・・・・・

わたくしが彼女に呼びかけたのはその時一回限りに終ってしまった。

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姉さんか・・・







だって



兄さんか・・・・







2009年11月09日

エコポイント登録・交換の方法を教えます・続き

一通の葉書が届いた。

「この葉書に署名して、本人確認の書類を店頭に持参しなさい。」
と、ある。
近所のスーパーマーケットのお買い物券と交換するために、ですね。

ほほう。

本人がいけない場合は住所を同じくする代理人が持参するのだそうですよ。
記入はあくまでも本人。

やれやれ。

夫の名前で申請しているのだが、かまわない。

今日拝領して参りました。

ぴょんきちさんのお買い物に使いました。

                              オシマイ



ごめんください



"ごめんくださいまし"





はい1



"はぁい・・・・"





ごめんください2


"ごめんくださいまし...."






オオカミ






"聞こえてます"








ごめんください3






"エコポイントを下さい"


はい2



"お昼休みです"





図書カードはまだ届いていない。
戦いは続く。

2009年11月05日

再び お

金比羅船ふね
追手に帆かけて
シュラシュシュシュ

という歌がある。
あとは、曖昧。

回れば四国でなんとかかんとか

これを歌っていたら突然父が笑い出したので、幼いわたくしは何事かとムッとした。

「追手に帆かけて、だよ。」
と、父はなおも笑いながら言った。
わたくしには違いがわからない。

長じてから考えるに、わたくしは
「お池に浮かべて
 シュラシュシュシュ」
と歌っていたようだ。

「金比羅船船」は童謡だったのか?

しかし、父が笑ったのはそれだけではなかったようにも思う。

小学校にも入っていない子供が、しかも、やせっぽちで生意気なチビが鼻歌で
「金比羅船船」
を大真面目で口ずさんでいるなんて、相当笑える光景だったのではないか?

「追手」
の意味は未だによくわからない。



ナイル殺人事件


今、我が家には、あるものがない。
なんでしょう?

ヒント
1.エサは「時間」
 しかも大食漢。  
2.習慣性がある。
3.結構自我が強いので、一人がそれに関わっていると他の人間はやむを得ずそれに付き合うか
  嫌ならば部屋を出て行くしかない。
4.人の注意を引くことに長けている。
5.美しくないのにデカイ。
6.静電気を起こす。
7.うるさい。
8.かかずらわる時間が増えれば増えるほど、人はワンパターン化した思考体系に陥りがち。

さて?

わたくしは、このままでも良いと思うのですが。

電話して
「返してくれなくてもいいですよ。」
と、言ってしまおうか・・・




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あれがないなら、寝るしかないでしょ。